
環境省主催「COP28ジャパン・パビリオン」に出展
脱炭素化に貢献する「ビール工場排水由来のバイオメタンガスを利用した燃料電池による発電技術」を展示
2023年11月27日
アサヒグループホールディングス株式会社
アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 勝木敦志)は、三井住友ファイナンス&リース株式会社と共同で「COP28ジャパン・パビリオン」に参加し、CO2排出量削減のための「ビール工場排水由来のバイオメタンガスを利用した燃料電池による発電技術」を展示します。同パビリオンは、11月30 日から12月12 日にアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催される「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」に合わせて実施される、環境省主催の展示会です。アサヒグループがCOP関連イベントに出展するのは、2021年に続き2回目となり、日本の飲料食品会社として唯一の出展です。
アサヒビール茨城工場に設置されたバイオメタンガス精製装置と、精製バイオメタンガスで発電している200kW固体酸化物型燃料電池(SOFC)
COP28ジャパン・パビリオンでは、脱炭素化に貢献する日本企業の優れた製品・サービスや気候変動への取り組みが世界に向けて紹介されます。今回当社は、カーボンニュートラルな動力源※1である、ビール工場の排水処理工程から発生するバイオメタンガスを精製し、燃料電池で発電する技術を展示します。本技術を活用した発電設備の安定稼働と社会実装を目指し、2023年10月1日時点で、バイオメタンガスと都市ガスを用いた連続発電を17,008時間達成しました。この発電設備が稼働すると、発電出力200kWとして年間発電量約160万kWh(一般世帯約350戸分)の電力を供給することが可能となり、年間1,000トン程度※2のCO2排出量削減が見込まれます。当社は、飲料食品業界をはじめとする幅広い業界への技術普及を目指し、特許を取得することなく、可能な限り情報を公開しています。
国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)は、国際機関や各国の政府・自治体・NGO・企業等が集まり、地球温暖化抑制に向けた国際的な方向性やルールについて議論する国際会議です。1995年から開催されており、今回で28回目を迎えます。
アサヒグループは、環境ビジョンで掲げる2050年のありたい姿のひとつとして、事業の枠を超えて社会全体のカーボン排出量を削減する「Beyondカーボンニュートラル」を目指しています。ビール工場排水由来のカーボンニュートラルなエネルギーを活用したアップサイクル技術を社会に広く公開することで、脱炭素社会に向けた社会全体のカーボン排出量削減に貢献します。
International Energy Agency定義
当社調べ
「COP28 ジャパン・パビリオン」公式ウェブサイト
http://copjapan.env.go.jp/cop/cop28/









