持続可能な製品やサービスを選定する「サステナブル★セレクション」の表彰式が11月24日(金)、都内で開催され、パルシステムの職員が出席しました。授賞式では、最高位の「三つ星」に認定された「予約登録米」を紹介し、審査員から認定証が手渡されました。
30年近く続く「サステナビリティのサブスク」
表彰式では「サステナブル★セレクション」最高位の「三つ星」を新たに認定された8団体が、大賞の商品やサービスを紹介し、表彰状を受け取りました。パルシステムからは、米穀課長で「ごはんソムリエ」の認定を持つ佐野正和が出席しました。
認定証を授与した審査員の徳江倫明・一般社団法人フードトラストプロジェクト理事長は「事前に購入を予約し定期的に配送する『サステナビリティのサブスク』の先駆的なサービスです。すでに開始から30年近く継続しており、持続可能な農業の実現に貢献しています」と評価しました。
審査委委員長の竹村眞一・京都芸術大学教授は総評で「認定された商品やサービスはいずれも、コロナ禍で表出した社会のぜい弱性に対する解決へのアプローチを試みています。予約登録米は『水田の価値は米を作るだけではない』ことが示されました」と語りました。
「サステナブル★セレクション」は、サステナビリティの情報を発信する株式会社オルタナと一般社団法人サステナ経営協会が共催し、サステナブルな理念と手法で開発された製品・サービスを選定しています。予約登録米は、環境(E)社会(S)ガバナンス(G)の取り組みが総合的に評価され、三つ星の受賞となりました。また予約登録米は10月5日(木)に発表された「グッドデザイン賞」も受賞しており、それに続く“2冠”となります。
「平成の大凶作」機にスタート
予約登録米は、田植えの段階で年間を通した定期利用の約束として利用者自らが登録し、新米の収穫以降、4週に1度のサイクルで届けます。1993年の冷害による米不足を契機として1995年に始まり、2023年で29年目を迎えました。大規模災害などで調達が厳しいときも登録者を優先して届ける、持続可能な生産と消費のシステムです。
予約登録米は、多くの産地で化学合成農薬や化学肥料にできるかぎり頼らない栽培を目指しています。田植え前から出荷が約束されていることで、生産者は安心して米を栽培できます。利用を通して環境保全型の農業が地域に広がるほか、次世代の生産者を育てるあと押しになるなど、さまざまな役割を果たしています。
パルシステムはこれからも、利用者と国内の農業を支える生産者とともに持続可能な生産と消費をめざします。
▼利用者に米消費を呼びかける「お米で超えてく」アクション
https://www.pal-system.co.jp/koeteku/okome/
【組織概要】
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9億円/組合員総数171.4万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal.or.jp/