株式会社日本政策投資銀行
みやぎ地域価値協創投資事業有限責任組合による
マルニ食品(株)への融資実行について
-資本性劣後ローンを活用し財務基盤の強化を支援-
株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)及び株式会社七十七銀行(以下「七十七銀行」という。)が共同出資する「みやぎ地域価値協創投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」(注 1)という。)は、マルニ食品株式会社(本社:宮城県登米市、代表取締役社長:二階堂玲子、以下「当社」という。)に対して資本性劣後ローンを実行しました。
当ファンドは、2018 年 9 月に DBJ と七十七銀行にて、地域の持続的な経済発展に向けた成長資金等を供給することを目的として設立されました。
当社は、宮城県の登米市にて、先祖代々受け継がれてきた手延べ製法のうどんを提供する飲食店の運営や、県内外の人気ラーメン店舗の監修商品の企画製造販売を手掛けている登米市を代表する製麺事業者であり、数多くの手延べうどんを取り揃える「二階堂製麺所」、スーパーや道の駅を中心に販売を行う「めんのマルニ」の 2ブランドを展開しております。
また、2021 年には、「ジャパン・フード・セレクション」において、ラーメンでは初の金賞を受賞したことをはじめ、人気ラーメン店の監修商品や自社ブランド商品が地元情報番組に取り上げられる機会が増えており、宮城県内での知名度は近年上昇を続けています。
このような中、当社は、今般調達した資金を活用しつつ、近年市場が拡大している冷凍食品事業等を新たに推進することを企図しております。
DBJ は、当社が有する高い品質管理及び商品開発力を活かした新規事業の推進という経営の革新に向けた取り組みが、宮城県及びその近隣エリアに事業基盤を有する当社の競争力強化に加え、地域経済の自立的発展に寄与するものと評価し、当ファンドを通じ、「特定投資業務(注 2)」を活用したサポートを行うことといたしました。
DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
(注1)
【当ファンドの概要】
(1)名 称 : みやぎ地域価値協創投資事業有限責任組合
(2)規 模 : 30億円
(3)設 立 : 2018年9月28日
(4)出 資者 : 無限責任組合員:DBJ地域投資(株)
(GP)
有限責任組合員:DBJ、七十七銀行
(LP)
(5)期 間 : 投資期間5年間、存続期間12年間
【当ファンドのスキーム図】
(注2)
「特定投資業務」とは、民間による成長資金の供給の促進を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用し、企業の競争力強化や地域活性化の観点から、成長資金の供給を時限的・集中的に実施することを企図して設けられたものです。
【お問い合わせ先】
東北支店 業務第一課ファンド業務グループ 電話番号 022-227-8183









