筑波大学発宇宙ベンチャーの株式会社ワープスペース(本社:茨城県つくば市、代表取締役CEO:常間地悟、以下「ワープスペース」)は、2021年10月19日より、同じくつくば市内で精肉業をおこなう村下商事株式会社とコラボしたふるさと納税返礼品が、茨城県つくば市の本年度返礼品に追加されたことをお知らせします。
両者は市内に拠点を置く事業者同士の連携を検討していましたが、関係者の紹介を通じて今回の取り組みに至りました。宇宙利用を通じた持続可能な社会の実現を目指すワープスペースと、畜産だけにとどまらない豊かな食文化の継承に取り組む村下商事の両社との間で、つくばらしいユニークな返礼品をご用意いたしました。スマートシティに象徴される先端技術の開発だけでなく、多彩なつくば市の魅力を発信する一助になれるよう取り組んでまいります。小型光通信衛星「WARP-02」の打ち上げは2022年末を予定しており、数年以上にわたって地球軌道上を周回します。国内初の民間光通信衛星を、より多くの方々の想いとともに打ち上げるため、開発を進めてまいります。
・返礼品の概要
つくば市におけるふるさと納税返礼品として、村下商事は「味麗豚もも肉切り落とし2kg(8ピース小分け)」と「味麗豚ひき肉500g(6ピース小分け)」を、ワープスペースは「WARP-02」の内部に寄付者の名前を刻印できる権利をご用意致しました。味麗豚は、銘柄豚コンテスト優秀賞受賞、料理王国100選にも推薦された旨味にこだわった豚肉です。
・申し込み受付期間:
2021年10月19日~2022年1月31日
「WARP-02」は、2023年にサービス提供開始を予定している衛星間光通信ネットワーク、「WarpHub InterSat」を構成する一号機となり、成功すれば商利用として世界初となります。さらに地球観測データの活用事例として、農林水産業など、第一次産業への貢献も期待されているため、今回のコラボは、まさに地上と宇宙の両面から、持続可能な未来社会の実現に向けた取り組みの一つと言えます。こだわりの詰まった美味しいお肉と一緒に、お名前を通じた宇宙空間への旅に出る権利が手に入るのは、つくば市ならではのお礼品でしょう。
・WSのコメント
「食肉加工業者である村下商事様と、宇宙スタートアップである弊社のコラボは一見関連性がないように見えますが、畜産業における衛星データの活用事例も出てきており、宇宙利活用の幅は今後さらに広がっていきます。本取り組みを通じて、つくば市の多彩な魅力に加え、私たちの日常生活と宇宙産業との繋がりを発信することで、つくば市や宇宙産業の発展の一助となれるよう取り組んでまいります。この機会にぜひ、商用として世界初となる人工衛星にお名前を刻印し、宇宙の旅へ出ませんか。」
・村下商事のコメント
「偶然にもワープスペース様からお話を頂戴した際は、どのようなコラボになるのか想像もつきませんでした。しかし改めて考えてみると「つくば市」は1985年の科学万博以降、科学技術のまちとして大きな発展を遂げた一方で、自然豊かで多くの農産物を生産し、全国の食卓を支える役割も担ってきました。今回は最先端技術の活用による、一次産業の持続可能性の実現も視野に入れた取組という事で、この度の返礼品はまさに、多様性を認め合い、受け入れる事で進化してきた「つくば市」ならではのコラボ返礼品であり、我々の出会いは「必然」であったのかも知れません。つくば市の事業者同士による「小さな一歩」が、日本の未来にとって「大きな一歩」になることを期待しております。」
【さとふるお礼品掲載ページはこちら】
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1255239
・WarpHub InterSat
世界初となる小型光中継衛星による衛星間の光通信ネットワークサービス。2023年の実現を目指しています。地上から500~800kmの低軌道では地球観測などを行う人工衛星の数が爆発的に増えている。WarpHub InterSatによって地上との間での常時高速通信が可能になり、より多くの観測・センシングデータをリアルタイムに近い形で取得、利用できるようになり、持続可能な地球経済の実現に貢献します。
【株式会社ワープスペース】
2016年に設立。前身の大学衛星プロジェクトを含め、これまで3機の通信衛星を打ち上げています。宇宙や人工衛星に関する高い専門性に加え、JAXAをはじめとした研究機関とのパートナーシップ、つくば研究学園都市が保有する豊富な実験・試験設備等を強みに、民間として世界初の衛星間光通信ネットワーク「WarpHub InterSat」の実現を目指しています。
公式ウェブサイト:https://warpspace.jp/