持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みとして、「竹」をプラスチックに代わる代替素材として推奨している株式会社アステップ(1963年創業:所在地・千葉県船橋市大穴南2-6-15 URL:https://1963astep.com / 代表取締役社長・西内毅)は、ホテル事業者向けに竹アメニティの普及・推進を目的とした商品ブランド「BAMBOONE(バンブーワン)」を発表。同時に、これをホテル・宿泊施設関係者へ向けた製品紹介と相談窓口を備えたサイトを公開した。
「竹の歯ブラシ・BAMBOONE(バンブーワン)」https://take1ban.com/bamboone.html
「歯ブラシはプラスチックであるべきか?」という問い。
いよいよ2022年4月より「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行された。この法律は、プラスチックを循環素材として利用していくために、プラスチックの再利用・再資源化を目的とした法律だ。
だが、それと共に現在流通しているプラスチック自体も削減していくことで、社会におけるプラスチックの必要性を改めて見直し、適切な利用を推進するための法案でもある。
(「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」https://plastic-circulation.env.go.jp/)
アステップは、以前よりプラスチックの代替素材としての竹に注目し、商品開発を進めてきた。プラスチック海洋ゴミやマイクロプラスチック問題が可視化されていく中で、プラスチックごみのひとつである「歯ブラシ」に着目。特にホテルや宿泊施設等で大量に消費されるものを竹に置きかえることで、かなりのプラスチック削減が可能になる。
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」への対策の一助となることを願い、ホテル向け竹製アメニティブランド「BAMBOONE」を発足、同時に当サイトの公開へ踏み切った。
ホテル事業者が直面する「コロナによる経営へのダメージ」と「プラスチック新法案」。
竹歯ブラシの商品化から、多くのホテル・宿泊事業者への売り込みを試みるも、新型コロナウイルスの旅行自粛によるダメージは大きく、そのなかで追い打ちをかけるかたちとなった新法に対しては、「それどころではない」というのが事業者の本音である。
だが、逆にこの新法を理由にアメニティの見直しを図るホテル・宿泊施設もある。アメニティを客室への備え付けではなく、ホテルのフロントで必要に応じて受け取る、いわゆる「アメニティビュッフェ」というスタイルである。
アメニティの消費を抑えることで、コスト削減とプラスチック削減を両立させた作戦だが、歯ブラシに関しては宿泊においての必要性が高く、「歯ブラシの需要」と「プラスチック歯ブラシのゴミ」の関係を改善出来るかといえば難しいのが現状である。理想はお客に持参していただくことだが、一度浸透してしまった「ホテルに歯ブラシがあって当然」を覆すのは難しい。
「GO TOトラベル」「訪日観光客の受け入れ」再開へ向けた、新たなSDGs戦略を見据えたホテルへ。
こと環境問題が注目される中、消費者もプラスチックごみ削減へは関心が高く、接客を伴う企業としては無関心でいられなくなってしまっている。プラスチック削減には「バイオマスプラスチック素材(トウモロコシやサトウキビなど、植物由来の原料をプラスチックに混ぜた素材)」もあるが、プラ含有率は60~70%と完全なるプラ削減にならない点や割れやすい、柔らかくて使いにくい等、強度面での不安や、見栄えが悪くホテルのイメージに合わない、等の不満があるのも事実。また、昨今の原油高や中国におけるゼロコロナ政策も相まって、そもそもプラスチックやバイオマスプラスチック歯ブラシの供給も危うい状況が続いている。
そんな中、新規開業ホテルやラグジュアリーホテルを中心に「竹歯ブラシ」の採用を検討する宿泊施設は多く、実際に竹歯ブラシや竹コームの問い合わせは当社内でも増加傾向であり、今回のホテル事業者専用サイトの公開へと踏み切った。
「価格」「品質」気になる部分で差をつけるアステップの竹歯ブラシ。
気になる価格面だが、アステップ製竹歯ブラシの最大のポイントは、竹林管理、原料調達、加工、製造、流通まで自社一括の生産ラインを完備した製品という事。自社での一貫した管理体制が構築されているため、既存品の買付・輸入を行う業者よりも価格を抑えられている。
品質面でも、FSC認証を受けた山の竹林より伐採した竹を使用し、防カビ剤や防腐剤などの薬剤を使わず竹を加工する独自の特許技術を構築。食品環境検査協会の試験でも発がん性物質は一切検出されなかった。口に入れるものだからこそ、無添加製法にこだわっている。
この技術を使用した無添加竹箸「竹一番」は発売開始から10年以上、世界4600店以上の高級料理店で取り扱われており、今回発表した竹製アメニティブランド「BAMBOONE」も、全ての商品においてこの技術をそのまま受け継いでいる。
また、「歯ブラシ」としての衛生面、医学的機能を今後追求していくため、新たに歯科研究医の有川量崇教授(日本大学松戸歯学部衛生学講座教授)を特別顧問として協力を頂き、科学的な面から見た竹歯ブラシの意義を見出そうとしている。
すでに採用したラグジュアリーホテルや商社との連携も。
アステップの竹歯ブラシ採用をいち早く決めたのはラグジュアリーホテル「THE SHINMONZEN」(https://theshinmonzen.com/jp/)。オリジナルロゴ入りの箱、高級感ある竹製歯ブラシは、従来の使い捨て歯ブラシ(ワンウェイプラスチック消費)とは異なり、宿泊客の持ち帰りを促し、ホテル側のごみ削減にも一役買う事が期待される。当ホテルでは、どのような宿泊客に対しても「大人用」「子供用」の竹歯ブラシを客室完備し、単なる「アメニティ」としてだけでなく、持ち帰った後も家族で使えるホテルの「ノベルティ」としても活躍する予定だ。
また、環境問題が観光事業に影響を与えかねない北海道や沖縄などからは特に問い合わせが多く、全国あらゆるホテル、宿泊施設のニーズに素早く対応できるよう、多くのホテル・宿泊施設向けアメニティを扱う国内最大手の商社とも業務提携予定。今後は直接取引だけでなく、商社とも連携の上、全国へ販売を展開していく予定だ。
「見た目が可愛い!」「親子で環境問題を考えるきっかけに」「化学物質過敏症でも使える!」
アステップでは、竹歯ブラシに対するユーザーの意見を集約するため、ネットでも一般販売を開始している。インスタで展開されたサンプリングイベントでは、親子用での歯ブラシセットを展開して「見た目が可愛い」「親子で環境問題を考えるきっかけに」など、好評を得た。また無添加技術のおかげで化学物質にアレルギーのあるユーザーでも使用できることが評判となっている。
メディアでは過去に「おもてなしセレクション2021年 ANA賞受賞」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000089516.html)をきっかけに、ANA機内誌「翼の王国」(https://www.ana.co.jp/ja/jp/mediastation/magazine/2203/)への掲載された。
また、ホテル・レストラン業界誌「週間ホテルレストラン」(https://ec.hoteresonline.com/products/detail.php?product_id=270)によるSDGs企業としての対談記事や、国内の外国人向け雜誌「ひらがなタイムス」、日経MJの新製品紹介にも取り上げられている。
今後も新製品を開発予定
当社は、竹加工製品のパイオニアとして、ホテル事業者の「あったらいいな」を形にするべく、今後も新製品を開発予定。アメニティに限らず、竹を使った製品の相談受付も当サイトより対応している。
サンプル、商談受付は、以下の商談受付サイトにて対応中。
【(ホテル向け)竹製アメニティサンプル·商談受付サイト】
https://take1ban.com/bamboone.html
【(一般向け)アステップ公式通販サイト】
https://1963astep.shop/
【アステップ公式HP】
https://1963astep.com
【Bamboone 公式インスタグラム】
https://www.instagram.com/bamboone_official/
【本件に関する報道関係者からの問い合わせ先】
お電話は混み合いますので、上記公式HPのお問合せフォームか
以下メールよりご連絡ください。
メールアドレス:info@1963astep.com