2024年 キリンビール事業方針

更新日: 2024年01月13日 /提供:キリンホールディングス

~全員でお客様価値の創造にチャレンジ~

 キリンビール株式会社(社長 堀口英樹)は、2022-2024中期経営計画の最終年として、2024年のスタートを切りました。激しい環境変化の中でも、人と人がつながるよろこびを届けることでお客様と深く永くあたたかな絆を育み続ける会社となるため、全員でお客様価値の創造にチャレンジし、CSV※経営を推進することで、お客様と社会に貢献していきます。※ Creating Shared Valueの略。お客様や社会と共有できる価値の創造


1.2023年の振り返り
 2023年は、ここ数年継続していた新型コロナウイルスの収束傾向による経済活動の回復がみられたり、10月の酒税改正など大きな外部環境の変化がありました。そんな中、ビール類市場全体は、前年比99%程度の着地と推計します。その内、ビールカテゴリーの構成比は、飲食店の消費回復、酒税改正などの影響により6年ぶりに50%超えと推計します。
 当社は、継続して「ブランドと人財を磨き上げる」をテーマに、「強固なブランド体系の構築」と「新たな成長エンジンの育成」の2つの戦略を軸に取り組みを強化しました。ビール類計は大びん換算で1億1,390万箱(前年比約94%)、ビールカテゴリーでは、主力商品の「キリン一番搾り(以下、一番搾り)」ブランド、「SPRING VALLEY(スプリングバ レー)」ブランドがけん引しました。また、健康志向を背景に「甘くないクリアなおいしさ」が特長の「氷結(R)無糖」シリーズは前年比約3割増と伸長しました。「氷結(R)」ブランド全体でも、発売から20年以上が経過した2023年も過去最高販売数量を記録しています。国産ウイスキーに関しては、富士御殿場蒸溜所50周年の節目を迎え、国内は「キリンウイスキー 陸」、海外は「富士」ブランドの欧州諸国への輸出拡大などにより飛躍的成長となりました。
【2023年販売実績】

*【単位】 ビール類・ノンアルコール飲料:大びん633ml×20本換算、
      RTD :350ml×24本換算/250ml×24本換算での販売数量は7,070万ケース(前年比-2.4%)
*販売数量はKLから万箱に換算後、1桁目を四捨五入し10万ケース単位で算出
*ノンアルコール飲料は、ノンアルコール・ビールテイスト飲料とノンアルコールRTDの合算

2.2024年の取り組み
 2024年は、「全員でお客様価値の創造にチャレンジ」をテーマに、「強固なブランド体系の確立」、「新価値を提供する事業・ブランドの着実な成長」を軸とした事業戦略で取り組み、企業価値の最大化を目指します。
(1)強固なブランド体系の確立
 外部環境の変化にしなやかに対応しながら主力ブランドを育成し、各カテゴリーにおいて永くお客様に愛され続ける強固なブランド体系を確立します。「一番搾り」ブランドは、多様なラインアップでさまざまなおいしさと楽しみ方を提案します。また、キリンビールとして17年ぶりにスタンダードビールの新ブランドを上市し、「一番搾り」に次ぐビールブランドとして育成していきます。
(2)新価値を提供する事業・ブランドの着実な成長
 クラフトビール事業では、「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」ブランドおよび直営店「スプリングバレーブルワリー東京」をリニューアルすることで、クラフトビールの楽しみ方を広げ、まだ飲んだことがない方の最初の1杯につなげ、同ブランドからクラフトビールの魅力を多くの方に伝え、共感いただくことを目指します。
 また、志を同じくする、全国のクラフトブルワリーと共同し、カテゴリーの創造に向けて引き続き取り組みを強化していきます。
【2024年販売目標】

*【単位】:ビール類・ノンアルコール飲料:大びん633ml×20本換算、
      RTD 350ml×24本換算/250ml×24本換算での販売目標は7,160万ケース(前年比+1.3%)
*販売目標数はKLから万箱に換算後、1桁目を四捨五入し10万ケース単位で算出
キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで、「食と健康」の新たなよろこびを広げ、こころ豊かな社会の実現に貢献します。

bnr_500_juhachulight_ai-ocr.png 記事下バナー

注目のキーワード

すべてのキーワード

業界

トピックス

地域