【セミナーレポート】業界トップランナーが語るフードデリバリーの未来とは?「飲食店イノベーションセミナー2021」5月19日開催

掲載日: 2021年06月09日 /提供:USEN-NEXT HOLDINGS

 USEN-NEXT GROUPの株式会社 USEN Media(本社:東京都品川区、代表取締役社長:成内 英介、以下、当社)は、5月19日、Uber Eats 日本代表の武藤氏とバーチャルレストラン大手のGlobridge 大塚氏をお招きし、デリバリーの最前線と未来について語る「飲食店イノベーションセミナー2021」をウェビナー形式(LIVE配信)で開催しました。飲食店経営者を中心に約350名が視聴した、活気あふれる当日の様子をダイジェストでご紹介します。





第一部 共同セッション「コロナで飲食店はどう変わったか?今後のフードデリバリー業界の展望」

 第一部では、Uber Eats 日本代表の武藤氏と、デリバリー専門「から揚げ専門店あげたて」を全国約165店舗まで拡大させた株式会社Globridge代表の大塚氏を迎え、当社成内より、新型コロナウイルスによる影響や今後のフードデリバリー業界の展望について伺いました。



 冒頭、新型コロナウイルス感染拡大により特に大きな打撃を受けた飲食業界における売上構造の推移と、ユーザーの食の機会がどう変わったかについて成内より「ヒトサラ」における実際の調査データをもとに解説しました。


・コロナ禍による市場変化、新しい生活様式でデリバリーが果たす役割とは
 コロナ禍で加速的に利用が拡大しているフードデリバリーに関し、飲食店経営に携わるGlobridge 大塚氏からは、売上減や店舗閉鎖など感染拡大による実際の影響、そのような中でデリバリーを活用することにより昨年対比136%まで売上回復を遂げた具体的かつリアルな事例をお話しいただきました。

 Uber Eats 武藤氏からは、新型コロナウイルスによる影響以前からフードデリバリーのマーケットは成長しており、「背中を押した」という側面があると語りました。

 フードデリバリーの役割や実際の活用事例では、
・普段のイートインとは違うお客様を獲得している(イートインの場合単身男性利用が多いが、デリバリーでは女性の注文を獲得出来ている)事例
・お店のコア商品と違う商品でデリバリーでは大きな売上をあげている事例
・テストマーケティングとしてプライシングやお客様のニーズをクイックに調査をしている事例
など、「デリバリーをコロナ禍の一時的な収益代替手段として捉えるのではなく、デリバリーだからこそできること」にフォーカスをした成功事例を語っていただきました。

・デリバリー市場はこれから成長する新しいマーケット
 デリバリー市場は既存の外食市場と異なる新しいマーケットであり、母数となるユーザーがこれから増え続ける市場だからこそ挑戦の可能性も広がること、また、日本は海外に比べるとまだまだフードデリバリーの伸びしろがあるという参考データもお示しいただき、参加者からは「改めて本腰を入れて頑張ろうと思った」「業界の仕組みやこれからの展望が分かった」と感想が寄せられるなど、フードデリバリーの最新事例から今後の展望まで充実したセッションとなりました。


第二部 個別講演:株式会社Globridge 大塚様

 株式会社Globridgeでこれまでも飲食店経営をされてきた大塚氏に、飲食店の立場でデリバリーでの売上を拡大してきた具体的な事例をご紹介いただきました。



・デリバリーをイートインと全く別物と考える
 デリバリーをイートインの延長線上で考えていたときは売れず、「イートインでお客様がご満足いただいていたことがデリバリーでは全く通用しないことがわかった。ゼロベースというくらいの覚悟でやっていく必要がある」と、これまでの苦労を踏まえ、飲食店経営の立場から解像度の高いお話をしていただきました。

・デリバリー売上を伸ばすためにやるべきこと
 デリバリーの品質を上げる取り組みに関して、お客様がフードデリバリーの注文をするときは30分後に頼みたいのではなく「今食べたい」という人が多く、特に提供スピードが大事になるなど、デリバリーユーザーにしっかり向き合ってきた大塚氏だからこその具体的かつ実践的な講演に、参加者からも「目から鱗だった」「具体的な数字や事例が大変参考になった」などの声をいただきました。


第二部 個別講演:Uber Eats合同会社 芦崎様

 Uber Eats合同会社営業部門部長の芦崎氏に、Uber Eatsで注文を獲得する方法や今後の展望などを講演いただきました。

・売上を伸ばす訴求ポイント、ダッシュボード活用のメリットを解説
 Uber Eatsは既に国内の加盟店様が10万店舗を超えるフードデリバリーのトップランナーであり、年内には全国47都道府県にサービスエリアを拡大、今後益々のサービス拡充が見込まれています。圧倒的なスケールを背景に、Uber Eatsでより多くの注文を獲得し売上を伸ばしていくための基本的な操作から新機能の応用まで、訴求ポイントとなる点を一つ一つ具体的に解説いただきました。

 ヒーロー写真と呼ばれるメインの写真、メニューの順番や価格設定など一見当たり前のように見えるところが魅力的なページ作りのために重要になること、ユーザー視点でサービス向上を目指すUber Eatsの取り組みについても語っていただき、参加者からは「Uber Eatsの方から直接お話を聞けて改めて頑張ろうと思った」「Uber Eats=機械的というイメージが覆された」「当たり前のところでしっかり差別化していきたい」などのお声をいただきました。





大切なのは「新しい挑戦に一歩踏み出せるかどうか」─両代表からのメッセージ

 最後のパートでは、参加者の事前アンケートからもっとも多く寄せられたご質問をピックアップし、両代表にお答えいただきました。またセミナーの結びとして、両代表より「どんな飲食店が生き残れると思うか」という質問に答える形で、参加されている飲食店経営者の皆様へメッセージをいただきました。



 武藤氏からは20年以上前の初期のECを例に、当時も「オンラインで物が売れるわけがない」という時代があり、そのときに一歩を踏み出した経営者が現在でも売上上位の表彰式に上がっているケースがあると紹介しながら、「まずは一歩を踏み出し、日々どんなことをすればうまくいくかを考えていけるか」の重要性を力強くメッセージいただきました。


 大塚氏からは、ご自身のデリバリーでの成功について、生き残るために試行錯誤を繰り返したことから生まれたたまたまの結果であり、今後すべての方にチャンスがある。イートインの覇者がデリバリーの覇者にはならず、全く違った戦いになっている。今まさによーいドンのフェーズ。チャンスが大きい。と、飲食店としての立場で参加者の皆様を力づける共感のこもったメッセージをいただきました。


 業界トップランナーの両代表による熱気あふれるメッセージに、終了後のアンケートでも多くの方から反響が寄せられ、セミナーは終始盛況のうちに終了となりました。


参加者アンケートより

 今回のセミナーでは、今後の展開を見据えデリバリーに関心の高い飲食店経営者、コンサルタント・メディア関係者など400名を超えるご予約をいただき、当日は約350名の方にご参加いただきました。終了後のアンケートによると、デリバリーサービスをこれから始めたいと考えている方、すでに導入していて最新事情を知りたい・収益の上げ方を知りたい方、バーチャルレストランに興味があるという方など、属性・きっかけとも実に幅広く、デリバリー業界に関する注目度の高さをうかがい知ることができます。



 セミナーの内容に関しては、全体を通じて満足度が高く、約9割の参加者から「大いに参考になった」「参考になった」とご回答いただきました。


その他ご感想(一部抜粋)
・デリバリートップランナーのUber Eats様と飲食店様(Globridge様)の両方のお話をきけてとてもためになった
・デリバリー市場の可能性を確信できた
・デリバリー市場は、これまでの外食市場とは別モノという考察が大変勉強になった
・業界の具体的なお話や生のデータが聞けて次へのヒントになった
・現場での成功、失敗体験が参考になった
・中々入手できない、普段直接お話を聞けない両社の内容を知ることが出来た
・バイタリティーを感じた。やる気になった
・リアルな人の声は説得力が全然違う
・お話を聞いて勇気を持てた
・最後の武藤代表、大塚代表のコメントに大きな刺激をいただいた

 選択質問以外にもたくさんのご意見・ご感想をお寄せいただき、フードデリバリーに関する関心の高さ、今後の可能性を体感する貴重な機会となりました。

 ご参加いただいた皆様へ、スタッフ一同改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。


ウェビナー開催記念、飲食店様向け「USEN Media限定キャンペーン」6月限定で実施中

 デリバリーを始めたい・サービスについて知りたい飲食店の皆様へ、当社では「Uber Eats」をお得に開始できる6月限定の特別キャンペーンを実施中です。またバーチャルレストランへご興味のある方、運営店舗と同じキッチンで違う業態のデリバリーサービスを始めたい方など、飲食店特化の無料コンサルも承っておりますので、ぜひお気軽にお問合せください。USEN-NEXT GROUPの展開する豊富なラインナップから、最適なサービスをご案内させていただきます。

※問い合わせフォーム
https://hitosara.com/webform/contact/?kubun=2


 今後も当社は、USEN-NEXT GROUPとして、新しいマーケットで求められる様々なテーマをいち早く抽出し、飲食店にとって有益な情報を提供することで、外食に関わる全ての方々のビジネスの発展に貢献していきます。


会社概要

 14,000人を超える料理人情報を掲載するグルメメディア「ヒトサラ」を運営。【飲食店の今と未来に貢献する】をミッションとし、メディアを通じて「店」と「人」をつなぐ取り組みを推進しています。現在は新しい生活様式に対応し、店内集客支援だけでなく外部パートナーと連携し店外収益や新たなビジネス機会の創出など飲食店経営を支えるポートフォリオサービスの提供にも注力しています。

会社名:株式会社 USEN Media
代表:代表取締役社長 成内 英介
設立:2017年6月16日
所在地:東京都品川区上大崎三丁目1番1号 目黒セントラルスクエア
URL:https://usen.media

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