霊泉の守護と岩手山信仰の女人結界点として祀られてきた網張薬師社
【網張薬師社】
網張薬師社は、1189年鎌倉時代に源頼朝が奥州平泉を攻略するために北上してきた際に、岩手山の山頂に観世音、阿弥陀如来、薬師如来の3体を奉ったことから始まる岩手山の山岳信仰の流れをくむお社で、特に霊泉(網張元湯)の守護と女人結界点として祀られてきたと伝えられています。近世においては盛岡藩の「領内総鎮守」として南部氏の崇敬を受け、祭礼が行われていました。現在の薬師社は、1984年に再建されたものですが、薬師様のご本尊は明治時代この土地を治めていた南部藩が湯治場として開いたときから、建物とともに引き継がれてきたものと言われています。
古い時代より祭祀に対して子々孫々引き継がれ今日に至った網張薬師社
薬師様のご本尊は南部藩が湯治場として開いたときから建物とともに引き継がれています
【2024年度 網張薬師社例祭】
例祭では、この網張温泉守り神の恩恵に感謝するとともに、網張温泉に関わる全ての皆様への益々のご発展とご健勝を願います。今年は、雫石の名前の発祥となった「滴石神社」の氏子の方々から上駒木野地区の人々へ伝えられている郷土芸能「上駒木野参差踊」の演舞を、地元雫石高等学校の生徒らが奉納します。
◆日 時:2024年9月7日(土) 9:00~
11:00~ 例祭式典
雫石高等学校郷土芸能委員会の演舞奉納 演目「上駒木野さんさ踊り」
散餅の儀(餅まき)
◆会 場:網張薬師社、温泉館「薬師の湯」他 ※休暇村岩手網張温泉敷地内
網張温泉に関わる全ての皆様への益々のご発展とご健勝を願います
神前にお供えして神様の力が宿っている紅白のお餅をまいて、参列の皆様に福を分け与える神事です
演舞奉納
地域に伝わる多くの伝統芸能を伝承し、約半世紀の歴史をもつ雫石高等学校郷土芸能委員会。「上駒木野さんさ踊り」をはじめ「さんさ」だけで9演目、祝いの席では欠かせない「よしゃれ」は3種類、家の土間の土を固める作業で歌っていた「亀の子つき唄」などを受け継いでいます。
赤い蓮の花笠をかぶり、 笛・太鼓に合わせて七色の腰帯が揺れるように腰を入れて踊るのが特徴です
イベント
「網張薬師社」が名前の由来の日帰り温泉施設「薬師の湯」 当日は入浴料を半額でご奉仕(大人600円⇒300円)
本館・温泉館共通日帰り入浴回数券を特別販売(10回券 1シート5,000円2シート 9,000円3シート 13,000円)
ホテルや「薬師の湯」で人気のプレミアムソフトクリームを割引価格でご奉仕販売(350円⇒200円)
お好み焼きや焼きそばなど、お祭りに欠かせない屋台グルメも登場
《休暇村岩手網張温泉 ビュッフェコース宿泊プラン》食のビュッフェでは、シンプルで質にこだわった出来立ての料理と、岩手ならではのご当地グルメをご用意しています。また、チェックアウト後も、日帰り営業時間内で、すべての温泉をご利用いただけます。
期 間:通年
料 金:平日2名1室利用 1泊2食付き
大人 13,650円(税込)~
秋のテーマは「東北のきのこ」 きのこと秋野菜の天ぷら、きのこごはん、きのこ鍋、きのこ入り親子丼等をご用意
◆休暇村岩手網張温泉
岩手山のふもと・十和田八幡平国立公園内にある休暇村岩手網張温泉からの眺めは、宮沢賢治が愛した理想郷「イーハトーヴ」の原風景と言われています。その美しい景色の中、網張の森や岩手山などのフィールドを活かしたキャンプやハイキング、登山、スキーなどのアウトドアプログラムが充実しているので、オールシーズンで楽しむことができます。また、「網張温泉」の一軒宿として知られ、1,300年の歴史を誇る硫黄泉に浸かり、岩手の山海の幸を取り入れた旬のお料理をご堪能ください。
所在地:〒020-0585 岩手県岩手郡雫石町長山小松倉14-3
総支配人:竹内 貴祐(たけうち たかひろ)
URL:https://www.qkamura.or.jp/iwate/
客室からは小岩井の牧野風景が広がり、遠くには盛岡市街が見え、夜には小さな街灯りが煌めきます
温泉・リフト・絶景のマウンテンホテル
◆自然にときめくリゾート休暇村日本の景色を代表する国立公園・国定公園など優れた自然環境の中にあるリゾートホテル。35か所ある休暇村は、「自然にときめくリゾート」のコンセプトのもと、地元の食材を活かした料理や、地域の自然、文化、歴史とのふれあいプログラムなど、その土地ならではの魅力にふれる場を提供し、すべてのお客様に心が自然にときめくひとときをお届けします。