新宿西口商店街振興組合(理事長:村上健二)は、4月1日(木)、新宿西口思い出横丁(東京都新宿区西新宿1丁目2)の共同トイレ改修工事の竣工、落成式を行ないました。共同トイレの改修工事は、地域と連携して魅力的な商業・サービス業の環境整備等を行ない、消費の喚起につなげることを目的とした「商店街活性化・観光消費創出事業」の一環として実施。
落成式には、新宿西口商店街振興組合理事長の村上健二氏ら本事業の関係者、来賓として、吉住健一新宿区長、山田美樹衆議院議員の代理として秘書の中島貴彦氏、ユニクロ新宿西口店店長の村上徹氏が出席しました。
■新宿西口商店街振興組合理事長・副理事長あいさつ
理事長・村上健二氏
「今我々は新型コロナウイルスの影響で未曽有の危機下にあり、組合員の皆様もかつてない不況が続いておりますが、明けない夜はないというように希望をもち、昔のように明るい西口を取り戻したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします」
副理事長・関根紳太郎氏
「共同トイレの改修は、オリンピックのインバウンド対策の一環として3年前から計画していました。コロナ禍で計画も最初の目的とはかけ離れてしまいましたが、若いお客さんと女性のお客さんが多いため、トイレがきれいことは大切なこと。思い出横丁の新たな門出になればと思います」
副理事長の佐藤昌之氏
「一番大切なことはきれいな明るいトイレをいつまでもきれいにちゃんと使うこと。皆様にご協力いただいていつまでもキレイなトイレにしていきたいと思います」
■来賓あいさつ
吉住健一新宿区長
「今回のお手洗いをはじめ、コロナ禍は接触を避けてどうやったら安心に暮らせるかが重要になってきます。いたずらに飲食業界を追い詰めるような自粛を追い求めるだけではコロナをなくすことはできません。どうやって感染を広げないかということに着目して対応するのが大切だと思っています。それをお客様にもご理解いただけるよう私たちからも一生懸命発信していく。お店ではこれまで通り努力を続けていただいて、明けない夜はないので、この町をこれからも再生していきたいと思います」
山田美樹衆議院議員(祝電)
「この度のお手洗いの完成は思い出横丁にお越しになる皆様に安らぎを与え、利便性の向上を図るのみならず、昨年末開通した東西自由通路と相まって東西地域の分断を解消し、世界的に高い知名度を誇る新宿のより一層の賑わいの確保と歩きたくなる街づくりに大きく貢献されるものと期待申し上げる次第です。お手洗いの末永き安心・安全・清潔なご利用と昭和の味をそのままに人情とうまさ、安さで発展し続けている思い出横丁の文化のさらなる継承、関係各位のますますのご隆盛を心から御祈念申し上げます」
ユニクロ新宿西口店店長・村上徹氏
「同じ西口で商売させていただくものとして、コロナ禍、厳しい状況ではありますが、西口に多くのお客様が戻っていただけるよう一緒になって盛り上げていき、思い出横丁の魅力をお伝えしていきたい。これからも何かご一緒させていただければと思っております」
<新しい共同トイレのポイント>
男性ブースの内装の壁には、思い出横丁の店舗や横丁界隈の看板や道路の壁、看板の素材が使用されている。
これまで男性小便器の奥に女性ブースがあるという動線だったが
、男性ブース、女性ブース、共有ブースとの区分けが明確に。
男性ブースは、横丁が築いてきた歴史の積み重ねを感じられるよう、窓から店の外壁や町並みが見えるデザインに。
清掃のしやすい平滑素材、耐久性のある素材を選定。小便器の流しと手洗い器の蛇口は非接触自動型。
お客の傾向として洋便器では「寝てしまう」「長居をする利用者が多い」という声から、あえて和便器を採用。
これからの社会やインバウンドに向けて、ジェンダーマークを設置。
<新宿西口思い出横丁について>
東京・新宿駅の西口に位置する思い出横丁は、戦後の情景をいまなお残す、古き良き飲み屋街。630坪ほどの土地に、もつ焼き屋・焼き鳥屋を中心とした約60店舗の飲食店やチケットショップなど、合わせて80店舗ほどがひしめき、近年では若い女性客や学生も増え、新型コロナ以前は、訪日外国人観光客も急増。都内有数の繁華街として知られています。
「新宿西口思い出横丁」公式ホームページ
https://shinjuku-omoide.com/