2023年10月30日(月曜日)午前10時
ページID:20231030掲載日:2023年11月20日更新印刷ページ表示
1 知事発言
それではですね、10月の30日月曜日のですね、定例会見を始めさせていただきます。
まずはですね、もう既に中国・杭州でのアジアパラ大会に、金、土、昨日の朝、帰ってきましたが、行ってまいりまして、その状況等はもう既に資料で写真も含めてお示しをしてありますが、改めて全体を少し御報告をさせていただきたいと思います。
アジア大会とアジアパラ大会のフラッグツアーの件もありますので、申し上げたいと思います。お手元の資料を御覧をいただき、お聞きをいただきたいと思います。
(1)知事の中国・杭州渡航の成果及び愛知・名古屋2026アジア・アジアパラ競技大会フラッグツアーの実施について
(愛知・名古屋2026アジア・アジアパラ競技大会 フラッグツアーを実施します! - 愛知県 (pref.aichi.jp))
今回の中国・杭州渡航の成果でございます。
10月27日から29日までの3日間、杭州アジアパラ競技大会閉会式に出席し、併せて、また、浙江(せっこう)大学も訪問をいたしました。
まず27日金曜日にですね、朝8時過ぎの新幹線で関空まで行きましてね、そこから杭州蕭山(しょうざん)国際空港、関空と成田からしか出ていないのかな。ということでございましたので参りまして、その足でそのまま私どもがスタートアップで提携など協定を結び、共同事業も行っております浙江大学を訪問いたしました。浙江大学はちょうどですね、イギリスのタイムズ・ハイヤー・エデュケーションの世界のランキングは55位ということで、ちょうど日本の京都大学と同じランキングということで。中国の京大と言われている大学でございますが、歴史が120年を超えているという老舗の大学でございますが、そことですね、その浙江大学のトップの任少波(にん しょうぽ)氏始めですね、お会いをいたしまして、連携の強化に向けて意見交換を行いました。
私からは、昨年6月に締結した覚書に基づいて連携を進めているスタートアップ支援に関する取組について述べて、来年10月にオープン予定の「STATION Ai」を共に運営するソフトバンク株式会社と杭州はアリババの本拠地でありますので、関係を紹介し、是非オープンした際にはお越しをいただきたいということでお招きをさせていただきました。
また、歴史に関する共同研究などの県内大学との交流、アジア・アジアパラ大会における大学生の活動の重要性などについても申し上げました。
任氏からは、浙江大学と愛知県は、目指している未来像が似ていると、この御縁を大切に今後も連携を深めていきたいとの発言をいただいたということでございまして、引き続きしっかりとね、連携をしていきたいというふうに思っております。
なお、浙江大学とアリババグループと何か共同基金もつくって、学生の起業をですね、応援をするというプロジェクトも進めるんだと言っておりましたので、そういった点は大いに参考にしていきたいと思っております。
そして、翌28日の土曜日にはですね、午前中に、まず、愛知・名古屋大会の参考とするため、ブラインドサッカーの競技会場を訪れましてね、男子ブラインドサッカーの3位・4位決定戦、日本対タイ戦を観戦をいたしまして、応援をさせていただきました。
ちなみに、全部見れませんでしたので、後半の最後ちょっと前まで拝見をいたしました。0対0でいい試合でありましたが、最後、PK戦で0対1で負けたということでございました。何か、大会の直前というか、杭州に行ってブラインドサッカーの若手のエース級の選手がけがをしたので出れなくて、出ていれば、もう間違いなく決勝に行ったと言っておられましたが、大変な熱戦ということでございました。非常に何かその熱量というか熱さがね、伝わってきた感じがいたしまして、大いに、これは3年後、盛り上がるのではないかというふうに思いました。
続いて、アジアパラリンピック委員会(APC)のマジット・ラシェッド会長、この方はUAE、ドバイの方でございますが、面談をいたしまして、マジット会長とは、今月3日に愛知・名古屋アジアパラ大会の開催都市契約を締結した際にオンラインでお会いをいたしましたが、対面では初めてでございました。
私からは、杭州大会の成功を祝福申し上げ、アジアパラ大会の開催は、共生社会の実現に貢献する重要な社会的意義があると。閉会式では大会旗とともに、アジアパラ大会開催を成功させるという責任もしっかりと引き継いで、2026年の愛知・名古屋大会の準備を加速させていきたいと、大会への一層の力添えをお願いすると申し上げました。
マジット会長からは、大会の成功に向けて、私も現場に出向いて、皆さんと共に手をつないで取り組んでいきたい。障害者の生活は常にチャレンジで満たされており、それらを克服したアスリートたちの成果を見ていただくことが重要だと考えているとの発言をいただきました。
マジット会長自身もですね、写真でも御紹介いたしましたが、車椅子の方でございましたが、そのリーダーシップでね、アジアパラ委員会を引っ張っていただいていることに敬意を表したいというふうに思っております。
また、双方で愛知・名古屋大会の成功に向けて十分に連携、協議しながら、相互に協力していくことを確認をしたということでございます。
午後には選手村を訪問いたしまして、車いすや補助器具メンテナンスセンターなど、パラ特有の選手村の機能やサービス、運営についての視察をいたしました。また、視察中に何人かはもう競技は終わっておりましたのでね、土曜日の午後なので、何人かの選手の皆さんにもお会いをさせていただき、陸上男子200メートルで金メダルを獲得した井谷俊介(いたに しゅんすけ)選手、また、卓球男子シングルスで金メダルを獲得した八木克勝(やぎ かつよし)選手といった愛知ゆかりの選手にもね、お会いをさせていただき、激励もさせていただいたということでございます。
そして、夕方はですね、杭州アジアパラ大会組織委員会が主催する閉会式フェアウェルレセプションに出席をし、APCや各国の国際パラ委員会の方々とお会いし、杭州大会の成功を祝福し、更に関係性を深め、連携を強化し、2026年の愛知・名古屋大会の成功に向けた一層の協力をお願いをしたところでございます。
そして、夜は7時半から杭州大会のメインスタジアムで行われた閉会式に次回大会の開催都市代表として出席をし、フラッグハンドオーバーセレモニーで大会旗を引き継ぎ、愛知・名古屋をPRする映像も流させていただきました。これがその大会旗でございます。
この引き継いだ大会旗は、10月8日のアジア大会で引き継いだ大会旗とともにレプリカを作成いたしまして。本物はちょっと巡回できませんのでね、返さないかんのでね、3年を過ぎたら返さないかんので、粗相があったら困りますのでレプリカを作りまして、県内全市町村で11月から来年3月まで巡回展示するフラッグツアーを開催をいたします。
また、11月3日金曜日祝日には、フラッグツアーのスタートイベントをアスナル金山で開催をいたします。この会場では、大会旗の実物をお披露目をいたしまして、多くの県民の皆様に御覧をいただいて、3年後に開催する愛知・名古屋大会の開催をPRし、機運醸成を図ります。
そこにはね、この3日のイベントには、2018年のジャカルタアジア大会に出場したバスケットボール選手のシェーファーアヴィ幸樹(こうき)さんや、杭州アジアパラ大会に出場して陸上男子100メートルで銀メダルを獲得したパラ陸上の石田駆(いしだ かける)さんなど、アスリートによるトークショーなどもありますので、是非お越しをいただきたいというふうに思っております。
また、杭州大会には、愛知県ゆかりの選手が20人参加をし、大変すばらしい活躍を見せてくれました。金メダリストが6人、銀メダリストは5人、銅メダリストが延べ2人、複数メダルを獲得した選手が3人おりますので、メダリストは全部で9人でありました。このうち、金メダリストの卓球の八木克勝(やぎ かつよし)選手、車椅子テニスの小田凱人(おだ ときと)選手は、来年開催されるパリパラリンピックの出場権をこれで獲得をしたということでございます。
以上、移動を除けば実質2日の訪問ということでありますが、浙江大学との連携を深めるとともに、アジアパラ大会関係者としっかり関係性を深めまして、連携強化をすることができました。また、実際の大会運営の様子をしっかりと見聞きすることができましたので、2026年の愛知・名古屋大会の準備に生かしていきたいというふうに考えております。
スケジュールは4ページということでございますが、丸2日ありませんね、現地滞在はね。昨日は、朝5時過ぎにホテルを出て、8時のフライトで関空、それから特急の「はるか」、それから新幹線を乗り継いで帰ってきたということでございます。
でもって、このフラッグツアー資料でございますので御覧をいただければというふうに思っておりますが、また11月3日のね、アスナル金山でのイベントなどもございますのでよろしくお願いいたします。
4ページ以降がね、フラッグツアーの各市に行くスケジュールということでございますので、また御覧をいただければと思います。
そして、もう一つは、アジアパラ大会の、こちらは選手の成績と言いますかね、愛知県ゆかりの選手のメダリストの一覧表と、そして、これが選手の競技結果ということでございます。御参考にしていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
というのがアジア・アジアパラ大会の閉会式ということでございました。
(2)「あいち県民の日フェスタ2023」及び「あいち県民の日記念式典」の開催並びにテレビCMによる「あいち県民の日」及び「あいちウィーク」の周知について
(【知事会見】「あいち県民の日フェスタ2023」及び「あいち県民の日記念式典」 を開催します! - 愛知県 (pref.aichi.jp))
(【知事会見】テレビCMにより、 「あいち県民の日」、「あいちウィーク」を周知します - 愛知県 (pref.aichi.jp))
続きまして、発表事項の1です。「あいち県民の日フェスタ2023」及び「あいち県民の日記念式典」の開催並びにテレビCMによる「あいち県民の日」及び「あいちウィーク」の周知についてであります。
愛知県では、2022年、去年ですね、県政150周年を迎えたことを契機といたしまして、11月27日を「あいち県民の日」、そして、「あいち県民の日」を含む直前の1週間、11月21日から27日までを「あいちウィーク」といたしまして、期間中に市町村・事業者等の協力を得ながら、様々な取組を行うほか、「県民の日学校ホリデー」など、家族と一緒に過ごしやすい環境作りに取り組んでおります。
今日は、「あいち県民の日」及び「あいちウィーク」に関連をして、2点、お知らせをいたします。
まず1点目は、「あいち県民の日フェスタ2023」及び「あいち県民の日記念式典」の開催です。
初めて迎える「あいち県民の日」を記念をいたしまして、県民の皆様に広く「あいち県民の日」を知っていただくとともに、愛知の魅力を再発見していただくことを目的として開催をいたします。
まず、「あいち県民の日フェスタ2023」でありますが、「あいちウィーク」期間中の11月25、26の土、日の2日間にわたりまして、中部電力MIRAI TOWER(ミライ・タワー)の下のイベントスペース及びHisaya-Odori Park(ヒサヤ・オオドオリ・パーク)の広場で開催をいたします。
1日目、「あいち県民の日」アンバサダーの河村花(かわむら はな)さんへの愛知の花を使った花束贈呈から始まり、県内八つの高校による迫力あるダンスパフォーマンス、吹奏楽、マーチングバンド演奏を行います。
2日目は、まず、県内小中学生の皆さんから募集した「愛知の魅力デジタル絵画コンクール」の表彰を行い、その後、ZIP-FMのナビゲーターである白井奈津(しらい なつ)さんをMCに、SKE48の野村実代(のむら みよ)さん、BOYS AND MEN(ボーイズ・アンド・メン)の田村侑久(たむら ゆきひさ)さん、「TEAM SHACHI(チーム・シャチ)」の坂本遥奈(さかもと はるな)さん、いずれも愛知出身の3名をお迎えして、若者の視点で愛知の魅力を語るトークステージを行います。
さらに、西川流の若手舞踊家「HINAGIKU(ヒナギク)」が愛知伝統の日本舞踊を披露するステージ、最後は愛知出身の4人組ガールズグループ「TEAM SHACHI」によるエンディングライブで締めくくります。
また、出展ブースでは、2日間にわたって、愛知の魅力を紹介するブースが集まり、地元食材を使ったグルメや特産品などの販売、愛知の伝統工芸職人による実演販売などを行います。
次に、発表資料3ページの「あいち県民の日記念式典」であります。
「あいち県民の日」である11月27日、月曜日でありますが、愛知芸術文化センターの芸術劇場大ホールで開催をいたします。
式典では、まず「あいち県民の日ロゴマーク」の最優秀者の表彰を行いまして、その後、「愛知の城から歴史を読み解く」をテーマに、お城博士として有名な名古屋市立大学の千田嘉博(せんだ よしひろ)教授による基調講演を行います。
また、元SKE48の須田亜香里(すだ あかり)さんや、「あいち県民の日」アンバサダーの河村花さん、日本舞踊の西川流四世家元の西川千雅(にしかわ かずまさ)さん、「地球の歩き方 愛知」のプロデューサー、由良暁世(ゆら あきよ)さんに千田教授を加えた、愛知県にゆかりのある5名の著名人をお招きしたパネルディスカッションを行い、それぞれの立場から愛知の魅力を語っていただきます。
式典の最後は、記念演奏会として「どうする家康メインテーマ~暁の空~」などの曲目を、名古屋芸術大学ウインドオーケストラによる雄大な演奏でお楽しみをいただきます。
県民の日フェスタ及び記念式典は、いずれも入場無料でありますが、記念式典は当日先着1,300名までの入場です。
是非多くの県民の皆様にお越しをいただいて、楽しみながら愛知の魅力に触れていただくことで、これまで以上に郷土への愛着や誇りを持っていただける機会としたいというふうに思っております。ということで、まず式典。
そして、続いて、2点目は、本日から開始をいたしますテレビCMによる「あいち県民の日」及び「あいちウィーク」の周知です。
今回制作したテレビCMは、本日、10月30日月曜日から11月12日日曜日までの2週間、在名5局のテレビ局で各局20回ずつ、合計100回の放送を予定をしております。
内容については、まず、こちらの動画を御覧ください。
(テレビCMを流す)
ということでございます。15秒の動画を5局掛ける20回で100回流します。しっかりPRをしていきたいと思います。
発表資料の3に記載してありますように、このCMは、「あいち県民の日」及び「あいちウィーク」に県内各地で様々な取組が行われることを周知するとともに、「県民の日学校ホリデー」も活用して、家族と一緒に過ごすことを提案するCMとなっております。
ということで、例えばですね、これでございますが。先日、10月16日の月曜日に発表させていただきましたが、名古屋鉄道さんにおいては、名鉄電車の小児用「まる乗り1DAYフリーきっぷ」を、大人用切符の購入を条件として、通常、この1DAYフリーきっぷ、1,600円のところをですね、ワンコインという話をさせていただいておりましたら、ワンコインと言いますとね、大体500円かなと思っておりましたが、何と100円と、100円のワンコインにしていただきまして、乗り放題ということにしていただきまして。併せてですね、日本モンキーパークなどの名鉄グループ四つの施設に当日有効のこの小児用切符、子供用切符を提示いたしますと、小学生1人は入園料が無料ということになりますので、是非この子供さん100円フリーきっぷをね、御活用いただいて、また、モンキーパークと、明治村、リトルワールド、あと南知多ビーチランドか、四つということでございますので、是非御活用いただけたらというふうに思っております。ということでございます。
ほかにもね、民間企業や市町村の皆さんの御協力によりまして、イベントやサービスが盛りだくさんでございます。この場をお借りをして、お礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
さて、このCMの主なカットの内容につきましては、発表資料の2ページの4に記載しておりますので、御覧をいただければと思います。
このCM動画は、本日午前10時から、「愛知県『休み方改革』プロジェクト」公式ユーチューブチャンネルでも御覧をいただくことができます。
ということで、もう一度、CM動画を御覧ください。
(テレビCMを流す)
ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
ということで、「あいちウィーク」もね、しっかりとPRをしていきたいと思います。でもって、資料の方に、これは11月25、26のイベントですね。御参加していただく方々の内容、プロフィール、それから、11月27日月曜日の「あいち県民の日記念式典」、千田先生の御講演をいただき、また、こうした、4ページね、御参加いただき、最後は名古屋芸大ウインドオーケストラの演奏で締めるということでございまして、盛り上がると思います。よろしくお願いをいたします。
ということがまず1点でございまして、「あいち県民の日」に関することは以上ですね。
(3)職員の「休み方改革」の推進について
(【知事会見】職員の「休み方改革」の推進について ~連続休暇の取得促進~ - 愛知県 (pref.aichi.jp))
続きまして、二つ目、職員の「休み方改革」の推進について申し上げます。
愛知県では、ワーク・ライフ・バランスの充実と生産性向上による地域経済の活性化を目指し、経済界、労働界、教育界とともに、「愛知県『休み方改革』プロジェクト」に取り組んでおります。
この度、本プロジェクトを提唱する愛知県として、職員の連続休暇の取得促進に取り組むことといたしました。
その概要ですが、一つ目は、「あいち マイ・ウィーク・プラン」の実施です。「時期分散型」の連続休暇として、各職員が希望する時期に「マイ・ウィーク」を設定をし、7日間のうち5日間以上の休み、具体的には、土日に加えて、平日に3日以上休暇を取得をし、5連休にしてもらうということでありまして、11月21日からの「あいちウィーク」に合わせて11月より実施をいたします。この「あいちウィーク」には率先してといいますかね、職員の皆さんにもね、休んでもらって。あらかじめ決めておけばね、シフトを組めばいいので、休んでもらって、御家族始め、いろいろね、楽しんでいただければというふうに思っております。
イメージは、参考資料の1のとおりということでございます。
この裏のとおり、こういう形で、土日を入れて3日取ると、5日以上の休みが、5連休が取れるということでございます。
二つ目は、「年末年始における連続休暇等の取得促進」でありまして、今年の年末を例にお示しをいたしますと、参考資料の2でございますが、12月29日から1月3日までの休日6日間に加えまして、12月の28、翌年1月の4、5の3日間を休みにいたしますと、1月6日から8日までの土日祝日を含めまして、12月28から1月8日までの12連休となります。そこで、この3日間に休暇の取得を推奨し、連続休暇の取得促進を行うというものでございます。
年末年始の通常業務に支障のない必要最小限の勤務体制を確保するため、3日間の出勤者の割合はそれぞれの日、平日で3割といたしますが、県民生活に大きな支障が見込まれる医療機関、福祉施設、県民サービス施設など一部の所属については、通常に近い勤務体制を取るということにいたします。
これらの取組につきましては、実施状況を検証いたしまして、来年度以降の取組の検討につなげていきたいというふうに考えております。
参考資料の2の方にね、今年は28を休んで、その後、29~3日までが6日間、それから4、5の2日を休んで2日間で、これで9日ですね。それで1月6、7、8がですね、3日ですので、全部休むと12連休。今年のトヨタカレンダーは29から7日まで、トヨタさんは1月8日からスタートということなので、トヨタカレンダーより2日多いということでございまして、是非それをね、職員の皆さんには率先して活用していただければというふうに思っております。
私も若い折は公務員をやっておりましたので、昔はね、29とか30まで予算編成をやっていたから、30か31に帰って、4日から始まるのでもう3日には帰らないかんと。帰るのに、新幹線、混むのでですね、子供がいるようになってからはもう1月2日に帰っていましたのでね。何かせわしないなと、全然正月じゃねえなと思いながらおりましたので、年末よりも正月がもうちょっと長いといいなというような思いがありましたので、県の職員の皆さんにはね、率先して正月ゆっくり休んでくれと。最初、閉庁しようかと思ったんですけどね、ちょっとなかなかそれは、なかなか地方自治法だっけ。
【人事局長】 地方自治法です。
【知事】 地方自治法で難しいんだな。大方の県民が理解していないとちょっと、とかいう話だったので、1月4日はね、やっぱり金融機関やいろんな企業さんも始まるところは結構あるので、全く閉じちゃうのはあれですけど、業務に支障がなければね、休んでもらえばいいということではないかというふうに思っております。
でもって、9月から10月に県の職員アンケートを取りましてね、回答者の約7割が連続休暇の取得に賛成をしているということでございまして、いつ取りたいんだというアンケートを取りますとね、ゴールデンウィークとかお盆とか年末年始って元々混んでいるので、そこじゃなくて、9月、10月、11月を希望する職員が一番多かったということなので、まずは11月のね、「あいちウィーク」に取ってもらおうということと、あとはやはり年末年始といいますかね、特に正月ですね、正月休みをゆっくり取ってもらうということかなということでございます。
ちなみにですね、今、愛知県職員の年次休暇は、正規職員はですね、20日間ということでありますが。去年、2022年度はですね、14.9日取っているということでありますが、それを更に、20日取っていないのでもうちょっと取れるということでありますから、それも、特に正月をゆっくりね、取ってもらえばいいのではないか。それから、秋の11月、「あいちウィーク」にゆっくり固め取りしてもらうといいのではないかというふうに思います。
でもって、それをやっていくためにもですね、私の関係ですが、今まではですね、愛知県は、年末のですね、28日に仕事納め式というのはやっておりません。ほかのいろんな自治体、隣の名古屋市役所はやっているのかな、仕事納め式。うちはやっておりませんが、一応28日に事実上の締めとして局長会議というのをやっておりますが、今年はこれを1日前倒しをいたしまして、27日に。27日の午後だな。いずれにしても、27日に局長会議をやって、そこで締めちゃうと。28はみんな休んでちょうだいねと、こういうことにしたいというふうに思っております。
それから、年始の1月4日はですね、午前9時から幹部職員が、課長以上が出席して仕事始め式を行っておりますが、この年頭の訓示は、職員が庁内のパソコンで視聴できるように、この仕事始め式はやめます。やめて、私の動画メッセージを配信することで式はやめるということにいたします。
ということで、課長以上が出てくるとね、その下の職員も出てこないかんということになるかもしらんので、もうそれはやめるということで、メッセージの配信といたします。
ただ、1月4日は、やはりお客さんが来られるのでね、私も朝から晩までお客さん、1月4日は多分20人ぐらい来られると思いますので、10分刻みぐらいでぱっぱかぱっぱか来られるので、それはお受けをさせていただくことと併せて、仕事始め式はやりませんが、1月4日午前のですね、年頭のこの記者会見はやりますのでよろしくお願いをいたします。
ということでございまして、皆さん、休んでいただいてももちろんいいんですが、交代で休んでいただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。ということでございます。
なおですね、年始の1月4日、5日の平日は、業務を行う上で必要最小限の職員数について調査をいたしまして、そういたしますとね、医療、福祉だとか窓口業務のあるところを除いて、3割、4割程度がいればいいということなので、出勤者は3割程度にいたしまして、あとはですね、もう休んでもらうということにいたします。だから、4日出てくる人、5日出てくる人、交代交代にして、あとは3割、3割ぐらいにして、でもって、みんな、12連休か11連休を取ってくれということにいたしたいということでございます。
まず今年の年末年始にやりまして、それを検証してですね、来年度以降のゴールデンウィークとかお盆の時期についての取組を検討したいというふうに思います。ゴールデンウィークとかお盆どんぴしゃだと非常に混んでいるので、トヨタグループなんかは、社員さんはもう慣れているので、その前とか後に出して、そこでちょっと旅行に行くという方が多いんですね。どんぴしゃだと値段がね、皆さんも御案内のように、どんと高いので、そこを外して、その前、後、ちょっとずらしてという形が多いので、それはちょっとこの年末年始を見てですね、来年度以降どうするかを考える。ゴールデンウィークはあんまり要望がなかったな、確かね、アンケートでは。お盆もですね、最近は盆はね、私は田舎の出なので、お盆どきは親戚が集まって、くそ暑い中、昔は冷房もなくて宴会をやっていましたけどね、今そういうのもなくなってきましたね。だから、あんまりお盆というのも、あんまりないのかな。東京なんかは7月ですもんね、盆はね、新盆なので。東京以外は旧盆なんだな。前から不思議だなと思っていましたが。
なので、この年末年始をやって、あと職員のアンケートを聞いて、どうするかを考えたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
(4)愛知県戦争遺跡調査事業の実施について
(【知事会見】愛知県戦争遺跡調査事業を実施します - 愛知県 (pref.aichi.jp))
続いて、最後のものですが、愛知県戦争遺跡調査事業の実施について申し上げます。
愛知県では、1963年に県議会におきまして「平和県宣言」が決議をされ、「愛知県は、全世界の人々と手を携えて人類永遠の平和と幸福実現のために努力する平和県である」ことを宣言をしておりまして、この宣言からちょうど今年で60周年です。
我が国では、戦後80年近くが経過をし、戦争体験者からの証言を得ることが困難になってきております。戦争の記憶を継承し、戦争の残した教訓や平和の大切さを学ぶためには、軍事関係施設や戦闘が行われた場所の跡など、いわゆる「戦争遺跡」の役割が重要だと考えます。
しかしながら、「戦争遺跡」は、国による明確な定義や保存方針が示されない中で、開発による撤去や風化による消滅が加速することが危惧をされております。
愛知県では、1996年から2004年にかけまして、県史編さん事業の一環として、「戦争遺跡」について調査を行いました。調査を行って、これをですね、2006年発行の「愛知県史」において、これだけあると。305か所あるということで、この2006年発行の「愛知県史」に載っけてあります。
これはですね、調査での305か所は、おおむね明治時代から1945年、昭和20年の第二次大戦終結までの軍事関連施設及び国内外で戦闘が行われた場所の跡ということで調査をし、305か所ということでございます。
この度、先の調査で把握した県内の「戦争遺跡」につきまして、現状調査を行うことといたしました。あれから20年経ちましたのでね、改めてもう一回現状調査を行うということで、まずは今年度、市町村にですね、御協力いただいて、基礎調査を実施をいたします。
記者発表資料の1ページを御覧ください。
調査では、2006年に本県が発行した「愛知県史」に掲載されている305か所の「戦争遺跡」について、市町村にて把握している情報のほか、県史発行以降に存在が明らかになった「戦争遺跡」など、市町村において独自に把握している「戦争遺跡」の情報も提供いただきたいと思います。
記者発表資料の2ページを御覧ください。
市町村へのこの調査協力依頼に先立ちまして、11月15日に豊川市平和交流館で説明会を開催し、市町村の担当者に「戦争遺跡」や調査事業について説明をいたします。また、この説明会におきましては、担当者の皆様に「戦争遺跡」の保存例を実際に見ていただくため、豊川市に協力をいただいて、市の指定史跡である「豊川海軍工廠(とよかわかいぐんこうしょう)」を見学させていただけることとなりました。
今回の基礎調査を基に、今後、現地調査や文献調査等を行って、県内「戦争遺跡」の現状を取りまとめるとともに、適切な保存・継承に向けて対応を検討してまいります。
今後の調査や、保存・継承に向けた対応に当たって、市町村や「戦争遺跡」を所有される方など、関係する皆様におかれましては、何とぞ協力を賜りますようによろしくお願いを申し上げます。
ということでございまして、今年度、まず市町村の皆さんに聞いて、その後ですね、来年度は、調査費をつけまして、本格的な調査をね、やって、またまとめていきたいというふうに思っております。
正にですね、もうこれで戦後78年でありましてね。なので、今年の8月のお盆前後にまた先の大戦でのですね、第二次大戦でのいろんな特集の報道等ありましたが、当時戦争に行かれた方々はもう100歳に近いといいますかね、100歳を超えている。それは日本もアメリカもですね。ほぼほぼもう限界ではないかということなので、この際ですね、そうしたものをもう一度、今この時点で改めて調査をし、まとめていきたいと。保存すべきものがあれば保存していくということにつなげていきたいと思います。
全国的にはね、広島の原爆ドームや長崎の原爆遺跡というのがありますが、県内ではですね、航空基地の例として、美浜町の第一河和海軍航空隊防空指揮所跡がありまして、これは2020年に美浜町の指定史跡となったと。半地下式の防空壕であります。残っているということで。あと、軍需工場の例としてはですね、これは「豊川海軍工廠」で、当時、東洋一と言われた軍需工場があったということで、2018年に豊川市の指定史跡に指定されたということでございまして、ゼロ戦などに搭載する機銃や弾丸などを生産をしていたり、潜水艦の望遠鏡みたいなやつを作って、それが戦後、だから、そういういろんな企業になったというのは事実でありますし、私も昔、聞きましたけど、当時、戦争が終わったら、あそこの機械をね、旋盤とかフライス盤とか、ああいう加工機械が民間に払下げになるんですけれども、すっげえいい機械だったと言ってね。だから、それを払下げを受けるために愛知県鉄工会というのをつくってですね、企業じゃ払下げしてくれないので協同組合みたいなやつをつくって払下げを受けた。それ、当時、県の会長をやっていたのが、副会長だったかな、副会長で、その後すぐ会長になったのが碧南の平岩鉄工の会長さんでしてね。今から七、八年前に100歳でお亡くなりになりましたが、お元気な時、いや、もう本当にこんないい機械があるのかというぐらいのものがあったと言っておられました。そうしたものをですね、もう一回調査をしたいと。
それから、あと、空襲被災地の例としては、半田の赤レンガ建物で、これは米軍による機銃掃射などで壁に80か所以上の弾痕が残っているということで、これは2004年、国登録の有形文化財に登録をされているということでございます。
ということでですね、今申し上げたように、改めてもう一回調査をしたいというふうに思っております。
なおですね、今年、2023年8月17日付けのとある新聞報道の朝刊によりますと、全国で10の道県が「戦争遺跡」に関する調査を行っているということですが、そのうち、市町村への照会とリストアップのみというのが3県で、市町村に照会して現地調査を実施したというのが6道県、現地調査のみやったのが1県ということなので、国の方針が示されてないのでですね。というか定義もないので、基本あんまりやられていないということですね。なので、これを改めてやってみたいというふうに思っております。
県史に305か所掲載されているうち、文化財指定等の措置がなされている「戦争遺跡」はですね、全部で11、愛知県内に11か所ということでございます。
ということでありますので、しっかりやっていきたいというふうに思っております。
なお、私の近所というか地元の方でも、もう今はありませんけどね、昔、戦争中に造った海軍の巨大な飛行場が安城の南、明治航空隊と言いますかね、明治航空隊の飛行場が昭和18年から昭和20年まで2年間ありまして、何でこんなものを造ったんだと言ったら、結局、ミッドウェー海戦で負けてですね、パイロットがみんな死んじゃったので、それを養成しようということで造って。当時の写真、上空からの写真を見ると、滑走路が5本あってですね、そこでいつも訓練していたということだったんですが、しかし、昭和20年代に入ると、当時の人に聞くと、私のおやじにも聞きましたけど、いや、あそこを狙って米軍が機銃掃射にやってきて怖かったと、時々爆弾を落としていくと。あんな田舎にですね。ということで、戦後どうしたんだといったら、結局全部、コンクリで滑走路を造ったやつを全部剝ぎ取ってですね、全部田んぼに戻したということで。端っこを中学校に使うとかね、地元の中学校は当時兵舎の跡をそのまま使っていたとかですよ、あと工場になったとかね。でも、ほとんどは田んぼに戻したと。中に今もゼロ戦を隠す、こういう防空壕がね、まだ残っているんですね。こんな巨大なコンクリで造ってあるので、壊すだけでも金がかかってしようがないので、そのまま今は農機具倉庫に使っているとかね、ほったらかしにしてあるとか、そういうのがあるんですが、だんだんなくなるね。だんだんなくなります。そういうのは工場になったりして、それは壊して使うので。
ということでありますので、是非ですね、これは改めて今のこの時期に調査をしたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いをいたします。
私からは以上です。
2 質疑応答
(1)職員の「休み方改革」の推進について
【質問】 職員の「休み方改革」の件で、例えばこの年末年始とか、11月の「あいちウィーク」の時の連続休みというものを、市町村とか、あるいは民間の方にも広げていく考えというのはあるんでしょうか。
【知事】 まず今年、年末年始は県でちょっと試行的にやりますので、やった上でですね、いろいろ職員の声とか、あと、実際に3割でどうだったかというような検証をした上で、良かったねということになりますと、企業さんというわけにはなかなかあれかもしれませんが、行政の市町村の皆さんには県でやったらこうでしたよ、というのは紹介をしたいなというふうに思いますね。ただ、市町村の方が窓口業務が県よりも多いはずなので、そうすると同じというわけにいきませんが、ただ、窓口業務以外はやっぱりそういうことがやれるんじゃないかと思いますね。現に愛知県内、やっぱりトヨタカレンダーで動いている会社多いと思いますので、実際に年末年始、今年はトヨタカレンダー、大体今年も10連休ですので、そういったところがもう既に多いんじゃないでしょうかね、民間の方はね。
なので、こういったことをやっていますよというのを紹介をしながら、是非「休み方改革」の一環としてね、県もやっているからいかがでしょうかというお呼び掛けぐらいはするかなというふうに思いますね。まずは検証して、というふうに思ってください。
【質問】 同じく県職員の「休み方改革」について伺いたいんですけれども、こちらはもともと、今の制度上では同じように、連休だったりとか、年末年始、12連休を取ることはできなかったということでしょうか。
【知事】 できます。できるんですけど、年末とか年始にちょっと休む方もいるんですよ。いるんですが、例えば職場の半分休むかって、そんなことは多分ないと思うので。今回は、窓口業務を除いて3割ぐらいの職員をシフト的に残して、あとの方はもうできるだけ休んでくれというふうにするので、そこが一番大きく違うかなと。ですから、組織的に休みましょうねということなので、多くの職員がメリットを受けるんじゃないでしょうかね、きっと。と思います。
【質問】 その3割という目標値をそれぞれに課すというか、お願いしているということでしょうか。
【知事】 そうです。だから、28と、今年は4、5をね、それぞれ職員は窓口業務とかそういったところ以外は3割ぐらいの職員を目安に来てもらって、あとはもうみんな休んでくれということです。それを組織的にやるというのは多分、聞いたことがないので、うちが初めてじゃないでしょうかね、きっとね。
本当はね、トヨタカレンダーと同じ、休んで役所も閉庁してやろうかと思ったんですけど、それは地方自治法でできないんだな。駄目なんだよ。だから、法律改正せいとかって言おうかなと思ったけど。法律改正って、すごいエネルギーが要りますので、そんなのは待っていられないので、それだったら実質的に多くの皆さんがね、職員の大体7割が休めればいいんじゃないでしょうかね。やってみて、その声を聞きたいなというふうに思っています。
(2)ジブリパークの開園から1年間の実績について
【質問】 間もなくジブリパーク開園から1年となるところなんですが、この1年の入場者数であったりとか、反響だったりとか、成果についてどう考えているのか教えていただけますでしょうか。
【知事】 もうすぐ1年と言いますかね、去年10月に内覧会を結構やりましたのでね、予行演習的に。なので、10月の、去年の今頃はもうオープンしていた感じがありますので、そういう意味では、1年経ってね、本当に多くのお客さんにね、多くの方々にお越しをいただいて、今もですよ、1年経って全く、もちろん入場者を1日マックスで5~6,000人に抑えておりますので、もうずーっと同じ状態でね、数でお越しをいただいて、楽しんでいただいていますので、そういう意味ではありがたいことだなというふうに思います。
でもって、当初の予定どおりですね、1期オープンから2期オープンに向けて、今もまだ工事をやっておりますしね、次は第2弾でね、明後日、もののけの里がオープンします。皆さんにはもう既に先週御覧いただきましたのでございますが、もののけの里ね、最初の1期オープンからするとちょっと小ぶりなエリアではありますが、あれはあれで大変サトラボと調和してね、宮崎吾朗監督も大変これは私のお気に入りのスポットですとか言っていただいていますし、何かモリコロパークのね、万博公園のあの緑に溶け込んでね、あれはあれで本当にいい雰囲気だなというふうに思いますので、またね、明後日、11月1日からね、また新たに加わりますので、多くの人にまた楽しんでいただければ有り難いなというふうに思います。
でもって、併せてね、奥三河の名物のね、五平餅もPRできるので、是非楽しんでいただきたいなというふうに思います。
でもって、その次はね、3月16日の魔女の谷エリアのフルオープンに向けてね、急ピッチでね、また工事を進め、もう実質、1月中にはもう造っちゃわないかんので、全部。もう大体建物はできたんですよ、魔女の谷エリアも。今、内装も東京のそういった映画とか舞台の美術をやる専門部隊が今わんさか来て、中をいっぱい作り込んでおりますので、乞う御期待と。この間、その工事現場を見てきましたけど、いや、これはすげえなと思いながらね、居りましたけど。期待どおりのものが出来上がると思いますので、ある意味、ジブリの大倉庫よりも何かよりリアルで、ファンの人にはたまらないエリアになると思いますのでね、また是非お楽しみにしていただきたいというふうに思っております。
なので、1年経った感慨というよりも、何かまだまだ2期工事をやって2期オープンに向けてちょっといろいろ準備でやることはようけあるのでですね、何かそっちの方で頭がいっぱいという感じですかね。有り難いことでございます。
【質問】 重ねてなんですけれども、入場者数というのは今、5,000、6,000に絞っているというお話ですが、入場者数は公開をしていない状態だと思います。今後のその成果の検証って難しいと思うんですけれど、その辺りどう考えていますか。
【知事】 我々は分かりますのでね。ただ、結局ですね、この間、スタジオジブリさんと話したんですけどね、やっぱりどこのテーマパークも入場者なんて出していないんですよねとか言って。それを言うと、また増えただ、減っただ何とかと言われるのも嫌なんですよねというような話で、どこも出していないと言うんですが、我々、管理許可を出していますから、その報告で収支とかいろいろ入場者数、当然、収支の報告を受けるのに入場者数がありますので、その報告を受けますから、そこは当然、我々行政としてはそこは公表すると。なので、去年の、だから、11月から3月まで5か月の分は言いましたよね、確かね、7月にね。あれが60万人ぐらいやったかな、確か。言いましたので、それはやると思いますけど、今回はちょっと、ジブリさんはあんまり乗り気じゃなかったね。ということなので、ちょっとそこは、またいろいろ考えますけどね。
(3)ハロウィンなど多数の人が集まる行事における感染防止対策の徹底について
【質問】 先日、ハロウィン直前の週末を迎え、特に大きな混乱はなかったと思うんですが、それについての受け止めと、あと、明日のハロウィンということで、県民の皆さんへの呼び掛けがありましたら教えてください。
【知事】 これ、ちょっと最後に申し上げようかと思って。これは配ってあるのね。コロナでですね、2020年10月、21年10月、そしてこれは今お手元に、去年、2022年の10月にですね、ハロウィン前にコロナもありましたので密を避けてほしいということと、感染防止対策の徹底をお願いしたいというメッセージをですね、毎年この時期に出させていただいております。コロナ感染症が2類(相当)でしたので、そこは文書でもって県民の皆さんに注意喚起をしなきゃいかんということでさせていただきました。ただ、今年は5類なので、感染防止対策はしっかりやってくださいねと言いながら、併せて、秋の行事、イベント、お祭りはですね、今、皆さんね、フル開催はもう2019年以来の4年ぶりで、みんな楽しんでいただいていますのでね。そこを縮小しろとか何とかと言うのは5類になった以上は言えませんので。
でありますが、去年はこういう文書で、「ハロウィンなど多数の人が集まる行事や秋の紅葉・行楽シーズンにおける感染防止対策の徹底のお願い」というのを出させていただいております。これと同じ、同様の文書は、5類ということでありますので、改めて出す予定はありませんが、去年はこういうのを出させていただきました。
この中で、特に県民、事業者の皆さんには、三つの密の回避、それから、人と人との距離の確保、換気など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いをしたいということと、特にハロウィンなど多数の人が集まる行事に参加する場合などは十分に御留意いただきたいというのを去年出させていただいておりまして、心は今年も同じでございまして、土日はね、特に大きな混乱もなかったということでございますが、心は同じでございますので、是非ですね、今日は30日、明日が31日。明日が本番ということでありますので、そういう中で是非ですね、県民、事業者の皆様、特に県民の皆様にはこの感染防止対策をね、取っていただいて、できるだけ密にならないようにね、お願いをしたいというふうに思います。
なおですね、名古屋市さんにおかれては、オアシス21につきましては、もう夕方以降はですね、閉鎖をするということで、もう既にですね、10月の28日の土曜日からは、水の宇宙船と緑の大地の地上公園は、28日から午後6時閉鎖で。明日はですね、銀河の広場地下階と、あとは全店舗も終日休業するということでありますので、特にあそこに人が集まりますので、そうしたことを、閉鎖されるということも予定をしているということであります。
そういったことも踏まえてですね、是非県民の皆様には、コロナウイルスがなくなったわけではありませんので、是非密になる場面を避けながら感染防止対策を取っていただいて、そういう意味では節度を持って楽しんでいただければというふうに思います。
なので、基本的には、特に明日はね、あんまり街中というか、名古屋の街中、都心部にはあんまり来られないほうがいいんじゃないかなというふうに思います。そうした呼び掛けをさせていただければというふうに思います。特に感染防止対策にはくれぐれも御注意いただきながら過ごしていただきたいというふうに思います。
(4)県内の障害者向けグループホームにおける食材費等の過大徴収について
【質問】 グループホームの運営会社の恵について、今、食費の過大徴収などについて県が調査しており、一部の報道では県所管分の事業所の過大徴収額についても報道があったと思うんですが、県の方に報告が上がっているもので何か今教えていただけるものはありますでしょうか。
【知事】 あの調査は今月末までに御報告を願いたいということでありましたので、今、まだ調査中ということだと認識しております。
ということで、今、現段階では私の手元にですね、そうした報告は来ておりません。なので、一部その報道も私も拝見しましたが、それについてどうだったかということについてはですね、資料、報告、データがありませんので、ちょっとお答えができないということでございます。
いずれにしても、調査続行中ということでありますので、調査がまとまりましたらね、しかるべき時期に、速やかに御報告をさせていただきたいというふうに思っております。
これ、愛知県だけの事業所ではなくて、全国にまたがりますので、そこはですね、この調査をやるに当たってもそうですが、法人を所管しているのは厚生労働省でいいんだな。厚生労働省とよく協議、相談しながら対応していきたいというふうに思っております。
3 知事発言
(1)中国の李克強前首相の逝去について
それでは、最後に私から1点。中国渡航中でありましたが、10月27日金曜日にですね、中国の前首相、李克強(り こくきょう)前首相が逝去されたという報道を受けました。接しましてね、早速27日に名古屋の中国総領事館に宛てましてね、深甚なる追悼の意を表しますとともに、御冥福を心からお祈り申し上げますという弔意のメッセージをですね、お送りをさせていただきました。また、昨日、私、その趣旨のツイートもさせていただきました。
李克強さんはですね、中国共産主義青年団のトップも務められ、若い時から将来のリーダーだということが嘱望されていた方でありましたので、日本からもですね、多くの方が李克強さんの下を訪れ、そしてまた、様々な交流を進めておられたということでございます。私も今から20年前にですね、当時、河南(かなん)省のですね、書記、省長を務められた時にお伺いしたことがございまして、そこでお会いをさせていただきました。正に将来のリーダーと目されている方だということで、中華人民共和国の革命世代ではなくてですね、本当に何かインテリ、理知的なね、方で、経済学博士を持っているんですよね、北京大学のね。なので、こういう方が中国のリーダーになってね、中国という国は変わっていくんだと、正に進化、発展をして変わっていくんだという思いをね、20年前はしましたね。その後、河南省の後に遼寧(りょうねい)省の書記になって、その折に、これまた将来のリーダーだということなので、日本からも相当多くの方が、特に経済界の方がよく訪問されて交流されていたということもお聞きをいたしました。そのとおりに、副総理になり、総理になったということであります。
ただ、残念ながら、昨年退任され、退任したのは今年か。だけど、党の役職はね、去年の秋に外れたということでありました。68歳という若さでね、亡くなられたということには本当に心からお悔やみを申し上げたいと、御冥福をお祈りしたいというふうに思っております。
また、中国にはですね、今回、この1か月余りで3回、アジア大会、パラ大会の関係で行きましたが、また引き続きですね、しっかり交流しながら、お互いの発展のためにね、尽くしていければというふうに思っております。
それでは、今日は以上です。ありがとうございました。