アグリテック系スタートアップの株式会社アグロデザイン・スタジオ(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:西ヶ谷有輝、以下アグロデザイン)は、植物工場や実験室内における遺伝子組換え作物やゲノム編集作物の栽培に最適な局所密閉タイプの栽培容器である『AgroBox(R) PlantTools ミニコンテナ栽培キットシリーズ』を開発しました。今回、シリーズ第一弾としてシロイヌナズナ種子採取キット」を発売いたします。本製品は、植物科学の実験に欠かせないモデル植物であるシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)の栽培と種子採取をコンパクトな密閉容器の中で行うことを可能にしました。

『AgroBox(R) PlantTools ミニコンテナ栽培キットシリーズ』
近年、植物を活用した新しい農業として、合成生物学の手法を用いて医薬原料などの有用物質を植物に作らせる『植物バイオものづくり』が注目されています。植物バイオものづくりでは、遺伝子組換えによって植物が作れない物質を生産したり、ゲノム編集によって植物本来の有用物質の生産量を向上させたりするなどの手法が取られています。植物バイオものづくりで使われる改変植物は、自然環境への放出を避けるために密閉環境で栽培される場合もあります。実用化前の開発中の作物は、特に厳しく管理されます。そこでアグロデザインでは、『AgroBox(R) PlantTools ミニコンテナ栽培キットシリーズ』を開発いたしました。本シリーズの特徴は、『密閉』されており、『規格化されたコンパクトサイズ』な植物栽培容器であることです。
本シリーズの1つ目の特徴は、植物体をポット(鉢植え)ごとプラスチック容器で密閉する構造となっていることです。密閉構造とすることで、遺伝子組換え植物やゲノム編集植物の栽培時にも「種子の外部放出」や「植物に昆虫が接触すること」を防ぐことができます。また、種子や花粉の外部放出を防ぐことで、隣接する植物体との交雑が無くなります。そのため、多数の遺伝的に異なる個体の高密度栽培が可能となり、異なる遺伝子組換え操作を行った植物体や、育種選抜のための多数の植物体の高密度栽培にも適しています。さらに、添加した薬剤などが隣の植物固体に影響を与えないような構造となっているため、農薬・バイオスティミュラント・肥料の効果試験のように、各個体に異なる薬剤などを添加し、その成長を観察する試験にも最適です。
本シリーズの2つ目の特徴は、狭い空間でも配置できるように、18cm×18cmサイズのコンパクトサイズのコンテナ容器として規格化していることです。本シリーズのミニコンテナは、18cm×18cmのトレイに直径約3cmのポット(鉢植え)が9個並ぶようになっています。各ポットは、透明なアクリルパイプなどのプラスチック器具を用いて密閉されております。また、9個のポットを合わせて一つのトレイに一体化できるため、持ち運びが可能なコンテナとして機能します。なお、トレイやポットなど土と直接触れる部分は、使い捨て器具として想定されており、オートクレーブ(加圧)不活化処理後に土と共に捨てると、そのまま自然分解する生分解性素材(PLA:ポリ乳酸)で製造されております。
シロイヌナズナ種子採取キットの構成
『AgroBox(R) PlantTools ミニコンテナ栽培キットシリーズ』の第一弾として、シロイヌナズナ(学名 Arabidopsis thaliana)の栽培と種子採取が可能な『シロイヌナズナ種子採取キット』の販売を開始しました。
シロイヌナズナ種子採取キットと種子できたシロイヌナズナ
シロイヌナズナは、植物実験には欠かせないモデル植物として世界中の植物研究室で使われており、生長がはやく2ヶ月未満で種子の採取が可能なため、多数の遺伝的系統や遺伝子組み換え体などが継代栽培されています。アグロデザインでは、農薬の研究開発も行っているため、除草剤開発などに利用するために、多数のシロイヌナズナの栽培と種子採取を行っています。
しかし、従来のシロイヌナズナの栽培・種子採取用具は必ずしも使いやすいものではありませんでした。シロイヌナズナの種子は、数ミリ程度と微小なため、飛び散りやすく、かつ花弁や鞘など混合すると分離しにくい問題がありました。また、シロイヌナズナの栽培環境としては、光や湿度のコントロールが可能な大型冷蔵庫ほどの大きさの人工気象器と呼ばれる装置が良く使われますが、既存の種子採取キットのサイズでは人工気象器に入れるのが困難でした。
そこでアグロデザインでは、「種子採取が簡便」にでき、「人工気象器に入るサイズ」のシロイヌナズナ種子採取キットを開発しました。
このキットには、種子採取の利便性を向上させるため、ミニコンテナ(アクリルパイプ)から植物を出さずに種子採取ができるような「シードロッド(種のはたき棒)」と、3次元網目構造(ジャイロイド構造)で種子以外のごみを絡めとる「シードフィルター」が付属しています(写真参照)。これらの器具により、遺伝子組換え植物を栽培した場合でも、種子などが飛び散って拡散される事故を防ぐことが可能です。
このキットのもう一つの特徴は、コンパクトサイズなため人工気象器内に設置が可能なことです。キットの底面積は、18cm×18cmのサイズであるため、一般的な人工気象器であれば1段あたり4個入れることができます。さらに高さも45cmほどであるため、一般的な人工気象器内で上下2段の配置が可能です。さらに、ヒトが持ち運びしやすい様、アクリルパイプ転倒防止のための固定器具が付属しております。
このキットを使うことで、シロイヌナズナ栽培や種子採取の手間を省き、植物研究の実験効率が向上することが期待されます。

『シロイヌナズナ種子採取キット』を使った種子の採取。本品で採取した種も販売中です。
シロイヌナズナ種子採取キット 販売開始記念 ほぼ半額キャンペーン
今回、『AgroBox(R) PlantTools ミニコンテナ栽培キットシリーズ』の第一弾『シロイヌナズナ種子採取キット』の販売を記念して、ほぼ半額キャンペーン(2026年6月30日発注分まで)として限定価格での販売行います。通常価格:59,800円(税別)
【販売開始記念 ほぼ半額キャンペーン価格】
限定価格:29,800円(税別) ※2026年6月30日発注分まで
なお、本品で採取したシロイヌナズナ野生型Col-0の種子も販売中です。
お問合せ先など
本製品の詳細につきましては、以下の商品販売サイトをご覧ください。https://agrodesign.shop
本リリースに関する電子メールでのお問合せ先は、以下になります。
pr@agro.design
〈株式会社アグロデザイン・スタジオについて〉
新規な農薬原体(有効成分の化合物)の研究開発を行うことを目的に、2018年3月に創業されたスタートアップ起業です。防除対象生物(害虫・雑草・病原菌など)がもつ『ヒトには無いタンパク質』を薬剤標的とすることで、分子標的農薬というコンセプトの毒性リスクが低い農薬を開発しています。また、農薬研究で培った技術をAgroBox(R)受託サービスやAgroDesign.SHOPのオリジナル実験グッズとして提供中です。
会社名:株式会社アグロデザイン・スタジオ
英語表記:AgroDesign Studios
住所:〒277-0882 千葉県柏市柏の葉6-2-3 東京大学 柏IIキャンパス 産学官民連携棟303
代表取締役社長:西ヶ谷 有輝(にしがや ゆうき)
設立日:2018年3月30日
会社ホームページ:https://www.agrodesign.co.jp
受託サービス(AgroBox(R))サイト:https://agrobox.jp
直販サイト(AgroDesign.SHOP)サイト:https://agrodesign.shop









