新商品「だいだい畑のあんドーナツ」
和菓子製造販売の株式会社石舟庵(本社:静岡県伊東市 代表取締役社長:高木康行)は10月26日(土)、熱海特産のダイダイを使った新商品「だいだい畑のあんドーナツ」の販売を始めます。
これまで販売してきた「だいだいしぐれ」「だいだい葛アイス」に次ぐ、熱海ダイダイを用いた第3弾の商品として、熱海エリアの石舟庵店舗で限定販売いたします。
■石舟庵の熱海ダイダイへの取り組み
石舟庵は、伝統を大切にしながらも、常に新しい挑戦に取り組んできました。
これまでも、ニューサマーオレンジやダイダイなど伊豆の柑橘、西伊豆産の桜葉、下田で採取したハチミツなど地元の自然が育んだ素材を生かした和菓子づくりを続けています。
ダイダイは、江戸時代に熱海の網代港に紀州の船乗りが持ち込み、そこから熱海・多賀地区を中心に伊豆で栽培が始まったとされます。200年の歴史がある柑橘が、伊豆のダイダイです。
熱海・多賀で栽培されているダイダイ
橙色に色付いたダイダイの果実
当社では、ダイダイ特有の爽やかな香りに着目し、菓子の素材として10年以上研究開発を進めてきましたが、熱加工すると渋みやえぐみが強く出てしまい、開発は頓挫していました。
その中で、2021年秋に熱海でダイダイを栽培する農家・岡野谷伸一郎さんとの出会いをきっかけに、再び商品作りへの挑戦がスタートしました。
農家・岡野谷さんとの交流
「熱海だいだい和菓子プロジェクト」を発足
2022年6月、当社としては初めてのダイダイを使った商品として、「だいだいしぐれ」を販売開始。来宮神社でも販売される熱海の人気和菓子の一つとなっています。
2023年7月には、当社社内に「熱海だいだい和菓子プロジェクト」を発足し、さらに魅力的なダイダイの和菓子を開発する活動をスタートしました。
今年8月には、ダイダイを用いた商品第2弾として、「だいだい葛アイス」を発売。夏のヒット商品となりました。
熱海・上多賀にある岡野谷さんのダイダイ畑では、10月21日に今季初収穫が行われました。ダイダイシーズンの幕開けに合わせて、「だいだい畑のあんドーナツ」の販売を始めます。
10月21日の初収穫に参加した代表・高木
これから橙色に色付くダイダイの果実
■「だいだい畑のあんドーナツ」について
1. ダイダイの価値を高める研究開発
「美味しさの追求」…スイートオレンジに負けないかんきつにすべく、試行錯誤の末に独自に開発した加工技術により、苦みやえぐみを抑え、ダイダイ本来の香りと美味しさを発見できる菓子素材に仕上げました。
「香りを高める研究開発」…ダイダイ本来の香りを引き出す加工法を酒造など他分野にまで広げて研究しました。さらに、好相性の和素材を見つけ、マリアージュをさらに追求しました。「揚げる」という高温調理の過程でダイダイの香りを失わない方法も、1年半かけて研究開発を行いました。
自社工場でのダイダイ加工の様子
2.商品の特徴
当社では昨年6月に「あんドーナツ」の販売を始め、大変好評をいただいてまいりました。今回、あんドーナツのあんがダイダイ風味になることで、すっきりとした爽やかさが特徴の新しい菓子が生まれました。熱海のダイダイ畑の風を感じる菓子に仕上がっています。
■商品概要
商品名:「熱海・だいだい畑のあんドーナツ」
本体価格:186円(税込)
消費期限:2日(常温)
販売店舗:「石舟庵 熱海店」静岡県熱海市咲見町9-2
「石舟庵 ラスカ熱海店」静岡県熱海市田原本町1-11
販売開始:10月26日(土)~
新商品「だいだい畑のあんドーナツ」
■石舟庵について
1948(昭和23)年に伊東で飴の行商を始め、昭和30年頃に店を構えて羊羹などの製造を開始。1984(昭和59)年12月、和菓子専門店「石舟庵」を創業し、伊豆の大自然がもたらす豊かな恵と固有の文化を大切にしながら、四季の移ろいを感じさせる菓子づくりを続けています。
創業から続く「石舟庵まんじゅう」、伊豆特産ニューサマーオレンジを使った「みかんの花咲く丘ベイクドチーズ」を代表銘菓として、伊豆・熱海・平塚に9店舗を展開しています。
■リリース会社概要
会社名:株式会社石舟庵
代表者:代表取締役社長 高木康行
住所:静岡県伊東市荻549-6
ホームページ:https://www.sekishuan.co.jp
オンラインショップ:https://shop.sekishuan.co.jp/