テレビや新聞でお馴染みのカレーコンサルティング会社である株式会社カレー総合研究所(代表:井上岳久/東京都渋谷区)は、 カレーを学問として総合的かつ体系的に学ぶことのできるカレー大學において8か月にわたりカレーの猛特訓するカレー大学院の卒業式が11月3日(金) に渋谷特設会場で実施しました。カレー大学院への入学希望者が多いため、個別に入学説明会を開催します。(詳細は、お問い合わせください。)。カレー大学院への入学は「カレー大學総合学部」を受講し『カレー伝導師』資格を取得していることが条件となります。この通学講座を2024年1月20日(土)に開校します。 カレーのプロフェッショナル育成機関で、ビジネス成功確率の高いカレーの専門家、及びカレーの幅広い知識を有するカレー愛好家を目指しましょう!
■「カレー大學 総合学部」講座概要
講座名: カレー大學総合学部
開講日: 1月20日(土)10:00~17:00
受講料: 35,000円(税別)
形 式: 通学講座
場 所: 神田駅周辺
目 的: 1.カレーの知識・奥深いカレーの世界を広めカレーの文化の発展を図る。
2.カレーの知識を深めることで、 カレー店経営やレトルトカレーの開発などの
ビジネス的な局面から、家庭でのパーティ、食べ歩きなど趣味の局面まで、
さまざまな面で役立てさせる。
3.目標として、日本全国にカレー業界を牽引する「カレー伝導師」を育成する。
内 容: 6科目/5時間、認定試験
1.「カレー概論 カレーとはいったい何か?」
2.「カレー歴史学 カレー日本史とカレー世界史」
3.「カレー社会学 カレーに関する文化」
4.「カレー商品学 売られているカレー商品」
5.「カレー調理学 カレー調理の基本」
6.「カレー食べ歩き学 正しいカレーの食べ歩き方」
備 考:カレー大学院の卒業生が中心に講師を務める特別講座となります。
★お申込み
?こちらから:カレー大學HP www.currydaigaku.jp
■カレー大学院第8期 卒業式レポート
カレーの進化は、とても魅力的!日本で唯一のカレー専門家育成校「カレー大學大学院」カレーのスペシャリストになる夢を抱いた3人に「修了証書」授与
2023年11月3日(金)、東京・渋谷文化センター大和田で、「カレー大學大学院 8期生修了証書授与式」が行われました。
「進化するカレーに可能性」を感じたと大学院に進んだ3人は、学長の井上岳久(たかひさ)氏からカレーの歴史やスパイスに関する専門知識、また市場調査を通して、日々変幻自在に進化するカレーの奥深さを学びました。修了証書授与式の様子と、晴れやかな表情で今後の抱負を語る卒業生たちの横顔をレポートします。
↑卒業の記念に贈呈された憧れのコックコートに身を包み、笑顔を見せる卒業生たち
■基調講演
「電子書籍の現状を知りカレーで自著本を出そう!」
講師:ごきげんビジネス出版 光 成治 氏
修了証書授与式に先立ち、電子出版についての基調講演が行われました。
午前10時から、基調講演がスタート。講師は、「クラウドサーカス株式会社ビジネス出版」の光成治(ひかり せいじ)さんです。
↑「電子出版の世界を知りカレーで自著本を出そう!」をテーマに講演する光さん
光さんは、電子出版に関して、業界及び市場動向、その特性の説明や書籍の特徴、出版方法などを分かりやすく説明していきます。また、書籍を出す際のポイントとして出版企画書の書き方が重要な事、また、事前の販促活動も必要な事など細やかなアドバイスや指導をしていました。
↑講演を熱心に聞く卒業生たち
講演後は、卒業生による「カレー関連書籍」企画アイデアの発表です。
すでにカレー店を経営しているKANOさんから、画期的なカレー本の企画が提案されました。店舗で提供しているマル秘メニューから、斬新なスパイス料理などのカレーやスパイスの革新的な活用方法のレシピなど、今までない料理本のアイデアを発表。これ以外にもたくさんの面白いアイデアが飛び交いました。
講師の光さんは、企画案に対して、「実際にいろいろなメニューとして提供し、お客様の反応をみながら、家でも作れる人気レシピなどの本もいいですね。」と、率直な感想を交えつつ、注意点やアイデアの出版への取り組み方など、丁寧にアドバイス。
この中からアイデアを磨き上げ、近い将来、出版を実現しする卒業生も誕生すると確信しました。
■修了証書授与式
講演後、いよいよ、修了証書授与式となりました。
卒業生には、一人ずつ井上学長より修了証書と記念のコックコートが手渡されます。
少し緊張しつつも、修了証書とコックコートを受け取った卒業生達は、皆さん満面の笑顔です。
カレー大學大学院は、カレーの歴史から、フィールドワークとしての食べ歩き、スパイスの種類や特徴の講義、各種レポート、卒論、卒業試験と専門的でハードルの高いカリキュラムとなっています。
カレーのスペシャリストとしての知識を身につけ、修了証書を手にした卒業生達。
その笑顔からは、大きな達成感と安堵感が伝わってきました。
<カレー大學大学院>
2023年度8期生の卒業生を紹介します
※今回は卒業試験をクリアできた3名となります。
(残念ながら、試験に合格できず再試験中の方が数人います)。
◆小林 順子(こばやし じゅんこ)さん
米飯を活かした健康的な食の提供で地域貢献していきたい。
にこやかな笑顔で、修了証書を手にした小林さん。
米飯文化を推奨している小林さんは、カレーの歴史を学ぶ中で、日本人がいろいろな形で生活に取り入れてきた「進化するカレー」に魅力を感じているそうです。
<Profile>
管理栄養士として、長年地方自治体や食品会社の開発部門に勤務してきた小林さん。お父様が外食好きだったこともあり、さまざまなジャンルのメニューを経験した中、全年齢的に人気のあるカレーに興味を持ったとのこと。管理栄養士としての仕事は、「やり切った!」との思いから、来年友人とカフェを開店したいそうです。
カレー大學へ入学のきっかけは、趣味の登山で出かけた利尻島のカレーが、とても美味しかったことと、カレー大学院卒業生が出演している番組を見て、より深くスパイスの勉強をしたくなったのがきっかけだそうです。
今後は、開店予定のカフェで料理教室の開催や健康的な食を提供する店として、地域貢献していきたいと目を輝かせて夢を語ってくれました。
◆島田 久美栄(しまだ くみえ)さん
実家の空き家を利用して、カレー専門店を開店し地域活性化を目指したい
落ち着いた雰囲気の島田さんも、修了証書を手に満面の笑顔。
いろいろな職種を体験され、CHAT GPTも使いこなすという意外な一面も。
卒業後は、カレーの奥深さの「新たな未知の世界」を知りたいと、カレー大学院で学んだ事を改めて復習したいそうです。
<Profile>
タイプや英語に堪能な島田さん。外資系企業に勤務後、結婚、出産、子育て中は専業主婦として生活。ご主人の海外赴任に同行してイギリス(ロンドン)での海外生活を経験。子育てが一段落して、銀行、国税局等に勤務していた島田さんは、定年後改めて何かを極めたいと、リスキリングとしてカレー大學に入学したそうです。
カレー大學入学の直接のきっかけは、ご主人がカレー好きということとカレー大学院卒の先輩が出演する番組を見て興味を持ったからだそうです。また、実家のお母様の一周忌を機に何か夢中になれるものを探していたことも、転機につながったとのこと。
講座でフレンチなどの欧風系や中華系、スープ系などさまざまなカレーを食べ歩きする中で、特に「歴史のあるカレー」に興味があり、プロの作るブイヤベースに感動。もっと深く学びたいと熱く語ってくれました。
今後は、学んだことを活かし、実家のある石川県でカレー店をオープンしたい!
そして、カレー専門店として地域活性化にも役に立つよう、再度今までの講座を復習し「未知の世界を経験したい」そうです。
また一つ、すてきなカレー店が誕生しそうです。
◆KANO(かの)さん
自分の強みと弱みを見極めて、カレーを新しい切り口で表現していきたい。
栄養士から、お店を持ちたいという夢を実現したKANOさん。
ちょっとホッとできるような日本的なカレーが好きと、爽やかに語るKANOさんは、スパイスを効果的に使った新しいおつまみを研究中だそうです。
<Profile>
栄養士や介護士として勤務し将来は介護福祉士を目指していたそうです。その頃カレー好きな男性とお付き合いしていたけれど失恋。その痛手を癒すように、さまざまなカレーを作っては周囲の方達に振る舞っていたそうです。その時、友人や周囲の方達から、「とても美味しい!お店をだしたら?」と勧められたことがきっかけとなり、心機一転!カレー店をオープンし日々新しいメニュー開発に挑戦中です。
新しいメニュー作りの中で、今までの独学からカレーやスパイスのことをもっと専門的に深く学びたいという思いが、カレー大學入学のきっかけとなったそうです。
特に、市販されている乾燥スパイスだけではなく、生のスパイスがどのようなものなのか知らなかったため、井上スパイス工業(上尾市)での工場見学と講座が大きな学びとなったといいます。スパイスは、カレーだけではなくいろいろな料理に使えることをもっと知っていただきたいと、各種のお酒に合う特製おつまみメニューを考案中。
また、家庭的でホッとするような和風のカレーが好きなので、日本人の口に馴染むようなカレーや新しい切り口のレシピを提供していきたいそうです。
SNSでの情報発信や、電子出版への意欲など、若い方ならではの積極的な行動が印象的なKANOさん。今後は、今までにない「新しい視点や切り口」で自分らしいカレーへの取り組みをしていきたいと、目を輝かせて話してくれました。
■取材を終えて
「日々進化するカレーに可能性を感じる・・・」
卒業生の皆さんからお話を聞き、最も印象的だったのは、「進化するカレー」という言葉と「新しい視点でカレーの可能性を見出したい」という言葉でした。
それぞれの立場でカレーのスペシャリストとして、大きく羽ばたく日も近いかもしれません。卒業後も、仲間で刺激し合い、協力し合って、カレー業界の発展に貢献されることを期待しています。
【文、写真】小原恵利子/カレー大学院1期生、カレーイベント研究家)
「カレー総合研究所」は、カレーを通した日本全体の食文化、健康食としてカレーの普及による健康面からのアプローチなど、日本総国民が大好物で国民食とまで言われているカレーをさらに盛り上げ、発展させることを目的とします。
http://www.currysoken.jp/
カレーを体系的かつ実践的に学ぶことができ、カレーを理解する必要不可欠な知識全般を習得します。単なる知識としてだけでなく、ビジネスや家庭で実用的に実践できる「生きた学問」として学ぶことを目指しています。カレー界の第一人者である井上岳久が監修したテキストをもとに分かりやすく学べます。日本最高峰のカレー講座です。
https://currydaigaku.jp/