植林・育林専門ベンチャーのGREEN FORESTERSが、村松竜氏の寄付による資金提供を受け、人材採用・地域展開を加速

掲載日: 2021年10月05日 /提供:GREEN FORESTERS

この度GF社は、GMOグループの経営者・投資担当である村松?氏より寄付による資金提供を受領しました。GF社は、地方でのサステナブルな生活とキャリアを実現する”柔軟で効率的な働き方”を最重要テーマに置いた働き方「GREEN WORK」を提案し、人工林伐採後の植林・育林の人手不足の社会問題の解決を目指し事業を展開しています。植林・育林会社としてはまだ例の無い”全国展開を目指すベンチャー”として、村松氏からの支援を活用して、特に栃木、福島、群馬エリアで多拠点展開をしていく拠点開発人材の採用を進め、地域展開を加速していきます。


■株式会社GREEN FORESTERS(以下、GF社)とは
GF社は、「青葉組」というブランドで地方での豊かな生活の実現と、林業業界の人材不足の解消をはかるべく、”森づくり”による新しい働き方を提案しているベンチャー企業です。近年、国産材に対する需要の高まりに相まって、伐採後に植林されない森が増加しています。GF社は、現場作業者本位の柔軟な働き方を前提とした植林・育林事業を展開しています。
WEBサイト https://www.greenforesters.jp/


■GF社が解決する社会問題 ”人工林伐採後の植林・育林の人手不足”
林野庁は林業・木材産業を将来にわたって続けられるよう「グリーン成長」を目指す方針を掲げ、2030年の木材供給量を2019年年比4割増の4,200万m3とする数値目標を設定し、国産材の利用拡大と再植林によるCO2吸収量の確保などを目指しています(※1)。一方で、日本では年間で東京ドーム約15,000個分の森林(約7万ha)が伐採(皆伐)されていますが、そのうち再植林面積の割合は地域によっては3割に留まっています。その原因として人手不足が指摘されており、全国的に人材確保が急務です。伐採後の再植林がなされなければ、CO2吸収量確保のみならず、豪雨の増加等により山地災害が頻発するといった、多面的機能の発揮に支障を及ぼしかねない状況です(※1)。

他方、コロナ禍により働き方に関する価値観が大きく変わり、特に20~30代の若者において地方移住やUターン就業への関心が高まっています(※2)。植林や育林の人手不足と、地方で働くニーズの高まりを踏まえて、GF社は植林・育林専門ベンチャーとして、地域における新しい働き方を提案しています。2020年7月に創業、2021年4月から栃木を主な拠点として植林・育林事業を立ち上げており、北関東・東北エリアを中心に全国展開を目指しています。我々は、今まで3Kのイメージで敬遠されがちだった植林・育林という仕事を、”森づくり”という高付加価値な働き方に転換するために、新しい働き方の追求や技術開発等を行っています。
(※1)森林林業基本計画(案) 2021年4月26日
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000218417
(※2)パーソルキャリア株式会社 2021年4月19日
https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/research/2021/20210419_01/

■村松竜氏による超長期事業応援企画"100年構想"とは
村松氏は、GMOペイメントゲートウェイ株式会社副社長、GMO VenturePartners株式会社ジェネラルパートナーという、GMOグループの経営者・投資担当の立場をもちながら、近年は個人としての寄付、プロボノ、ボランティア活動も開始しています。

その個人活動のコンセプトを"100年構想"と総称。満期のある投資組合、事業会社の通常の経営サイクルや、ときには政府系の30年の政策融資でも間尺があわない超長期の非営利活動やプロジェクトに対して、寄付、助成金、プロボノなどの複数の手段を組み合わせて行う応援活動です。教育・気候変動・自然資源・貧困問題・都市問題など10の大項目を設定し、野心的なプロジェクトを応援していく計画です。

■GF社が”100年構想”における応援プロジェクトに決定し、村松氏は寄付により資金提供
この度GF社は、村松氏の100年構想応援プロジェクトにおける森林分野の応援プロジェクトに決定しました。今後GF社は、村松氏からのプロボノ・アドバイス等の様々な”応援”を受けながら、事業拡大を推進していくこととなります。
その応援の第一弾として、村松氏は寄付による資金提供を実施しました。GF社は植林・育林事業の拠点を全国に展開する計画を有しており、本資金を活用して、特に栃木、福島、群馬エリアで多拠点展開をしていく拠点開発人材の採用を進め、地域展開を加速していきます。

■村松氏からの応援コメント
環境問題については昔から個人的に興味があり、100年構想において森林資源はとても重要なテーマでした。森林関連で応援するプロジェクトを探していたところ、中井さんと知り合う機会があり、そこで木を植えて育てる”森づくり”という仕事があるということを知りました。仕事柄、多様な業種を見てきましたが、特に長期スパンで社会的に重要なスペースに事業領域を設定しており、かつ営利企業として戦略的に事業を練っている経営陣がいることで、この会社は大きくなるなと直感しました。長くやればやるほど価値が出る事業だと思うので、是非とも長く頑張って、インパクトを出して欲しいです。
村松氏へのインタビュー記事 https://note.com/greenforesters/n/ndea5a1b7c23d

■代表中井のコメント
日本でも有数の投資実績をお持ちで今もVCを運営されている村松氏より今般の支援を頂くに至ったこと、率直にとてもありがたく、改めて深く御礼を申し上げます。今後、頂いた資金を元に採用を拡大し、展開を計画している地域へ拠点を展開していきます。「森林資源を持続的に循環させる」というビジョンに共感頂けるフロンティア精神溢れる方のご応募をお待ちしております。
https://note.com/greenforesters/n/na939d2ec0e6f

■<参考>GF社が提案する新しい働き方”GREEN WORK”
青葉組は、地方でのサステナブルな生活とキャリアを実現する”柔軟で効率的な働き方”を最重要テーマとして位置づけ、人材の雇用、定着、生産性向上を図っています。朝早く現場に集まり、昼まで働いて帰る。3日働いて、1日休む。自然の中で自分を磨く。成果に応じた報酬を受け取り、自律した働き方ができる。WHITEでもBLACKでもBLUEでもない、”GREEN”なワークスタイルをめざし、各種人事制度を設計しています。
詳細は求人情報にて https://greenforesters.jp/recruit/

並行して、植林・育林会社としてはまだ例の無い”全国展開を目指すベンチャー”として、デジタルツールの積極活用、R&D成果の共有、季節による人材移動など、バックオフィスや現場の業務を可能な限り効率的することにより、山主の費用負担を減らしながら、従業員へ支払う給与を引き上げることを可能にしています。

<会社概要>
所在地:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID 5F
代表取締役:中井照大郎、取締役:中川雅也・中間康介
事業内容:「青葉組」ブランドによる植林などの造林事業
設立:2020年7月
資本金:1,100万円(資本準備金含む)
企業URL:https://www.greenforesters.jp/


<代表者 中井 照大郎 プロフィール>
1987年東京生まれ。大学卒業後、大手総合商社エネルギー事業部にてインドネシアのLNG(液化天然ガス)プロジェクトへの投資業務に従事。その後、再生可能エネルギーのベンチャー企業である自然電力のファイナンス部門を経て、2017年4月西粟倉村へ移住。林業界へ。2017年10月、森林管理専門会社「百森」を創業。代表取締役共同代表に就任。百森では、700人超の所有者から森林を受託し、森林DX化の先進事例を生む。2020年7月、植林などの森づくりの課題解決を目指す「GREEN FORESTERS」を設立し、代表取締役社長に就任。「青葉組」ブランドを立ち上げ、全国で持続的な森林循環の構築を目指している。





<村松竜氏 プロフィール>
早稲田大学卒業後ジャフコに入社。投資したGMOインターネット上場後、1999年カード決済処理サービスのペイメント・ワン創業、カードコマースサービスと経営統合しGMOペイメントゲートウェイに社名変更、2005年マザーズ上場(現東証一部、日経300)。同年にGMOベンチャーバートナーズ設立、ジェネラルパートナーに就任。2012年よりシンガポールに移住。通算100社以上出資・創業関与し、24社が上場、海外6社含め16社が時価総額1,000億円以上になる。

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