マッスルスーツ体験で見えた「農業の働き方改革」 東北農林専門職大学附属農林大学校で特別講義を実施

更新日: 2025年04月30日 /提供:イノフィス

~農業・林業での現場活用を見据えた装着体験に、学生たちが高い関心を寄せる~

 アシストスーツを製造・販売する、東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィス(東京都八王子市、代表取締役社長:乙川 直隆)は、山形県にある東北農林専門職大学附属農林大学校にてアシストスーツ「マッスルスーツ」シリーズの特別講義を2月4日に実施しました。本講義は、学生の視野を広げ、将来の進路や就農後の働き方を考える特別講義として実施されたもので、同校の稲作・果樹・野菜・畜産・林業などの学科から計61名の学生が参加しました。講義では、マッスルスーツの開発背景や活用事例を紹介したほか、全員が装着デモ体験を行い、作業負担軽減の実感を体験いただきました。

 今後もイノフィスは、現場で役立つ製品の提供とともに、次世代を担う若者たちへの教育支援を通じて、持続可能な農業・林業の未来を支えてまいります。

講義風景

講義風景

 同大学へはこれまでにマッスルスーツ「Every」および「GS-BACK」を寄贈しており、授業や実習の中で使用されています。今回の講義を経て、新たに「Soft-Power」「EASY-LIFT」の2モデルを追加購入いただき、より多様な農作業・林業シーンでの実践利用が見込まれています。中には、卒業研究テーマとしてすいか栽培におけるアシストスーツの活用を検討する学生も現れており、実践教育の一環としての有効性も高まりつつあります。
■6割の学生が「現場で使いたい」と回答 マッスルスーツ体験で高まる実用性への期待
 装着体験後に実施したアンケート(回答数59名)では、回答者の約6割にあたる35名が「現場で使ってみたい」「役に立つと思う」と回答いたしました。
<学生からの声を一部抜粋>
「重い荷物の持ち上げや中腰姿勢での作業の負担が軽減された。腰痛予防に役立ちそう」(稲作経営学科)
「農業だけでなく、介護や福祉の現場でも活用できそう」(野菜経営学科)
「マッスルスーツのおかげで、長時間作業しても疲れにくくなると思う。」(果樹経営学科)
「最初は装着に戸惑ったが、慣れると動きやすかった。もっと軽い素材になれば、さらに使いやすくなると思う」(花き経営学科)
「重量物を扱う作業が多い畜産農家でも、マッスルスーツは役立つと感じた。特に、牛の世話や飼料の運搬などで効果を発揮すると思う」(畜産経営学科)
「農業の作業負担の軽減や、高齢者が自立する手助けになる役割もあると思った」(花き経営学科)
■教職員からも高評価、今後の実習活用にも期待 ~教職員の方からのコメント~
 東北農林専門職大学附属農林大学校では、企業の方などを講師に招き、最新の「スマート技術」について学ぶ授業を行っています。今回は、株式会社イノフィスさんにご協力いただき、マッスルスーツの活用事例を紹介してもらい、実際に装着体験も行いました。
 事例紹介では、マッスルスーツが農業だけでなく、林業の現場でも活用されていることを知りました。林業では、斜面を歩く際や長時間前傾姿勢となる作業では腰に大きな負担がかかるため、アシストスーツの導入は非常に有益だと感じました。特に、若い人や高齢の方が無理なく作業できるようになる点も大きなメリットであると感じました。
 学生たちにとってこうした最新技術に実際に触れる機会はとても貴重で、将来の農業や林業の現場での活用を考える良いきっかけにもなります。今後は講義だけでなく実習でも活用するなど、より実践的な使用も検討していきたいです。

▼講義当日の様子は東北農林専門職大学附属農林大学校 公式YouTubeでも公開中です。
https://www.youtube.com/watch?v=qEP2a4zUqhE
■実際の現場でも導入が進むマッスルスーツ
今回の講義で紹介した「マッスルスーツ」は、すでに全国各地の農業・林業現場で導入が進んでおり、農作業の省力化や従事者の身体負担軽減に貢献しています。
<農業での導入事例>
ニラ、アスパラガスの名産地、山形県最上町アシストスーツ40台導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000041785.html
<林業での導入事例>
京都府内の林業事業体へアシストスーツ17台導入・当社初、林業系イベント出展決定(東京・愛知)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000041785.html
■株式会社イノフィスとは
 マッスルスーツを代表とした機器を開発・販売する東京理科大学発スタートアップ企業。イノフィスは「生きている限り自立した生活を実現する」をミッションとし、少子超高齢社会における課題先進国の日本から世界へ向けて、より多くの方が生涯にわたって活躍し続けられるよう、今後も人によりそった製品の開発、提供に努めてまいります。

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