「ごちそうさまキャラバン」とは、3者が連携し”ごちそうさま”の心を届けるために生まれた活動体です。
●子どもたちの孤食問題と地域のフードロス問題を解決したい新潟市
●パンをおいしくリベイクするトースターや高い冷凍技術を保有するツインバード
●クリエイティブの力で社会課題の解決に取り組む博報堂
フードロスになりそうなさまざまな食材を地域から回収し、市内のこども食堂を巡回しながら、子どもたちに美味しく楽しい食体験を提供します。地域事業者との連携、食材を美味しく調理する家電の技術、人が集まりたくなる場作りといった、それぞれの強みを持ち寄ることで、地域のみなさまを巻き込みながら社会課題の解決を目指します。
新潟市西区の子ども食堂にて、「ごちそうさまキャラバン」の初回イベントを開催!
初回となるイベントは、2023年12月27日(水曜)、新潟市西区にある子ども食堂「さくら食堂」で開催しました。
新潟市内のパン屋さん3店舗「小さなパン屋さん つくし」、「北欧クラフトベーカリー巻本店」、「石窯パン工房サフラン青山店」から協力いただき、通常廃棄されていたロスパンを冷凍保存で期限延長し、ツインバードの新製品「匠ブランジェトースター」で美味しくリベイクして、子どもたちが全部食べ切ってフードロスを削減!また、博報堂が趣向を凝らした会場デザインや仕掛けが、こどもたちの“楽しい”食事を大いに盛り上げてくれました。
<イベント概要>
日時 :12月27日(水) 10:00~16:00
会場 :さくら食堂(新潟市西区内野町989) 運営:一般社団法人スマイルストーリー
対象 :内野小学校をはじめ近隣小学校の児童
内容 :リベイクパンと規格外野菜スープの振舞い (会場内飲食・テイクアウト不可)
申込 :事前予約制
<当日の様子>
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/gomi/recycle/shokuhinrosu/gotisousamakyaraban.html#cmsBA153
「ごちそうさまキャラバン」立ち上げの背景、なぜ「ごちそうさま」「キャラバン」なのか?
子どもたちに温かい食事を無償または安価で提供し、孤食の子どもたちに共食の機会を作り出す「子ども食堂」は年々その必要性を増しており、全国には 7,363 箇所の子ども食堂が存在しています*。またその一方で、日本では年間 523 万トンのフードロスが生じており、フードロス問題に取り組む団体も年々増加しています。「ごちそうさまキャラバン」は、これらの社会課題を繋ぐことで、互いにとって WIN-WIN の関係を作り出すことを目的として構想されました。さらには「ごちそうさまキャラバン」という活動体のもとで、これまで独立分散的に活動していたさまざまな NPO 団体や企業、自治体が繋がることにより、安定的な食材回収や資材提供等を可能にします。
*2022 年 NPO 法人全国こども食堂支援センター・むすびえの調査による
なぜ「ごちそうさま」「キャラバン」なのか?
「ごちそうさま」は、食材への感謝を込める言葉でありながら、また同時に食事の際の大切なコミュニケーションのひとつでもあります。フードロスに象徴されるように、現代の日本人の多くが忘れかけてしまっている「食材への感謝」を再び思い起こし、また地域の子どもたちが共に食卓を囲む際の幸せな掛け声として「ごちそうさま」を団体の合言葉としました。
また「キャラバン」は、「どこかでは余っていても、また別のどこかでは必要とされている食材たちを運んで繋ぐ」という私たち団体の活動意義を示す言葉であるとともに、大小さまざまな団体を繋ぎ、ひとつの活動体として協働していくにあたっての旗印でもあります。多くの団体を巻き込みながら、参加するそれぞれの人々が強みや個性を持ち寄ることで、「ごちそうさまキャラバンがやってきた!」というような形で地域の皆さんに愛され、社会課題を共に解決していくことを目指します。
キャラバンの仲間になりませんか?
活動をサポートいただけるパン屋さん、農家さん、事業者さんからのお問合せをお待ちしております。
新潟市では、企業版ふるさと納税による寄附を募集しています
https://www.city.niigata.lg.jp/shisei/seisaku/jigyoproject/tihou/kigyobanfurusato/kigyoubanfurusato.html
<問い合わせ先>
新潟市循環社会推進課 電話:025-226-1391