使用済み油付きPETボトルの資源循環に向けて キユーピーと日清オイリオグループが協働を開始

掲載日: 2024年05月23日 /提供:キユーピー

使用済み油付きPETボトルの資源循環を目指して

キユーピー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員:高宮 満、以下キユーピー)は、日清オイリオグループ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:久野 貴久、以下日清オイリオグループ)と、ドレッシングや食用油に使用されるPETボトルの資源循環に向けて協働を開始します。

キユーピーおよび日清オイリオグループは、プラスチック使用量の削減や資源循環という社会課題に対応すべく、これまでプラスチック容器の軽量化はもちろん、バイオマス素材や再生プラスチックの使用、リサイクルの仕組みの整備などに取り組んできました。

油が付着したPETボトルは、リサイクルの洗浄工程で油が残り、再生PETの品質に影響を与えることが懸念されており、リサイクルの仕組みが社会的に実装されていません。資源循環のためには、油に対するアプローチが重要になります。本取り組みでは、油を使用した商品を取り扱う、キユーピーと日清オイリオグループが企業の枠を超えて協働することで、油を使用した商品のPETボトルが資源循環できる社会を目指します。

回収対象商品一例
■協働の目的
1.両社の知見を組み合わせて技術検証を実行
油付きPETボトルの資源循環に向けた技術検証は、先行事例が少なく、社会実装に向けては多くのデータを収集し、技術的な知見を集め、評価の仕組みを構築する必要性があります。長きにわたり油に向き合ってきた両社の知見を組み合わせることでこの難題を解決し、社会実装できる技術を構築していきます。
2.技術検証を進めるための効率的なサンプル収集
技術検証を実施するにあたり、使用済みの油付きPETボトルサンプルが数トン単位で必要となりますが、一社で収集できるサンプル量には限界があります。両社が協働することで、技術評価に必要なサンプルを効率的に収集し、技術検証を早期に進めることを目指します。

■今後の展望
1.資源循環のための技術を確立
使用済みの油付きPETボトルから再びPETボトルに戻す水平リサイクルや、その他の用途に活用することの可能性について幅広く検討し、最適な資源循環スキームの構築を目指していきます。
2.使用済みプラスチック回収の仕組み作り
現状、使用済みの油付きPETボトルは、自治体によって「可燃ごみ」や「プラスチックごみ」と区分されています。これらのボトルは「ごみではなく、資源である」と社会の意識を変えることを目指し、使用済み油付きPETボトルの回収が促進されるよう、啓発活動を積極的に展開していきます。


使用済み油付きPETボトル循環のイメージ
【会社概要】
■キユーピー株式会社
 代表者:代表取締役 社長執行役員 高宮 満
 所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-4-13
 売上高(連結):4,550億86百万円(2023年度)
 従業員数(連結):10,642人(2023年11月末現在)
 事業内容:「マヨネーズソース」その他一般ソース類の製造販売 等

■日清オイリオグループ株式会社
 代表者:代表取締役社長 久野 貴久
 所在地:〒104-8285 東京都中央区新川一丁目23番1号
 売上高(連結):5,135億41百万円(2024年3月期現在)
 従業員数(連結):3,078人(2024年3月31日現在)
 事業内容:油脂事業、加工食品・素材事業、ファインケミカル事業 等

 日清オイリオグループ ニュースリリース
 https://www.nisshin-oillio.com/company/news/
【関連情報】
キユーピー サステナビリティサイト
プラスチックの削減・再利用

2023年7月4日 キユーピーアヲハタニュース2023 No.51
国内調味料初、100%再生PET樹脂ボトルを キユーピー テイスティドレッシングと機能性表示食品ドレッシングの全品に採用

キユーピー公式サイトより 研究レポート
「調味料・食油用リサイクルペットボトルの活用に向けた安全性の確認」

キユーピー公式サイトより サステナビリティトピックス
品質へのこだわりを貫いた 環境にやさしいドレッシングボトル

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