ソフトクリームの総合メーカー、日世株式会社(本社:大阪府茨木市 社長:吉田文治)は、日本食糧新聞社が主催する、第21回デザート・スイーツ&ベーカリー展に出展いたします。今年の当社のご提案は2つ。「パフェパーク」と「クリエイティブノズル」です。
▲出展想定図(細部について実際とは異なる部分があります)
新たにソフトクリームを販売されたい方に「パフェパーク」
2015年秋ごろから札幌の すすきの からはじまった「〆パフェ」のほか、東大阪でも夜のデートでパフェを食べる「夜パフェ」がはやっています。
こうした食の流行をとらえ、新しくソフトクリームを導入しようとする方むけに、メニュー作りや販売促進、店頭演出までを含めて、パフェ販売プランを提案します。
豆知識 パフェの語源はフランス語、でもフランスに「パフェ」はありません
各種資料を組み合わせてみますと、パフェの語源はフランス語の「パルフェ」が由来です。しかしパルフェは卵黄と生クリームなどを泡立てて冷やし皿に盛られたデザートとのこと。いわゆる「日本のパフェ」とは異なるようです。
グラスに盛られたアイスクリームにフルーツがトッピングされた「日本のパフェ」は、アメリカのサンデーがルーツで、渡米から戻られた藤井林右衛門さんが横浜の元町で1914年(大正3年)に販売したのが始まりとされています。
「日本のパフェ」は欧米人にとって日本的な造形のおいしいものと映っているようです。2023年5月に新型コロナウイルス感染症が第5類に移行、インバウンドが2019年コロナ禍前の約8割まで回復しています。ただ中華系のインバウンドは半減しており、現在のインバウンドはコロナ禍前と国別構成が変化しています。こうした状況も「パフェパーク」ご提案の背景にはあります。
資料:
ウフ パフェ部
https://www.ufu-sweets.jp/parfait/210621parfait/
鬼滅の参考書
https://happy-seed0327.com/smile/parfait-origin.html
Tokyo Midtown presents The Lifestyle MUSEUM_vol.822
https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/museum/museum_vol822.mp3
JNTO 日本政府観光局 国籍/月別 訪日外客数(2003年~2024年)
*中華系インバウンド:中国、台湾、香港、マカオ、モンゴルからの訪日外客の合算
ソフトクリームをすでに販売されている方も含めて「クリエイティブノズル」をご提案します
ソフトクリームの星形を創り出すシェーパー部分を交換することで、星形以外の形に変更するご提案です。
開発背景はレトロブーム
2017年頃から、コーンに盛りつけるクリームの形を星形ではなく丸型に改造してほしいという要望が増えています。丸型にすることでレトロな雰囲気になるためです。
要望を受けてフリーザーのフロント部分を改造し、星形に復旧できない状態でお渡ししています。これはソフトクリームのシェーパー部分の衛生面を考慮して、一体型としているためです。
その一方で、当社商品のクレミアは16のフレアを作るシェーパーを分離して洗浄することができます。2013年の発売以来、衛生面で問題を起こしたことはありません。
これらより、一般商品用のフリーザーのシェーパーも分離できるように変更して、クリームの形や盛り付けの形状を差別化することをご提案いたします。
豆知識 丸形クリームから星形クリームへ、変化したのは1970年頃
最初に申し上げますと、ソフトクリームのクリームの形は、1960年代から星形、丸型、どちらもありました。ただ、日本国内で大きなシェアを占めていた米国スウェーデン社製フリーザーと同社から技術を引き継いだ当社のフリーザーのシェーパーが丸形だったので、丸いクリームを盛り付けたソフトクリーム「丸形が主流」でした。
現在と逆で、年々星形のクリームの要望が高まり、当社は追加パーツを取り付けるなど で対応していましたが、1970年頃から、あらかじめ星形になるように、クリームの出口を加工したフリーザーになりました。このころから「星形が主流」になりました。
▲左1969年のメニュー集、右1972年のメニュー集より
日世株式会社について
1947年に日系二世が貿易商として「株式会社二世商会」を設立。1951年にソフトクリームを初めて日本に紹介した日本のソフトクリームのパイオニアにして総合メーカーです。※1952年に日世株式会社に社名変更。
ソフトクリーム液体原料(ミックス)、可食容器のコーン、ソフトクリーム製造機であるフリーザーを製造販売しています。