「大豆調達方針」を策定

掲載日: 2022年08月27日 /提供:J-オイルミルズ

RTRS (責任ある大豆に関する円卓会議)に加盟 認証団体と連携のうえ持続可能な大豆の調達を推進します

株式会社J-オイルミルズ(東京都中央区、代表取締役社長:佐藤達也、以下 当社)は、このたび「大豆調達方針」を策定いたしましたのでお知らせいたします。


大豆は当社の事業活動を支える重要な原材料のひとつです。私たちの生活に欠かせない植物油などの食用用途に加え、バイオディーゼル燃料、家畜の飼料など食用以外の用途でも広く利用されており、国際的な需要は増加の一途をたどっています。その一方で、大豆の生産においては、森林破壊などの環境問題や、先住民、労働者の権利侵害などの人権問題が指摘されています。そのため、当社は環境や人権に配慮した持続可能な大豆の調達を行うため、森林破壊、生物多様性、気候変動、人権尊重、法令遵守の5つの項目についてコミットコメントを定め、「大豆調達方針」に基づいた透明で責任ある大豆の調達を目指します。

また、大豆のサプライチェーンにおける環境負荷などの実態調査に継続的に取り組むとともに、認証機関の認証を得た大豆の調達を行うため、2022年8月にRTRS※1(責任ある大豆に関する円卓会議)に加盟しました。食を支える企業として、安定的な大豆の調達、製品供給の社会的責任を果たすため、RTRS等の認証機関と連携することで、トレーサビリティの向上を目指し、持続可能な大豆の調達に努めてまいります。

※1 RTRS: Round Table on Responsible Soy Association (責任ある大豆に関する円卓会議)2006年にスイスのチューリッヒで設立された責任ある大豆の生産、取引、利用の拡大を促進する非営利団体です。

添付資料 「大豆調達方針」




J-オイルミルズについて

株式会社J-オイルミルズ(東証プライム市場、証券コード2613)は2004年に製油業界の3社が統合して誕生しました。JOYL「AJINOMOTO オリーブオイル」をはじめとする油脂製品を主力とし、特に業務用油脂では高いシェアを誇ります。マーガリン類、油糧(ミール)、スターチ、機能性素材など幅広い事業を展開しており、プラスチック使用量を6割以上※2削減した紙パックの食用油「スマートグリーンパック」シリーズや植物性チーズ&バター代替品「Violife(ビオライフ)」、CFP(Carbon Footprint of Products)マークを取得した業務用の長持ち油「長徳(R)」シリーズなど、植物由来の原料から価値を引き出し「おいしさ×健康×低負荷」の実現を目指しています。
※2 従来のプラスチック製同容量帯容器との比較

詳細については https://www.j-oil.com/ をご参照ください。

<以下、添付資料>
大豆調達方針
2022年8月26日制定
■方針構成
1.前文
2.コミットメント
2-1 森林破壊
2-2 生物多様性
2-3 気候変動
2-4 人権尊重
2-5 法令遵守
3.方針
4.目標・報告
5.運用

■本文
1. 前文
大豆は食用油に加え、バイオディーゼル燃料、家畜の飼料など食用以外の用途でも広く利用され、我々の生活に欠かせない油糧種子であり、当社の事業活動を支える重要な原材料のひとつです。
J-オイルミルズグループは、「人権方針」「サステナブル調達方針・調達基準」に基づき、ステークホルダーの皆様と協働して、原料の原産国の環境保全に配慮するとともに、人権の尊重に取り組みます。2022年8月に責任ある大豆に関する円卓会議(RTRS*1)に加盟しました。食を支える企業として、安定的な大豆の調達、製品供給の社会的責任を果たすため、持続可能な大豆の調達を実現します。

2. コミットメント
J-オイルミルズグループは、以下のコミットメントを定めます。

2-1 森林破壊
・保護価値の高い(HCV*2)森林の破壊に加担しません。

2-2 生物多様性
・生物多様性の保全に配慮します。

2-3 気候変動
・ステークホルダーの皆様と協働し、既存事業からの温室効果ガス排出量を段階的に削減します。

2-4 人権尊重
・国際規範に基づいて行動し、先住民、地域住民、労働者の権利を侵害しません。

2-5 法令遵守
・事業を展開する国や地域の法令及び国際法令を遵守します。

3. 方針
大豆の生産国におけるサプライチェーンの実態調査に継続的に取り組むとともに、RTRS等の認証機関と連携し、認証大豆の調達にも取り組みます。J-オイルミルズグループは、コミットメントに則り、大豆の調達方針を定め、透明で責任ある大豆の調達を目指します。

4. 目標・報告
安定的な大豆の調達、製品供給の社会的責任を果たすため、トレーサビリティの向上を目指し、アクションプランを策定し、持続可能な大豆の調達に取り組みます。

5. 運用
サプライヤーおよび関連するステークホルダーと協働し、本方針に則した取組みを実行します。
本方針は社会状況の変化等に応じて改訂いたします。

以上
・・・・・・・・・・・・・・・
*1 RTRS: Round Table on Responsible Soy Association (責任ある大豆に関する円卓会議)
https://responsiblesoy.org/?lang=en
*2 HCV(High Conservation Values) 「保護価値の高い森林」について
https://hcvnetwork.org/

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