「生鮮流通に新しい循環を」をビジョンに掲げる株式会社フーディソン(本社:東京都中央区、代表取締役CEO山本徹、証券コード:7114、以下当社)が運営する魚屋sakana bacca(以下サカナバッカ)は、2024年8月6日(火)から8月12日(月・祝)までの7日間、JR駅構内の5店舗(五反田、エキュート品川店、エキュートエディション新橋店、グランスタ東京店、グランスタ丸の内店)にて「湾宝(わんぽう)フェア」を開催しました。北海道・長万部(おしゃまんべ)特産のブランドホタテ「湾宝」をサカナバッカの人気商品「ばらちらし」に使用し提供しました。
フェアの背景
ホタテ大量死による水揚げ量の激減と、中国禁輸の影響で販路を失った長万部のホタテを応援
2016年頃から北海道南部・噴火湾沖で発生した原因不明のホタテ大量死により、長万部町のホタテの水揚げ量は2019年には通常の1割まで激減しました。そのような中、長万部町では養殖工程を変えながらホタテの生存率を高め、生産量の回復を成し遂げました。長万部漁協は、この復活したホタテを「湾宝」として2022年にブランド化し、漁業者たちは一丸となって「湾宝」を守り続けようとしていました。
しかし、まさにこれからという時に中国が日本産水産物輸入停止を発表。2023年水揚げされたホタテ1万5000トンのうち、およそ半分が中国に輸出されましたが、日本産水産物の輸入停止が続いていることから中国への販路を失うことになりました。
当社はかねてからホタテのベトナム加工・販売を推進するなどして、国産ホタテを応援し続けてきました。今回は、「湾宝」のブランドストーリーを多くの方に発信するとともに、行き場を失った長万部町のホタテを販売することで漁業者を応援しようとフェアを開催しました。
参照:
長万部ホタテ貝アイヌブランド化推進協議会 https://wanpo.cc/#story
フーディソン、ベトナムで加工した北海道産ホタテの販売開始。スーパー「ベイシア」116店舗と共同でホタテ応援フェアもスタート! https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000008191.html
フェアの結果
甘くて身が厚い「湾宝」をばらちらしに使用し提供
サカナバッカの一番人気商品「ばらちらし」のホタテを、栄養たっぷりの北海道・噴火湾で育った湾宝に切替え、通常2つのところを3つに増量し提供しました。また湾宝を使った寿司盛り合わせや「うに・いくら・かに丼」、湾宝オリジナルのスナック菓子「バリバリほたて麺」も販売。
ばらちらしはフェア期間中で通常時の1.5倍となる約2,000個の販売となりました。
お客様の反応
噴火湾という地名やホタテが特産品であることを知らなかったお客様がほとんどでしたが、お盆期間中ということもあり、多くのお客様が湾宝を使った商品に興味を持ち、購入いただきました。
本フェアの担当者コメント
昨年から続く禁輸措置の影響で、ホタテに関わる漁業者さんは新たな販路を開拓する必要に迫られています。そんななか弊社のホタテ応援の取り組みを知った長万部漁協様よりご相談をいただき、今回のフェアにつながりました。長万部や噴火湾がホタテの名産地であることをまったく認知していないお客様にPRできたことや、湾宝の公式インスタグラムと連携してキャンペーンを実施し、フェア期間だけの一時的な接触にとどまらずフェア後も湾宝の情報に触れる場所を作れたことはよかったと思います。サカナバッカでは今後も持続可能な水産業に貢献するため、産地応援の取り組みを継続してまいります。
フェアの概要
サカナバッカについて
URL:https://sakanabacca.jp/
サカナバッカは都内に8店舗(中目黒、都立大学、中延、エキュート品川店、五反田、エキュートエディション新橋店、グランスタ東京店、グランスタ丸の内店)を展開する魚屋です。日本の豊かな「魚食」の文化を一般の方にも広く伝えたいという想いから、日本の風景から減りつつある街の魚屋をモダンにアップデートし、食べて美味しいだけではなく、魚を知り、体験できるお店作りを目指して、東京ではあまり流通していない魚種や高鮮度の鮮魚を産地や市場から仕入れています。SNSやECなども活用し、オンラインとオフラインを掛け合わせた新しい購買体験を提供することで魚離れの進む若い世代も含め幅広い世代にご利用いただいています。
【産地PRに関するお問い合わせ】
contact@sakanabacca.jp (担当:山本)
【出店に関するお問い合わせ】
https://sakanabacca.jp/pages/development (担当:近井)
株式会社フーディソン会社概要