■設立の背景
世界的な異常気象や自然災害の多発を受け、国内外のあらゆる産業で温暖化による気候変動への対応が急務となっています。食と農の分野でも環境との調和、脱炭素化が強く求められていますが、高齢化や生産資材の高騰といった課題を抱える生産現場では、必ずしも対応が円滑に進んではいません。
日本農業新聞はこれまでも、環境に優しい農業について、本紙やLINEで届くデジタルメディア「みどりGX新聞」を通じ、農業関係者への情報発信を行ってきました。ここからさらに一歩踏み出し、農業者だけでなく自治体や消費者、課題解決策を持つ企業などの関係者が広く集い、課題解決を試みるプラットフォームとして、コンソーシアム「みどりGXラボ」を2024年7月3日に立ち上げます。
■ラボが目指すもの
目指すのは、環境と農業経営、地域がいずれも持続可能となる「持続可能な食と農」です。毎月1回のセミナーで最新の情勢や専門的な知見を学びあい、会員同?の交流会も開きます。課題を抱える生産現場と、解決に役立つ技術やサービス、販路などを持つ企業とのマッチングも行います。これらの情報や活動を本紙やみどりGX新聞で発信し、持続可能性への理解を地域社会や次世代にも広げていきます。
いわば、仲間作りと学びを進め、実践につなげる場。日本農業新聞は、ラボの活動を通じて生産現場の課題解決を後押しし、持続可能な食と農の実現に貢献します。
【みどりGXラボについて】
○名称:みどりGXラボ
○主催:株式会社日本農業新聞
○目的:農業経営・地域の持続可能性と環境負荷低減を両立した「持続可能な食と農」の実現
○期間:第1期=2024年7月~25年3月 ※2年目以降は4月~翌年3月です
○代表:枝元真徹氏(前農林水産事務次官、大日本水産会会長、みどりGX新聞特別編集長)
○対象:農業者、JA、自治体、研究機関、学校、企業、消費者など、食や農に関わる全ての個人・法人
○活動:定例セミナー(月1回、オンラインで生産現場の事例報告と有識者の講演)、会員交流会(年2回、実開催)、ビジネスマッチング、みどりGXサミット(成果発表会)、オリジナル調査、情報発信活動、みどりGXツアー(先進事例の視察)など
○年会費:農業者、JA、自治体、研究機関、学校、消費者など=無料
企業=10万円、30万円(特典に応じて2区分、いずれも税別)
○入会方法:公式サイトからの申し込み
○公式サイト:https://www.agrinews.co.jp/page/midori_gx
【キックオフイベントについて】
本ラボの設立を記念し、キックオフイベントを開催します。当日は設立式の他、自身も農業を行う俳優の永島敏行さんら、さまざまな立場で持続可能な食と農に携わる方々をお迎えした記念セミナーも行います。参加は無料、本ラボの設立趣旨や今後の計画についてもご紹介します。
○日時:2024年7月3日(水)午後1時半~午後4時
○場所:日本農業新聞本社ビル(東京都台東区秋葉原2-3)※オンライン併催
○主催:株式会社日本農業新聞
○次第:第1部=設立式
第2部=記念セミナー
・基調講演=持続可能な食と農を巡る情勢(農林水産省)
・現場からの報告=「みどりの食料システム戦略」実践に向けたJAふくしま未来の取り組み
(福島県・JAふくしま未来)
・パネル討議=持続可能な食と農の課題とみどりGXラボが果たす役割
※いずれも仮題です。
○ゲスト:永島敏行氏(俳優)
○申し込みサイト:https://www.agrinews.co.jp/page/midori_gx_kickoff
※実参加のお申し込み者が多数の場合、抽選とさせていただきます。
○参加費:無料
○取材:可能(下記お問い合わせ先にご連絡ください)
【みどりGX新聞について】
日本農業新聞が2023年11月に創刊した、LINEで届くデジタルメディアです。日本農業新聞に掲載された「持続可能な食と農」に関する最新ニュースを、毎週水曜日に配信します。LINEの友だち登録をすれば、誰でも無料で読めます。現在、読者登録は約2300人を突破し、拡大中。今後、みどりGXラボの活動や情報も発信していきます。
【お問い合わせ】
株式会社 日本農業新聞 デジタルイノベーション室
メールアドレス:midorigx@agrinews.co.jp