2024年「サントリー日本ワイン」戦略について

掲載日: 2024年05月14日 /提供:サントリーホールディングス



サントリー(株)は、「良いワインはよいぶどうから」の理念のもと、100年以上にわたって日本の風土と向き合い、栽培・醸造技術を磨き上げ、ぶどうづくり・ワインづくりに取り組んできました。2022年に新たに日本ワインブランド「SUNTORY FROM FARM」を立ち上げ、「水と、土と、人と」をコンセプトに、日本ワインの魅力をさらに多くのお客様に伝えるために活動しています。
「世界に肩を並べる『ジャパニーズワイン』を実現する」という目標を掲げ、当社の日本ワインの品質をさらに向上させるべく、挑戦を続けていきます。

●2023年「サントリー日本ワイン」活動
前年にリニューアルオープンした登美の丘ワイナリーにおいて、ワイナリーツアーやその他のイベントに多くのお客様にご来場いただき、ぶどう畑を通じて当社のワインづくりの魅力を体感いただきました。また当社のワインづくりの品質の高さが認められ、「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード※1(DWWA:Decanter World Wine Awards)2023」において「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 甲州 2021」が日本から出品されたワインの中で最高位となるプラチナ賞を受賞するなど、当社の日本ワインが国内外の複数のコンクールで受賞しました。
※1 1975年に創刊され、現在世界100カ国以上で発行されるイギリスのワイン専門誌「デキャンター(Decanter)」が、2004年から毎年開催する世界最大級のワインコンペティション。例年10,000点以上のワインが出品され、その受賞結果が世界の酒類業界の注目を集めている。審査は、ワインの専門家によるブラインドテイスティングなど、数度の選考を経て実施される。

●2024年「サントリー日本ワイン」戦略
ワインぶどうの収穫量拡大やさらなる品質向上、持続可能なぶどうづくりに向けた取り組みを加速させます。なかでも、日本固有品種「甲州」や、登美の丘ワイナリーのテロワール※2の魅力をよりいっそう表現できる品種「プティ・ヴェルド」の取り組みを強化します。さらに、より洗練されたワインづくりを目指し、登美の丘ワイナリーにおいて新醸造棟の建設のために約7億円の設備投資を行います。
※2 ぶどう畑の土壌、地形、畑ごとの微妙な気候の差など、ワインづくりに影響をあたえる自然の要素

(1)ぶどうづくりの進化:日本ならではの魅力を映し出す品種を強化
▼「甲州」の収穫量拡大・品質向上
「甲州」は国際ブドウ・ワイン機構が定める日本固有品種で、和柑橘を思わせる上品な香りが特徴的な、日本を代表するワインぶどうです。当社は「甲州」が世界で愛され、評価されるワインぶどうとなることを目指します。
「甲州」を世界中で多くのお客様にお楽しみいただけるよう、登美の丘ワイナリーや自社管理畑における栽培面積拡大に取り組みます。また、目指す味わいのワインを実現する「甲州」に育てるため、栽培する圃場の環境・栽培方法にこだわりぬき、収穫時にも完熟した房のみを選別するなど、よりいっそうの品質の向上に取り組みます。

▼「プティ・ヴェルド」の品質向上
当社のフラッグシップワインである「SUNTORY FROM FARM 登美 赤」では、1982年のファーストヴィンテージ発売以来、登美の丘ワイナリーのテロワールを高いレベルで映し出す最適なぶどう品種構成を追求してきました。当初は欧州などで主力品種として使用される「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「メルロ」を多く用いていました。
「プティ・ヴェルド」は濃い色合いやスパイシーさが特長のぶどう品種です。当社は、長年にわたる試行錯誤により、「プティ・ヴェルド」が登美の丘ワイナリーのテロワールに適した品種であり、さまざまな生育条件にこだわることで、今後、当社のワインづくりの骨格にもなる味わいを発揮する可能性を見出しました。
区画に合わせた植え付けや、最適なタイミングでの収穫を行うことで「プティ・ヴェルド」のさらなる品質向上に取り組みます。

▼約50区画でのぶどうづくり
登美の丘ワイナリーの複雑な地形を最大限活かすために、日当たり、水はけなど場所ごとの細かな土壌の特徴を見極め、畑を約50区画に分けて管理しています。異なった個性を持つぶどうを、それぞれの区画で最適な手法で育てることで、さまざまな魅力をもつワインの原酒づくりへとつながります。

▼サステナビリティに関する取り組み
・温暖化への適応:副梢栽培
副梢栽培とは、ぶどうがなる枝の先端および、ぶどうの花(果穂)を開花前に切断し、その後に出てくる芽(副梢)とその枝につく果穂の成長を促す栽培技術です。温暖化への適応として成長時期を遅らせ、涼しい時期にぶどうを成熟させることによって、最適な状態で収穫できるようにします。

・温暖化への対策:「やまなし4パーミル・イニシアチブ」への参加
山梨県がCO2削減を目指して推進する「やまなし4パーミル・イニシアチブ※3」に参加し、炭化させた剪定枝の土壌への投入、草生栽培などを行っています。
※3 世界の土壌表層の炭素量を年間4パーミル(0.4%)増加させることができれば、人間の経済活動等によって増加する大気中の二酸化炭素の増加を実質ゼロにすることができる、という考え方に基づいた、地球温暖化の抑制を目的とした取り組み

・土壌の健全化:有機栽培の推進
持続可能なぶどうづくりを目指し、一部の畑で有機栽培を推進しています。当社の登美の丘ワイナリーは有機JAS認証※4を取得している国内では数少ないワイナリーです。
※4 食品・農林水産分野において農林水産大臣が定める国家規格で、有機的な農業を行っていることを認証するもの。国内の全ワイナリー約500カ所中、認証を受けているのは10数カ所程度(2024年5月現在、当社調べ)。

そのほか、植え付け品種の拡大、地域産業廃材の活用などにも取り組み、持続可能なワインづくりを推進していきます。

(2)ワインづくりの進化:登美の丘ワイナリーにおける新醸造棟の着工
登美の丘ワイナリーにおいて約7億円の設備投資を行い、9月から新たな醸造棟の建設を開始します。
新醸造棟には、40台の小容量タンクを設置予定です。これにより、約50区画に分かれた畑で育てているぶどうを、それぞれ最適なタイミングで収穫し醸造できるため、ぶどうの個性を最大限活かした多彩な原酒のつくり分けが可能となります。それらを組み合わせることで、いっそう洗練された、品質の高いワインづくりを目指します。2025年9月の稼働を予定しています。

(3)「甲州」「プティ・ヴェルド」の価値を伝える新商品の発売
▼初となる「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州」の発売
当社のフラッグシップワイン「登美」から、「SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022」を9月10日(火)に数量限定新発売します。ぶどう品種「甲州」を100%使用し、当社の日本ワインの象徴である「登美」の名を冠する商品の発売は初となります。凝縮感と気品の高さを高次元で併せ持つ、まさに「登美」にふさわしい味わいです。

▼「プティ・ヴェルド」を主品種とした、
「SUNTORY FROM FARM 登美 赤」の新ヴィンテージ発売
当社のフラッグシップワイン「登美」から、「SUNTORY FROM FARM 登美 赤 2020」を9月10日(火)に数量限定新発売します。「プティ・ヴェルド」を活かした、登美の丘ワイナリーのテロワールの魅力を表現する赤ワインです。完熟したぶどう由来の力強さと滑らかさ、上品さが感じられます。

▼商品概要
商品名、色/タイプ、容量、アルコール度数
SUNTORY FROM FARM 登美 甲州 2022
白/辛口、750ml、12%
同 登美 赤 2020
赤/フルボディ、750ml、12.5%


▼価格    オープン価格

▼発売期日    2024年9月10日(火)

▼販売チャネル  
サントリー登美の丘ワイナリー ショップおよび
「SUNTORY FROM FARM」ECサイトなどで販売(数量限定)

▼品目    果実酒

●「サントリー登美の丘ワイナリー」について
1909年に開園し、1936年からは寿屋(現サントリー(株))が経営を継承しました。日本のワインの父とも呼ばれる川上善兵衛らとともにワインづくりをはじめ、1986年にはフラッグシップワインである「登美 赤」を、1994年には「登美の丘 (赤)」「同 (白)」を発売。2022年にはワイナリーおよびワイナリーツアーを刷新しました。

▼「SUNTORY FROM FARM」ホームページ
https://www.suntory.co.jp/wine/nihon/

▼「サントリー登美の丘ワイナリー」ホームページ
https://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/

以上

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