平成生まれの食文化を世に知らしめた衝撃のデビュー作『生まれた時からアルデンテ』から10年目の今年、著者初となるテキストメインのエッセイ集『ショートケーキは背中から』を新潮社から刊行いたします。
本書には10年間にわたり様々な雑誌・文芸誌・ウェブメディアに発表した食体験に関するエッセイや、子供の頃から日々書き連ねてきた食日記をベースとした厳選コラム「言いたい放題食べたい放題 ごはん100点ノート」をはじめ、書下ろし原稿を多数収録いたしました。令和の多様な食文化を凝縮した一冊です。
刊行にあたり、俳優の吉岡里帆さんから下記のコメントが届きました。
食を通して、ソース一滴残さず世界を捉えきる言葉たち。
お腹が空いて心が満たされてゆく……
ブックデザインは『生まれた時からアルデンテ』に続いて、映画広告等で活躍する大島依提亜さんが手がけました。
またサイン会や、東京・青山ブックセンターでの刊行記念イベントも決定しております!イベントの詳細については以下をご覧ください。
■イベント詳細
『ショートケーキは背中から』刊行記念イベント 食べて書く、作って書く
開催日時:2024年9月8日(日) 18:00~19:30 開場17:30
会場:青山ブックセンター本店 大教室
定員:100名様
参加費:入場料1,650円(税込)
ご参加方法:青山ブックセンターウェブサイトの「オンライン予約」にて受付。
※書籍購入は必須ではありません。
内容:自らを「底辺料理人」と称する根っからの食べ専・平野紗季子さんと、料理人として多くのレシピ本、エッセイ集を著す稲田俊輔さん。異なるベクトルで食に向かうお二人それぞれの「書く」体験を、縦横無尽に語っていただきます。
■著者コメント
この本を作る過程で、たくさんの味のことを思い出していました。しあわせな味、やさしい味、しんどい味、さみしい味。
喜びだけでなく、悲しみにも寄り添ってくれるのが食べものの
よいところで、振り返れば、どんな味も、すべてが私を成す愛しい味であったのだと気がつきました。
生きているといろんな、本当にいろんなことがあるけれど、
ごはんはきっと裏切らない。そんなおまもりみたいな実感を、
この本を通して分かち合えたら嬉しいです。
■書籍内容紹介
「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より必死に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を一挙大収録!!
(C)新潮社
■著者紹介:平野紗季子(ひらの・さきこ)
1991年生まれ、福岡県出身。フードエッセイスト、フードディレクター。小学生の頃から食日記をつけ続け、大学在学中に日々の食生活を綴ったブログが話題となり文筆活動をスタート。現在は執筆に加え、ラジオ/Podcast番組「味な副音声」のパーソナリティ、菓子ブランド「(NO) RAISIN SANDWICH」の代表を務めるなど、活動は多岐に渡る。著書に『生まれた時からアルデンテ』、『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』、『味な店 完全版』などがある。
■書籍データ
【タイトル】ショートケーキは背中から
【著者名】平野紗季子
【発売日】2024/8/29
【造本】四六変小ハードカバー
【定価】1,870円(税込)
【ISBN】978-4-10-355761-6
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/355761