副校長先生が栽培してくれたルッコラを丸ごと用いて
嗅覚の新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、2024年10月28日(月)、香りから言葉を紡ぎ、自分だけの物語を創作する感性教育プログラム「香りの授業」を、私立札幌静修高校の普通科パティシエコースの生徒14名を対象に開催しました。
2023年度新設のパティシエコース第1期生、調理にまつわる素材「ハーブ」の香りを用いて
香りの授業は、既存の学校教育ではリーチできなかった嗅覚領域の可能性を拓く機会や、地域の香りを通じて故郷への愛着を深める学びとして、2021年より全国の教育機関と連携しながら開催を重ねてきました。
今回は、静修高校普通科に新設されたパティシエコースの第1期生を対象に授業を実施。香りの素材には、調理にまつわるハーブ(ルッコラ・バジル・パクチー)を採用しました。生徒たちは、ハーブの香りの主張の強さに驚き、特有の香りの違いを楽しみながら、浮かんだ情景や色、印象などを自由に言葉で表現していました。「香りから物語を創る体験は新鮮だった」「いかに日頃から視覚に囚われているかを実感した」など、新たな発見もたくさんあったようです。
■「香りの授業」の開催実績 ~ 地域に紐づく香りを用いて ~
https://scentmatic.co.jp/kaorium/school
香りと言葉で脳を活性化!東大共同研究の知見に基づく独自の教育プログラム
セントマティックは2020年より、嗅覚研究のトップランナーである東京大学 大学院農学生命科学研究科 東原和成研究室と共同研究を行ってきました。現在、香りと言葉を同時にインプットする体験が、人間の脳のさまざまな領域を活性化させることが解明されつつあります。香りの授業は本研究から得られた知見を活かした独自の教育プログラムです。
■東京大学大学院 東原教授とセントマティック取締役 渡辺の対談
https://scentmatic.co.jp/news/20240209
■「香りの授業」プログラムの流れ
1.目を閉じて、香りだけに集中してみる
2.浮かんだ景色やイメージを自由に書き出してみる
3.メモの中から好きな言葉を選んで物語をつくる
4.完成したオリジナルの物語を互いに発表し合う
■「香りの授業」に参加した生徒の感想(札幌静修高校 普通科パティシエコース3年生)
葉っぱや茎、根っこなど、部位によって香りの強さが変わったり、同じバジルの香りを嗅いでも人によって感じ方が違ったり、今日は多くの発見がありました。バジルの香りをこんなにも深く味わったのは初めてでしたが、すごくリラックスできる香りで、公園に佇んでピザを食べているような、のどかなイメージが思い浮かびました。
■札幌静修高校 普通科パティシエコース担当教諭 上原さゆり先生
製菓衛生師国家試験を終えたばかりの生徒たちにとって、久々の楽しい学習時間になったと思います。パクチーの香りに対する彼らの率直な反応を、否定することなく見事な創造性へと導いていく皆さんのファシリテーションには感嘆しました。生徒たちにとって、生涯忘れられない思い出の香りになったのではないでしょうか。
普通科パティシエコース第1期生と上原先生(中央)
【SCENTMATIC株式会社】
セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型ビジネスデザイン集団として2019年に設立しました。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。
代表者:代表取締役 栗栖 俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
URL:https://scentmatic.co.jp