食品ロス削減を目指すスタートアップ、株式会社ビューティフルスマイルは、2021年1月に東大阪市と包括連携協定を締結。市内の食品ロスの削減、および子どもの貧困問題解決に向けて、売上の一部もしくは食品寄付で子ども食堂を支援している。このたび【子どもの日】に向けて、子どもの笑顔をもっと増やせないかと4月22日午前、同社代表の文美月が市役所・子どもすこやか部を訪問。同社で取り扱っている「コロナ禍で販路を失ったお菓子」を寄贈した。
■食品ロス削減×【子どもの日】×子ども食堂支援
コロナ禍で行き先を失ったお菓子を寄贈することで食品ロスを削減し、「子どもの日」に向けて、子ども食堂を支援。社会課題の解決と、子どもたちの笑顔作りを目的としている。
今回寄贈した菓子も、コロナ禍が原因によるもの。販売店が営業自粛(短縮)となり、販売機会が減り続けた上、「3分の1ルール」が決定打となって在庫余剰になったものである。
賞味期限が8月であるにも関わらず、コロナ禍と日本の商慣習である3分の1ルール(※)が重なった。
■120名分(120袋)を寄贈。個包装のため衛生的
1袋チョコレート10個入り(合計1200個)。子供たちが分けやすく、また個包装であるため衛生的である。
↑東大阪市役所・子どもすこやか部にて。
こども食堂、未就学児・虐待児童などを始め、子どもと家庭の諸問題に関わる部署。
■SDGs(持続可能な開発目標)への取組み
12番(つくる責任、使う責任)・・・食品ロス削減
13番(気候変動に具体的な対策を)・・・食品の焼却廃棄の削減による温室効果ガス発生の抑制
1番(貧困をなくそう)/ 2番(飢餓をゼロに)・・・子供食堂への食品寄贈
■東大阪市との連携内容
同社は(1)子ども・子育て、(2)教育、(3)都市・環境の3分野において、市民サービス向上と地域の活性化に取り組んでいる。子供食堂への支援をするのに同市を通しているのは、公平性を保つためである。同社は東大阪市を通じ、菓子を過去数度に渡り、子ども食堂に寄贈している。
2021年5月に東大阪市立男女共同参画センター・イコーラムにて講演予定。
(※)3分の1ルールとは?
製造から賞味期限までの期間を3つに分け、最初の3分の1の期間を過ぎると販売店への出荷が難しくなり、販路を失ってしまうという日本の商慣習。
■『ロスゼロ』サービス概要
2018年4月より、「もったいない、を次の笑顔へ」をミッションとし、未利用食品を、オンライン・オフラインで消費者につなぐことで食品ロスを削減するフードシェアリングサービスを提供しています。
製造や流通段階で行き場を失った余剰・規格外品食品を消費者にECで直接つなぐBtoCをメインをしながら、自ら未利用原材料を使ってオリジナルの「アップサイクル食品」を製造し、DtoCで消費者に届けます。
作り手のブランド棄損を防ぐため、ロスの理由や作り手の思いをHPで丁寧に記載。消費者にもったいないものをポジティブに食べ切ってもらう「エシカル消費」を社会に提案。
他にも、規格外食材を使う食堂イベント「ロスゼロ食堂」を不定期開催するほか、食品ロスや環境の情報コンテンツを大学生と作るなど人材育成にも注力しています。
大阪府「おおさか食品ロス削減推進パートナー」認定企業。2020年「食品産業もったいない大賞」審査委員長賞受賞。2021年1月東大阪市と包括連携協定を締結。
・URL:http://losszero.jp/
・会社名:株式会社ビューティフルスマイル 代表取締役 文美月
・所在地:〒550-0014 大阪市西区北堀江1-1-21 四ツ橋センタービル9F
・事業内容:食品ロス削減事業『ロスゼロ』運営
・URL:http://beautifulsmile.co.jp/