森永製菓株式会社(東京都港区芝、代表取締役社長・太田 栄二郎)は、サステナブルファイナンス・フレームワークを策定し、サステナビリティボンドを発行(以下、本発行)する予定であり、本日、本発行に向けた社債の訂正発行登録書を関東財務局長に提出しましたのでお知らせいたします。
1. 本発行の目的及び背景
森永製菓グループは、2021年5月に新たな企業理念として「おいしく、たのしく、すこやかに」をコーポレートメッセージに、「森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」をパーパスとして掲げました。当社は、1899年の創業以来、時代やお客様の暮らしの変化に寄り添い、常に新しい価値と感動を創り出してきました。今後も成長し続ける永続企業(サステナブルカンパニー)として、心と体をすこやかにする食を創造し、誰もが笑顔で過ごせる持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。
また当社は、同じく2021年5月に2030年に向けた長期経営計画「2030経営計画」において、「森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。」の2030ビジョンを掲げ、様々な取組みを進めております。その取組みの一つとしてグリーンプロジェクト及び、ソーシャルプロジェクトを推進しております。
これらの取組みを具現化するために、本サステナビリティボンドを発行することにより資金を調達し、「ZEB Ready」認証取得を見込む(仮称)森永製菓芝浦ビル建替え費用に充当いたします。当社は、従業員が働きやすく、多様な人材の活躍を推進する環境を整えるとともに、避難場所を設置し地域住民の防災・減災にも貢献してまいります。また、建て替え後は(仮称)森永製菓芝浦ビルへ本社機能を移転する予定であります。
2. 本発行の概要
・発行体:森永製菓株式会社
・発行年限:5年(予定)
・発行時期:2022年12月(予定)
・発行額:90億円(予定)
・資金使途:(仮称)森永製菓芝浦ビルの建替え費用
・主幹事:三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、みずほ証券株式会社
・適合性評価:サステナブルファイナンス・フレームワークについて、以下の原則等と適合していることを、第三者評価機関である株式会社日本格付研究所より第三者意見を取得しております。
‐ グリーンボンド原則2021(ICMA)
‐ グリーンローン原則2021(LMA)(APLMA)(LSTA)
‐ グリーンボンド及びサステナビリティ・リンク・ボンドガイドライン2022年版(環境省)
‐ グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン2022年版(環境省)
‐ ソーシャルボンド原則2021(ICMA)
‐ ソーシャルローン原則2021(LMA)(APLMA)(LSTA)
‐ ソーシャルボンドガイドライン2021年版(金融庁)
‐ サステナビリティボンド・ガイドライン2021(ICMA)
・ストラクチャリング・エージェント:三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
(注)ICMA:国際資本市場協会、LMA:ローン・マーケット・アソシエーション、APLMA:アジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーション、LSTA:ローン・シンジケーション&トレーディング・アソシエーション
3. 資金使途について
本発行により調達された資金は、(仮称)森永製菓芝浦ビルの建替え費用に充当する予定であります。建替えにあたりましては、CO2排出量の削減など環境に配慮し、「ZEB Ready」の認証取得を見込む環境共創型オフィスとして計画しております。また従業員が働きやすく、多様な人材の活躍を推進するため、バリアフリー設備や、ジェンダーフリーに利用できるSOGIトイレ、ダイバーシティを推進するための祈祷室や働く女性のためのエンゼルルームの設置、地域企業や地域住民のための災害発生時の避難場所を設けるなど、企業理念と2030ビジョンを体現するオフィスを志向してまいります。
※サステナブルファイナンス・フレームワークの詳細については、当社ホームページをご参照ください。
https://www.morinaga.co.jp/company/sustainability/
※第三者意見の詳細については、JCR のホームページをご参照ください。
https://www.jcr.co.jp/greenfinance/