【ホテル雅叙園東京】来場者数1万人突破。強くしなやかに生きた女性像に心を奪われる「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」

掲載日: 2024年04月23日 /提供:目黒雅叙園

東京都指定有形文化財「百段階段」にて、2024年6月16日(日)まで

日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京(所在地:東京都目黒区 / 総支配人:森木 岳明) では、2024年3月23日(土)から6月16日(日)までの期間限定で、館内に有する東京都指定有形文化財「百段階段」にて「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」を開催中。モダンガールが生きた時代への没入感が話題となり、早くも来場者数が1万人を突破いたしました。


モダンガール憧れの職業婦人・タイピスト
モダンガールが過ごしたバーを文化財建築で再現
 西洋文化の影響を受け、大正末期から昭和初期にかけて現れたモダンガールが、職をもって自立し、強く美しく生きる姿は、当時の大衆メディアで、しばしば取り上げられ注目を浴びていました。新しい時代の到来を象徴するモダンガールが愉しんだ最先端のファッションやお化粧、そして、そんな女性を題材に描かれた当時の作品などを、1935(昭和10)年築の東京都指定有形文化財「百段階段」の各部屋に7つのテーマで展示します。新しい時代の到来を象徴するアイコンであり、現代でも人々の心を惹きつけてやまないモダンガール。その時代にほど近い建造物だからこそ体験できる没入感ある展示をお愉しみいただくためのポイントをご紹介いたします。

1.職業婦人とモダンガールの登場
大正から昭和初期は、女性の社会的地位や生き方が大きく変わろうとした時代です。都市化が進み、産業が大きく発展する中で、今までには見られなかった多くの仕事が生まれ、職業婦人が登場します。中でも、高度な技術や知識が必要とされるタイピストは、当時の女性の憧れの職業のひとつでした。こうして職につき、自立する女性たちは、最先端のファッションでカフェやシネマ、デパートなどを愉しみ、自由を謳歌しました。実際に、この時代に洋服を着ることができた女性は限られていましたが、幾何学模様やアール・デコ調を取り入れた新しいデザインの着物に、帽子やレース小物など洋風のエッセンスを交えた着こなしで繁華街を闊歩したのです。
モダンガールの装いを3つのキーワードで紹介
最先端のファッションで銀ブラ

2.お汁粉を我慢し、洒落た喫茶店へ「モダンガールの資格十ヶ條」
『婦人世界』の1929(昭和4)年7月号には、「モダンガールの資格十ヶ條」が掲載されています。「どんなにお汁粉が食べたくても我慢して喫茶店へ行くべし」、「外国の流行雑誌を5種は読み、半日がかりでお気に入りのファッションを見つけるべし」、「週末は必ず銀座に散歩に出かけよ」など、当時の女性たちがモダンガールとして近代的なライフスタイルを送るために努力を惜しまなかった姿が目に浮かびます。そんなモダンガールたちは、映画の女優やグラビアをお手本に最新のトレンドを取り入れ、メイクも一気に洋風に進化しました。細部にまでこだわり丁寧にデザインされた当時のお化粧品が乙女心をくすぐります。
「モダンガールの資格十ヶ條」 雑誌『婦人世界』第24巻7号(昭和4年7月)実業之日本社 株式会社クラブコスメチックス 蔵
モガが洋酒を嗜む場を再現
モダンガールへの第一歩・卒業祝いとして女学生に配布した化粧品セット

3.大正から昭和初期の美しきデザイン
モダンガールが生きた時代のデザインやモノづくりの技術も必見です。大正から昭和初期にかけ刊行された『婦人グラフ』は、表紙や挿絵に色刷りの木版画を貼り込むという、大変手の込んだ高級雑誌でした。その雑誌をよりモダンに引き立てたのが竹久夢二。憂いのある表情とたおやかな姿態の美人画で有名な夢二ですが、本企画展では、おしゃれな洋装に身を包んだモダンガールを中心にお愉しみいただきます。他にも、京都のアール・デコと称され、未だ多くの謎に包まれる小林かいちによる絵葉書や絵封筒の、間近に見るからこそ伝わる魅力など、およそ100年たった現代でも通用する垢ぬけたデザインが来場者を魅了します。
『婦人グラフ』大正13年11月号
夢二が描くモダンガールが会場の欄間絵と調和
小林かいちの絵葉書では実物ならではの風合いを堪能

■その他の見どころ(一部抜粋)
▼宝塚のスタンプ帳に見るモダンガール。初のレビュー作品『モン・パリ』の記念スタンプも。

▼山名文夫や東郷青児など、当時活躍したデザイナーや画家がデザインした化粧品。

▼乙女の本棚シリーズより『人でなしの恋』のワンシーンを立体展示で再現。

▼文化財「百段階段」の装飾が、加藤美紀氏による新作「??(しゅくふう)」(部分)のモチーフに。

▼天井から抜け出した鳳凰がモダンガールと戯れる。(静水の間)

▼窓際に舞うのは、窓の隅板のモチーフになったコウモリ。(漁樵の間前)


「昭和モダン×百段階段 ~東京モダンガールライフ~」開催概要


【期間】2024年3月23日(土)~ 6月16日(日)
【時間】11:00~18:00(最終入館17:30) 【会場】ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」
【料金】[当日券]一般 ¥1,600 / 大学・高校生 ¥1,000 / 小・中学生 ¥800※未就学児無料
【販売】ホテル雅叙園東京(一般入場券)/ 公式オンラインチケット(一般入場券、グッズ付)
【主催】ホテル雅叙園東京 【お問合せ】03-5434-3140(イベント企画 10:00~18:00)
【URL】https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/modern2024

オンライン限定入場券 ※数量限定


1.竹久 夢二ガーゼタオルハンカチ付チケット ¥1,900
2.小林 かいちクリアファイル付チケット ¥1,700
3.HARIO Lampwork Factory ピアス付チケット ¥7,800
4.ギャラリートーク付チケット ¥2,800 【時間】18:00~19:00 【定員】1日15名様
※開始時間の10分前までにご入場をお願いします。※日本語のガイドのみとなります。
5.夜間スペシャルチケット ¥2,500 【時間】18:00~19:00 【定員】1日20名様
※開始時間の10分前までにご入場をお願いします。※ガイドツアーは付かず、自由見学となります。


東京都庭園美術館との提携割引のご案内


東京都庭園美術館にて同時期に開催される「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解くAtoZ」と連携し、相互割引を実施いたします。東京都庭園美術館のアール・デコの様式美と文化財「百段階段」の世界をご一緒にお愉しみください。
東京都庭園美術館本館大広間
<利用方法>
会場内に設置する割引パネルを撮影し、各会場受付でチケット購入の際、お申し出ください。
<対象期間>
2024年3月23日(土)~5月12日(日) ※各施設の休館日を除く
<料金>
・東京都庭園美術館「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解くAtoZ」
一般 ¥1,400→¥1,120、大学生 ¥1,120→¥890、高校生・中学生 ¥700→¥560、
65歳以上 ¥700→¥560
・ホテル雅叙園東京「昭和モダン×百段階段 ~東京モダンガールライフ~」
一般 ¥1,600→¥1,400、大学生・高校生 ¥1,000→¥900、中学生・小学生 ¥800→¥700
※ほかの割引とは併用いただけません。
※当日会場受付で購入の場合のみ割引適用。オンラインでのチケット購入は対象外となります。


<連動企画のご案内>
「昭和モダンアフタヌーンティー」概要


しっかり弾力のある口当たりとやさしい卵の旨みを感じるプリン・ア・ラ・モードや、昔の洋菓子店を思わせるモカロール、黄色いモンブランなど、レトロな喫茶店をイメージしたメニューをとり揃えました。新しい時代の到来を象徴するアイコンだったモダンガール気分で、ノスタルジックなティータイムをお過ごしください。

【店舗】New American Grill “KANADE TERRACE”(ホテル雅叙園東京1階)
【期間】2024年4月8日(月)~6月16日(日)
【時間】15:00~17:30(L.O.)
【料金】¥6,600(税込・サ別)
企画展「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」入場券付¥7,700(税サ込)
【ご予約・お問合せ】050-3188-7570 (レストラン総合案内 10:00~19:00)
【URL】https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/71973

「レトロ着物ランチ」概要


アンティーク柄の着物を身にまとえば、気分は昭和のレトロガール。着物一式のレンタルと着付、館内レストランでのランチ、本企画展の50%優待券をセットで用意いたしました。

【期間】2024年3月23日(土)~ 6月16日(日)
【店舗】中国料理「旬遊紀」/ 日本料理「渡風亭」/ New American Grill “KANADE TERRACE” / RISTORANTE “CANOVIANO” / CANOVIANO CAFE
【料金】¥17,000~(税サ込)
【内容】着物レンタル一式・着付・館内レストランでのランチ・企画展優待券
【ご予約・お問合せ】050-3188-7570 (レストラン総合案内 10:00~19:00)
【URL】https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/82462

「ランチセット」概要


本企画展と館内レストランでのお食事(ランチまたはアフタヌーンティー)をセットでお愉しみいただけます。
CANOVIANO CAFE_お料理イメージ
【期間】2024年3月23日(土)~ 6月16日(日)
【店舗】中国料理「旬遊紀」/ 日本料理「渡風亭」/
New American Grill “KANADE TERRACE” /
RISTORANE“CANOVIANO” / CANOVIANO CAFE
【料金】¥4,200~(税サ込) ※3月23日~4月7日(日)は、¥5,200~(税サ込)
【ご予約・お問合せ】050-3188-7570 (レストラン総合案内 10:00~19:00)
【URL】https://www.hotelgajoen-tokyo.com/archives/95074


ホテル雅叙園東京とは
90年以上の伝統を受け継ぎ、2,500点もの日本画や美術工芸品に彩られた唯一無二のミュージアムホテルです。茶室に見立てた全60室の客室は、80 平方メートル 以上のスイートルームで、スチームサウナとジェットバスを完備し、シンプルさと日本の気品ある美しさを兼ね備えています。もてなしの心を継承する日本料理や中国料理、イタリア料理など7つのレストラン、日本美の粋を尽くした和室宴会場をはじめとした23の宴会施設、そして東京都指定有形文化財「百段階段」を有しています。
また、世界80カ国、520軒を超える独立系の小規模なラグジュアリーホテルだけで構成された「Small Luxury Hotels of the World(SLH)」、および世界的なラグジュアリーツーリズム・コンソーシアム「Serandipians(R)」に加盟しています。
URL :https://www.hotelgajoen-tokyo.com/
Facebook :https://www.facebook.com/gajoen/
Instagram :https://www.instagram.com/hotelgajoentokyo/

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