Suicaを使ったスマートホテルで地方創生・沿線活性化に貢献します~2023年1月「ホテルB4T」1号店を常磐線いわき駅に開業~

掲載日: 2022年09月07日 /提供:東日本旅客鉄道





1.「ホテルB4T」開業の目的
(1)地方創生・沿線活性化に向けて
「ホテルB4T」は、増加するデジタルネイティブ層のニーズに応えつつ、人手不足の課題を抱える地方において省人化運営を実現することで、多様な地域での滞在拠点を提供し、旅の裾野を広げます。


(2)常磐線いわき駅に1号店を開業
1号店は、東日本大震災からの復興の第2ステージに向かう常磐線ネットワークの中核駅であるいわき駅に開業します。「ホテルB4Tいわき」は、駅周辺エリアのまちづくりの起点として、沿線活性化に貢献します。


2.「ホテルB4T」のコンセプトとサービス
(1)「ホテルB4T」のポジショニングとコンセプト
「ホテルB4T」は、スタッフによるおもてなしを重視するメトロポリタンホテルズ・JR東日本ホテルメッツとはサービスの手法を変えて、手軽でスピーディーなデジタルコミュニケーションを求めるお客さまに対し、抑揚ある滞在体験を手ごろな価格で提供します。


(2)実現する顧客体験
予約からチェックイン、チェックアウトまでの手続きが、お手持ちのSuicaとスマートフォンで完結します。滞在中のお困り事は、スマートフォンよりオンラインチャット、ビデオ通話にてスタッフがサポートします。


(3)新たなテクノロジー
1.日本初Suicaスマートロック
JR東日本メカトロニクス株式会社と、株式会社アートが共同で運営する「Suicaスマートロック」は、お手持ちのSuicaが入退室の鍵として利用できるサービスです。JR東日本グループなどのオフィスや商業施設などで導入実績がありますが、ホテルの客室キーとしてご利用いただけるのは、日本初となります。


2.新たなホテル管理システムの拡張性
株式会社SQUEEZEによるホテル管理システム「suitebook」を採用することで、さまざまな外部サービスとのオンライン上の迅速な連携が可能です。JR東日本が推進するJRE POINTや、個室ブース型シェアオフィス「STATION BOOTH」などと連携します。今後もさまざまなコンテンツとの連携により、お客さまの多様なニーズに対応していきます。

※「Suicaスマートロック」は、JR東日本・JR東日本メカトロニクス株式会社・株式会社アートの3社が共同で特許出願中です。
※「Suica」・「モバイル Suica」は、JR東日本の登録商標です。

3.「ホテルB4T」の今後の拡大
(1)今後の出店戦略
・運営主体:JR東日本グループ直営方式のみならず、地方の地元企業をはじめとしたグループ外企業とのフランチャイズ方式での出店も目指します。
・出店立地:効率的な運営形態により、少ない客室数(30室程度以上)でも出店が検討できるため、首都圏の中間駅や地方都市、狭小な立地などにも出店エリアを広げます。
・入居物件:新規開発だけでなく、既存ホテルのリブランドや、他用途建物からのリニューアルなど、入居物件の選定も柔軟に行います。


(2)今後の具体的な開業件名
さまざま施設規模や立地条件に対応するホテル運営のプロトタイプとして、「ホテルB4T赤羽」および「ホテルB4T田端」を2023年春に開業します。


【参考】
■株式会社アートについて

企業名:株式会社アート
代表者:代表取締役社長 関本祥文
本社所在地:東京都品川区東五反田 1-25-11 五反田一丁目イーストビル
事業内容:各種建築物の出入管理システムおよび統合管理システムの開発、左記システムに付随する各種装置の設計および製造販売

■株式会社SQUEEZEについて

企業名:株式会社SQUEEZE
代表者:代表取締役CEO 舘林真一
本社所在地:東京都港区北青山3丁目3番7号 第一青山ビル3階
事業内容:遊休不動産・宿泊施設に対するソリューション提供、開業・運営コンサルティング、宿泊事業者向けのクラウド型宿泊管理システム「suitebook」の開発・販売、スマートホテルの企画・運営および遠隔接客サービスなどの提供

■Suicaスマートロックについて
多くのお客さまにご利用いただいている「Suica」や「モバイルSuica」などを鍵としたスマートロックサービスで、オフィスビル、マンション、商業施設などのドア、エレベータなどの施錠・解錠ができるシステムです。お手持ちのSuicaをWeb登録し、Suicaをタッチすることで開閉でき、入室記録がクラウド上で確認できるなどセキュリティ管理と利便性の向上が図れます。

■suitebookについて
クラウド宿泊運営システム「suitebook」は、宿泊業務の生産性を高めるオペレーションプラットフォームです。複数ホテルの一元管理やフロント業務・マーケティング業務のクラウド提供、モバイルチェックイン機能、外部システムとの柔軟なAPI連携などにより、業務の自動化や遠隔での接客が可能です。SaaS型サービスとして、時代やゲストニーズに合わせてスマートかつ柔軟に宿泊運営をアップデートすることができます。

■JR東日本グループホテル一覧(2022年9月6日時点)


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