凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUE(TM)Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ(TM)」を提供しています。
このたび、「スマートライフ バリュー パッケージ™」のラインアップの1つとして、レトルト食品の風味低下を抑制するフィルムパウチ「フーミファイン™」を開発し、長期保存食であるレトルト食品のさらなる進化に貢献します。
凸版印刷の持つ独自のコンバーティング技術を活用し、従来のパウチの材質構成を変更すること
なく、風味低下抑制機能を付与することが可能となりました。また、再生材であるメカニカルリサイクルPETフィルムを使用した透明バリアフィルム「GL-AR-N」等と組み合せ、環境に配慮することも可能です。2021年4月1日より、食品業界や流通業界などに向け販売を開始します。
■ 開発の背景
新型コロナウイルス感染拡大の影響により外出の機会が減り、家で過ごす時間が増えるなど、人々の生活スタイルは大きく変化しています。「巣ごもり消費」という新しいトレンドが生まれ、簡単に調理ができるレトルト食品のニーズが高まっています。
一方レトルト食品には製造工程の加熱殺菌で発生するにおいが、食品本来の風味を低下させるという課題がありました。凸版印刷ではレトルト食品の課題解決に取り組み、本来の風味を楽しむことができるよう「フーミファイン™」を開発しました。
■ 本製品の特長
・食品本来の風味の提供が可能
レトルト食品の製造工程(加熱殺菌)で発生するにおいによる風味低下を抑制します。
・通常のレトルト殺菌が可能
レトルト殺菌条件の変更は不要です。また、諸物性も従来のレトルトパウチと変わりません。
・自由な材質設計が可能
アルミ箔仕様、透明仕様など、様々な材質構成(フィルム)に機能付与が可能です。
■ 今後の目標
凸版印刷はパッケージ製品の高機能化を推進し、レトルト商品を取り扱う食品業界や、流通業界を中心に拡販し、2022年に5億円の売上を目指します。
■ 「TOPPAN S-VALUE™ Packaging」について
凸版印刷は、「価値あるパッケージ」で、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献する「TOPPAN S-VALUETM Packaging」を掲げ、「ひと」に価値ある「スマートライフ バリュー パッケージ™」、「しゃかい」に価値ある「ソーシャル バリュー パッケージ™」、「ちきゅう」に価値ある「サステナブル バリュー パッケージ™」を提供します。
「ひと」/「スマートライフ バリュー パッケージ™」
円滑な購入や効率的な保管、美味しく仕上がる調理、簡便な廃棄、安全・安心な取扱いなど、生活のさまざまな場面に最適な価値を提供し、コミュニケーション媒体として顧客体験を最大化させるソリューションを展開します。
「しゃかい」/「ソーシャル バリュー パッケージ™」
サプライチェーンにおいて発生する業務効率化、生産性向上、販売の最適化などのさまざまな課題を解決し、継続的な企業活動を実現する価値あるパッケージやサービスを展開します。
「ちきゅう」/「サステナブル バリュー パッケージ™」
再生プラスチックを用いた包装材、単一素材でリサイクル適性を向上した包装材、植物由来材料の紙やバイオマスプラスチックを用いた包装材など、環境負荷の低減と循環型社会の実現につながるソリューションを展開します。
<URL> https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/sustainability/
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以 上