静岡県磐田市では、新たな特産物「レモン」の産地化に向けて、令和6年度から産地形成支援事業を実施しています。
磐田市の農業では、高齢化による離農、茶価の低迷などの課題があり、今後荒れてしまう農地が増加する可能性もあることから、JA遠州中央と協議して対策を検討してきました。
その結果、年間の日照時間が2,582.8時間(2023年)と全国トップクラスの長さを誇ることや、1年を通して温暖な気候を生かせることから、レモンの産地化に挑戦することにしました。なお、収穫時期がお茶の繁忙期と被らず複合経営が可能であることも、レモンを選んだ理由の一つとなっています。
産地化への第一歩として、市内で初開催された「レモンの定植・栽培講習会」には、栽培を検討している茶やキャベツなどの農家約20人が出席し、講師を務めたJA静岡経済連の担当者から、苗木を購入した後の取り扱いから園地へ植栽するまでの注意点、定植後の管理などについて説明を受けました。
説明を受ける参加者ら
磐田市は2030年までに、市内でのレモンの作付面積を100ヘクタールにすることを目標にしており、新たに栽培をする方を対象に補助金を交付するなど、支援を行っています。
詳しくは市ホームページをご覧ください。
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