■寄贈商品一覧
【ヨーグルトデザート製品】
【昆布製品】
【豆製品】
【おかず製品】
【業務用商品】
■寄贈のきっかけ
観測隊員のみなさまのおなかの調子を整えるために、相談を受けたことがはじまりです。
南極地域観測隊では、フジッコがカスピ海ヨーグルト(TM)を寄贈するまで、ヨーグルトは持ち込んだものを賞味期限内で食べ切るか、持ち込んだヨーグルトを種菌として活用し、ヨーグルトを作っていました。しかし、一般的なヨーグルトに含まれるブルガリクス菌やサーモフィラス菌は、発酵温度が40℃と高いため、温度調整に手間がかかる上、電力も必要になります。
一方、「カスピ海ヨーグルト」に含まれる「クレモリス菌」は、発酵温度が20℃~30℃であり、南極地域観測隊の基地内において、特別な保温器が無くても常温保存が可能なロングライフ牛乳と冷凍保管した牛乳を用いてたくさんの量を簡単に手作りすることができます。また、できあがったヨーグルトを種として活用できるので、いつでも「できたてのヨーグルト」を食べることができるようになりました。
手づくりカスピ海ヨーグルト(TM)とは
純粋培養した「カスピ海ヨーグルト」の種菌を凍結乾燥(フリーズドライ)した粉末種菌です。常温で持ち運びができ、牛乳と混ぜて常温で発酵させることで「カスピ海ヨーグルト」を作ることができます。
■日本の南極観測について
日本の南極観測のルーツは、今から100年以上前の1912(明治45)年に、白瀬 矗(しらせ のぶ)ひきいる南極探検隊によって実施された学術探検にまでさかのぼります。その後、1957(昭和32)~1958(昭和33)年に行われた国際地球観測年(International Geophysical Year; IGY)と呼ばれる純学術的な国際協力事業の一環として、閣議決定に基づき、1956(昭和31)年に第1次南極地域観測隊の派遣が決定しました。途中南極観測船の引退に伴い中断もありましたが、現在まで66年以上に渡り南極観測を続けています。
■フジッコの企業理念等
フジッコでは、「自然の恵みに感謝し 美味しさを革新しつづけ 全ての人々を元気で幸せにする 健康創造企業を目指します」を企業理念の基本に据え、「おいしさ、けんこう、つぎつぎ、わくわく。」というコーポレートスローガンには、たゆみない研究開発と時代の先を見据えた商品づくりで、日本の伝統食から世界の長寿食、さらにその先を目指し、安心、安全で、いつも新たな発見のある食生活を提案することを目指しています。