元旦に発生した「令和6年能登半島地震」で被災されたすべての皆様に、心からお見舞い申し上げます。 この度、当社ASMEDIA株式会社(本社:石川県金沢市森山、代表取締役 長坂紅翠香)が主催となり、石川県金沢市にて、七尾一本杉通りの復興に向けたチャリティーイベントを開催する運びとなりました。
このイベントは、SNSで大人気の「おにぎり太郎」氏(Instagramフォロワー3.4万人超え)がボランティアで特別ゲストとして参加し、石川県七尾市で被災した日本料理店「一本杉川嶋」とのコラボレーションを行う企画です。
開催のきっかけは、おにぎり太郎氏本人が、本企画の主催者であり、能登に実家があり震災の被害を受けた当社代表の長坂宛に、「僕にできることがあれば能登のために何かしたいです」と強い申し入れをしてくれたことで実現しております。
イベントの場所に金沢を選んだ理由は、被災地である七尾が水道の復旧に困難を極めており、いまだに多くの不便を抱えているためです。料理においては洗い物も十分にできず、不便がある状態です。被災地・七尾の状況を鑑み、より多くの方々にご参加いただけるよう、金沢駅前の商業施設金沢フォーラス6階にある「海老天丼こし」様にご協力いただきました。「海老天丼こし」様には、お米を炊く土鍋も揃っており、たくさんのおにぎりを作るイベントの開催がしやすく、場所提供のお願いをしたところ、快く引き受けてくださり実現しました。
提供メニューは、おにぎり太郎氏が握るおにぎりと、「一本杉川嶋」店主 川嶋亨氏(以下、川嶋氏)が作る能登食材の汁物です。
おにぎりには、川嶋氏がお店で愛用してきた能登の農家さんが丹精込めて育てた無農薬棚田米を使用。さらに汁物には、能登の農家さんの野菜や能登の漁師さんの魚を使用します。私たちは能登食材を積極的に使用することで被災地の生産者さんの支援に繋がると考えております。
能登半島地震の発生から4週間が経過した現在も、生活インフラの復旧が進まない状況で、被災地・能登を中心に、多くの方がいまだ厳しい状況にあります。そして、金沢や加賀への観光客が激減したことや、石川県内でも自粛ムードが漂っていることから、飲食店のキャンセルが相次ぎ、県産の食材が消費されづらい状況にあります。川嶋氏は、「金沢や周辺地域での自粛ムードが漂っている中、被災者として自らイベントを行い、『能登は元気だよ。皆で前へ進もう!』という思いも発信する機会となれば嬉しいです。」とイベントの開催に気合を入れています。
【イベント詳細】
イベント名:「おにぎり太郎×一本杉川嶋」
日時:2024年2月11日 (日) 12:00~(50食)、13:00~(50食)、14:00~(50食)
場所:海老天丼こし(石川県金沢市堀川新町3-1 金沢フォーラス6F)
この日のスペシャルメニュー:
・おにぎり太郎くんの塩おにぎり
・“うますぎ一本杉”川嶋特製スペシャル味噌汁(能登食材を使った具だくさんお味噌汁)
料金:税込3,000円(あくまでもご寄付のお礼としてのお料理です。お2人が丹精込めてお作りいたします。)
食数:合計150食(売り切れ次第終了とさせていただきます。)
予約方法:予約方法が決定しましたら、ASMEDIAの公式Instagramにてお知らせします。
ASMEDIA Instagram: https://www.instagram.com/asmedia_japan/
※売上は、お米等の原価と経費を差し引いた後、能登半島地震の被災地支援と農家さんへの支援に充てられます。
被災地の方々に希望を届け、地域の農業を支援するこの機会に、皆様の温かい支援とご参加をお待ちしております。
おいしく食べて能登支援を!ゲストシェフと主催者プロフィール
【おにぎり太郎氏 プロフィール】
愛情を込めて一つ一つのおにぎりを握る姿がSNSで多くの注目を集め、フォロワー数が(2024年1月時点で)3.4万人に急増している、「おにぎり太郎」氏。
その人気は止まることを知らず、日々新たなファンを獲得しています。
著名な料理人とのコラボレーションも多く、日本の伝統的な料理であるおにぎりを通して、日本の魅力を世界に発信しています。
おにぎり太郎 Instagram: https://www.instagram.com/onigiritaro_jp/
【「一本杉川嶋」店主 川嶋亨氏 プロフィール】
能登七尾の一本杉通りに、2020年7月29日にオープンした日本料理店。オープンから1年経たない間に、2021年5月発表のミシュランガイドで1つ星を獲得。2年先まで予約が取れない超人気店に。店舗は、築92年の有形文化財でもある元万年筆屋のリノベーションで、その風情ある建物も注目されました。
過去には、35歳以下の若手料理人のための日本最大級の料理コンテスト「RED U-35」2018で、ファイナリストとして“ゴールドエッグ”を獲得。JALとのコラボで「RED U-35 ~若き料理人たちによる機内食~」で料理提供し、JAL国際線機内食も担当しました。
「一本杉川嶋」(石川県七尾市一本杉町32-1)は、地震の被害を受けて休業中です。
お店には応急危険度判定にて「危険」の赤紙が貼られている状態で、内部の損傷に加えて器の破損も激しく、現段階での復興の目処は立っておりません。しかし店主は、必ずここで復活させたいと強い思いを語っています。
一本杉川嶋 Instagram: https://www.instagram.com/ipponsugi_kawashima/
【ASMEDIA株式会社 代表取締役 長坂紅翠香 プロフィール】
ASMEDIA代表であり、金沢・北陸を中心に年間600軒食べ歩くフードライター、著者。
1級フードアナリスト、グルメサイト「あすかの美味献立」・「北陸・トップ100レストラン」運営。SuperDX料理賞 審査員(日経新聞主催・金融庁後援)、堀江貴文さんグルメアプリ「TERIYAKI」テリヤキスト。能登出身、金沢市在住。
ASUKARIN Instagram: https://www.instagram.com/asukarin_kanazawa/
〈地震の際の状況とおにぎり太郎氏への感謝〉
私自身、地震発生時は、奥能登を繋ぐ生命線である「のと里山海道」を母と車で走行中でした。
その途中でスマートフォンからけたたましく危険を知らせるアラートが何度も鳴り、大きな揺れを感じたので、一旦路肩に停車をして地震が収まるのを待っていると、中央分離帯にみるみるうちに亀裂が走り、対向車線がドーンと底抜けしてしまったのを確認した次の瞬間、目の前の道も陥没してしまい、恐怖に襲われパニック状態でした。危機一髪の状況で助かることができたものの、道路が寸断されたため山中のサービスエリアで過ごすことになりました。
サービスエリアに停車できたのは良かったものの、山奥のため電波がなく、インターネットも使えない状況で、目の前で起きている状況を誰かに伝えることも発信することもできませんでした。また、元旦の日に山奥のため夜は寒さとの戦いでもありました。自衛隊も陸路からはアクセスが困難だということを、車のエンジンをかけている時にラジオで情報を得たので、翌日朝明るくなってから、壊滅した状況の「のと里山海道」を通り、落石が多く散乱する獣道を逃げるようにして歩いて、山をショートカットし大通りに出ました。
体力を消耗し切ってやっとの思いで自宅に辿りついて、安堵したのも束の間、玄関の扉を開くと、ショックな光景が待ち構えておりました。いつもは2階の押入れにしまってあったアルバムが、1階の玄関に散乱している状況で、中に入るとキッチンは割れ物で床が見えず、お皿が1つ残らず割れていました。しかしながら家は、瓦や壁は落ちていますが、家としての形は成しており、ありがたいことに倒壊は免れ、その時は情報がまだまだ入っていなかった能登の輪島や珠洲の深刻な被害が心配でなりませんでした。
私のエピソードはごく一部に過ぎず、より深刻な状況の方がたくさんいらっしゃいます。
そしてこのような状況でも、私たちは前に進まなければなりません。
今回お声がけをしてくれたおにぎり太郎氏には感謝しかありません。
■会社概要
会社名:ASMEDIA株式会社
代表取締役:長坂紅翠香
所在地:石川県金沢市森山1-2-1 219
設立日:2023年12月1日
ホームページ:https://asmedia-japan.com