■本記事の概要
2024年5月10日に開催されたビジネスコンペティション「CSIチャレンジ5」で、獣害対策コンサルティングを行う新潟県のベンチャー企業、株式会社うぃるこ(代表取締役 山本麻希)が優秀賞を受賞しました。
今回のテーマは「生物多様性」で、世界23か国から人と自然の共生社会実現に取り組む64社の応募がありました。最多の応募はインドの13社、日本からは6社の応募がありました。
応募企業には農業関連の事業が多く見受けられ、それ以外の事業としては廃プラスチック、海洋プラスチックの再利用、再生可能エネルギー、エシカルファッション、エコツーリズム等の企業でした。
■うぃるこの評価ポイント
弊社は「獣害対策」を主要な業として活動する稀有な企業であり、コンペティションのなかでも農作物被害だけでない獣害という社会課題を理解いただき、また弊社の専門的知見をもとにしたアプローチを評価いただきました。
特に、山本代表取締役の大学教員としての技術力、そして任意団体時代から10年以上かけて新潟県を中心に獣害を減らしてきた実績が弊社の強みです。
また若いメンバーを中心に拡大を続け、獣害対策を単なるボランティアではなくビジネスとして軌道に乗せ組織運営を続けている点も高く評価いただきました。
■今後の活動
株式会社うぃるこのメンバー
弊社はこれまで、「野生動物と人間の共存できる社会」というビションを掲げて新潟県および近隣県で主に農作物被害対策を中心に事業を続けてきましたが、全国的な過疎高齢化がより深刻になる現状を打破するため、1.全国への進出、2.市街地出没問題や地域活性化へのアプローチを進めてまいります。
特に2.に関して、地域活性化を専門に扱う子会社「株式会社未来里山技術機構(代表取締役 山本麻希)」を2024年2月に設立し、林業や農業、そこに暮らす人々の活動も含め里山全体をデザインできるグループ企業を目指します。
2024年5月時点で10名規模となった弊社では、経験者および2025年4月入社の新卒採用を実施しています。詳細ご希望の方は弊社管理部までお気軽にご相談ください。
■CSIチャレンジ5の概要
日時:2024年5月10日(金)
主催:特定非営利活動法人ARUN Seed
URL:https://www.arunseed.jp/info/report/20240419.html
審査員(敬称略、順不同):
・米倉誠一郎(一橋大学名誉教授・デジタルハリウッド大学院特命教授、ソーシャル・イノベーション・スクール学長)
・河口真理子(立教大学社会デザイン研究科 特任教授、不二製油グループ本社ESGアドバイザー)
・木越純(バンク・オブ・アメリカ・エヌ・エイ東京支店長(兼)立命館ビジネススクール客員教授 )
・辻本令(デロイト トーマツ グループ パートナー)
・深野祐也(千葉大学園芸学研究科准教授)
・アメリア・ジュール(一般社団法人コンサーベーション・インターナショナル・ジャパン カントリー・ディレクター)
・功能聡子(ARUN Seed 代表理事)
協賛・協力:デロイト トーマツ グループ、MS&ADゆにぞんスマイルクラブ、みずほ証券、Wesley財団
後援:独立行政法人国際協力機構