大手ドラッグストア(DgS)企業の物販が好調です。
上場DgS企業の2023年1~11月の既存店売上高対前期比は、ほぼ前年実績を超えて推移しています。
この数年を振り返ると、コロナ禍による特需とその反動減の影響はあったものの、足元では食品や日用雑貨の値上げによる商品単価上昇の影響が大きく、大手DgS企業の物販は好調に推移していると言えます。
DgSの物販のトレンドで見逃せないのは、コロナ禍の中で加速した食品強化の動きですが、成長が期待できるカテゴリーは食品以外でも多数あります。
代表例は一般用医薬品の漢方薬(一般用漢方薬)、健康食品、介護用品、ペットフードなどです。さらには、少子化の影響から市場が縮小するとみられるベビー関連にも成長のチャンスはあります。
本特集では、マツキヨココカラ&カンパニー執行役員グループ営業企画統括営業戦略室商品戦略専任部長の山内太郎氏やハシドラッグ(福島県)の橋浦友三郎氏のインタビューのほか、今後の成長が期待できる3つのカテゴリーの最新動向、販売につながるテーマ起点提案の条件、ラインロビングについての解説を収録した。物販の成長のヒントになれば幸いです。
今号はほかにも、DDスペシャルレポート「サンドラッグによるキリン堂HD株式取得」や「日本チェーンドラッグストア協会・薬業3団体・日本ヘルスケア協会の年頭所感」、「第18回セルフメディケーションアワード受賞作品誌上公開 コロナ禍における上手なセルフメディケーション・渥美里菜(杏林堂薬局)」なども読みどころです。
ぜひご一読ください。
1月15日号の目次
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