書店員が肩入れする名著の復刊企画「書泉と、10冊」スピンオフ「芳林堂書店と、10冊」にて、飛鳥部勝則著『ヴェロニカの鍵』文藝春秋『レオナルドの沈黙』東京創元社を2冊同時復刊!7月1日(月)予約開始!!…

更新日: 2024年07月04日 /提供:アニメイトホールディングス


「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった、「書泉と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社のみなさま、著者のみなさまに協力いただき重版・復刊してお届けしていくものです。
(※企画概要は参考資料の前回リリース内容をご覧ください)

株式会社書泉のもう1つの屋号である「芳林堂書店」では、これまでに8作品の小説復刊をリリースさせて頂きました。飛鳥部勝則先生の名著『堕天使拷問刑』からスタートし、沢山のお客様にご好評頂いております。今回は、飛鳥部勝則先生の『ヴェロニカの鍵』(文藝春秋)『レオナルドの沈黙』(東京創元社)の2作同時復刊となります。この2作をもって「芳林堂書店と、10冊」も記念すべき10作品目に到達いたしました。

この2作は、第9回鮎川哲也賞を受賞してデビューされた飛鳥部勝則先生の本格ミステリ作品です。それぞれ『ヴェロニカの鍵』(2001年)『レオナルドの沈黙』(2004年)発刊から20年以上の時を経て復刊致します。デビュー作であり、この度、紀伊國屋書店と蔦屋書店へ拡大販売されることが決定した復刊文庫『殉教カテリナ車輪』(創元推理文庫)をお読みになったお客様へ、「次に読む本」としてオススメしたい作品です。

今回、数量限定にて飛鳥部勝則先生のサイン入り書籍を書泉オンラインで販売いたします。貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
また、2作同時予約購入頂きましたお客様へ、新潟県の星と森の詩美術館にて2024年 10月4日(金)~11月30日(土)に開催される「飛鳥部勝則とそのコレクション展(仮題)」の無料招待券(紙のビジュアルチケット)をお付けいたします。小説に使用した飛鳥部先生自作の絵画作品と、創作に影響を与えたコレクションがあわせて展示される予定です。この機会にどうぞ多くの作品の舞台である新潟県を訪れて下さい。

<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん>
『殉教カテリナ車輪』と通ずるテーマをもつ『ヴェロニカの鍵』。そして東京創元社50周年記念出版として発売された、名探偵・妹尾悠ニシリーズ第1作『レオナルドの沈黙』。遂にこの2作を再び皆様へお届けします。今回で「芳林堂書店と、10冊」は目標の10作品に到達し、飛鳥部勝則先生の著作復刊は実に7作目となります。この1年間で状況は逆転し、手に入らない作品の方が数えるほどとなって参りました。断っておきますと、10冊には到達しましたが、まだまだ復刊はやめません。理想的な世の中へ向けて前進し続ける書泉・芳林堂書店を引き続きよろしくお願いいたします。

<著者 飛鳥部 勝則さん 『ヴェロニカの鍵』コメント>
他人が読むという発想すらなく、自分のために書いた『ヴェロニカの鍵』の原型は、処女作『殉教カテリナ車輪』の十年前からポツンと存在していました。そのような文章を本という形にしていただいた出版社様と編集者様、この度の復刊にご尽力いただいたすべての皆様に心からの敬意と感謝を捧げます。

<著者 飛鳥部 勝則さん 『レオナルドの沈黙』コメント>
令和の今、『レオナルドの沈黙』が復刊されることを心から喜んでおります。本作は2002年にご逝去された本格推理小説の巨匠・鮎川哲也先生を偲び、追悼の意味を込めて、私なりの「推理小説以外ではない推理小説」を書こうとした試みです。読者の皆様に少しでも愉しんでいただけましたら幸いです。

【商品情報】



『ヴェロニカの鍵』(著者:飛鳥部勝則)
出版社名:文藝春秋
販売価格:税込3,850円(本体価格3,500円)
判型:四六判上製
ISBN: 9784163203706
あらすじ:
創作に異様な執念を燃やす画家の謎の死。己の芸術的夢想を追いかけ続けて挫折する画学生の「暗い青春」を彩るように描かれる密室殺人、移動する死体そして首の無い怪人など本格ミステリ的ガジェットの数々。鈍色の輝きを放つ傑作!

写真:L.O.S.164+WONDER WORKZ。      装幀:岩郷重力

『レオナルドの沈黙』(著者:飛鳥部勝則)
出版社名:東京創元社
販売価格:税込3,850円(本体価格3,500円)
判型:四六判仮フランス装
ISBN: 9784488012991
あらすじ:
「私は遠隔のこの地にいたまま、目的の人物を思念によって殺してみせる」降霊会の夜、霊媒師によって宣言された殺人予告と、その恐るべき達成。すべての家具が外に運び出された状態の家の中で首を吊って死んでいた男。密室状態の現場。踏み台にされたレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿本と鏡文字の考察。第二の不可能犯罪の勃発。そして読者への挑戦―。本当に犯人は霊媒師なのか、違うとすれば果たして犯人は誰なのか?“さかさま”尽くしの大胆不敵な事件に挑む美形の芸術家探偵・妹尾悠二の活躍を描いた、鮎川哲也賞受賞作家の鮮やかな本格探偵小説。

■予約開始日:2024年7月1日(月)
 書泉オンライン: https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2906197
 芳林堂書店高田馬場店/芳林堂書店みずほ台店
 書泉グランデ/書泉ブックタワー
■ 予約〆切日:2024年7月31日(水)
商品お届け予定日、店頭発売日:2024年8月29日(木)

株式会社文藝春秋
大正十二年、作家・菊池寛が創刊した雑誌「文藝春秋」は、太平洋戦争後、伝説の名編集長・池島信平によって“国民雑誌”へと成長。企業としての文藝春秋は、雑誌から書籍、文庫、新書へと順調に事業の幅を広げ、真に個性ある版元として、出版界に確固たる存在感を示しています。活字からデジタルへと、表現の舞台が広がる現代にあっても、「自由な心持」で語りたいという創設者のスピリットは、文藝春秋のDNAとして脈々と受け継がれています。


株式会社東京創元社
国内外のミステリ、SF、ファンタジイ、ホラーなどのジャンル小説を主に扱っています。2022年には一般文芸の文庫レーベル「創元文芸文庫」を創刊し、オールジャンルを網羅する文芸系の専門出版社です。


株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。


<参考>「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」企画概要と、これまでの販売実績数


昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。


そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。


この企画を「書泉と、10冊」という名前にしました。
「書泉と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
まずは、10冊。この企画で改めておススメしたい本をお届けしていきます。


https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2906197&sort=n


また「書泉と、10冊」第3弾『堕天使拷問刑』を販売後に「飛鳥部先生の、他作品も読みたい!」と多くのお客様の声を受けて、ミステリー、ホラーなどの小説や一般書ジャンルを中心に「芳林堂書店と、10冊」として企画を始動致しました。


第1弾は「書泉と、10冊」第3弾にもカウントされている『堕天使拷問刑』(早川書房刊)になり、第2弾『黒と愛』(早川書房刊)と第3弾『鏡陥穽』(文藝春秋刊)を合わせた“ゴシック復興三部作”を届けさせて頂きました。
第4弾も飛鳥部勝則先生のデビュー作第9回鮎川哲也賞受賞作『殉教カテリナ車輪』(東京創元社刊)を復刊させて頂きました。
第5弾は第11回鮎川哲也賞をされた門前典之先生の「屍の命題」(原書房刊)が5月31日に発売させて頂きました。
第6・7弾は井上雅彦先生の「異形博覧会」と飛鳥部勝則先生「バベル消滅」(共にKADOKAWA刊)が7月末発売予定です。
第8弾は田中哲弥先生の「猿駅/初恋」(早川書房刊)が予約受付中です。


引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけもお待ちしております。

<掲載記事リンク>
長年の「重版未定」から2カ月で2万冊 奇跡を生んだ書店員の情熱(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASR616T0YR5ZULLI001.html?iref=pc_extlink
ファン熱望の品切れ本、書泉が復活計画 書店員の目利きで魅力再発見(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASR664DR4R65ULLI006.html
人文書「中世への旅」復刊でヒット 書店員の推しに共感(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD09BFI0Z00C23A6000000/
重版未定本の復刊を実現、売り切った書店員の情熱:書泉グランデ・大内学さん(じんぶん堂)
https://book.asahi.com/jinbun/article/14965068
書泉を「来る理由」がある場所にする(文化通信デジタル)
https://www.bunkanews.jp/article/343123/

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