上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について

掲載日: 2023年03月22日 /提供:中村屋

2023 年 3 月 22 日

上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について

当社は、2021 年 12 月 15 日に、プライム市場の上場維持基準への適合に向けた計画書を提出し、その内容を開示しております。2022 年 12 月末日時点における計画の進捗状況等について、下記のとおり、作成しましたのでお知らせいたします。



1.当社の上場維持基準への適合状況の推移および計画期間

当社の 2022 年 12 月末日時点におけるプライム市場の上場維持基準への適合状況は、以下のとおり、「1 日平均売買代金」については基準を充たしておりません。当社は、計画期間を 2 年間延長し、2025 年 12 月末日までに上場維持基準を充たすために、引き続き、各種取組みを進めてまいります。

流通株式数 流通株式
時価総額
流通株式比率 1 日平均
売買代金
当社の適合状況
およびその推移
2021 年 6 月
末日時点 ※1
31,062 単位 118 億円 51.9% 0.16 億円
2022 年 12 月
末日時点 ※2
- - - 0.18 億円
上場維持基準 20,000 単位 100 億円 35% 0.2 億円
当初の計画書に記載した計画期間 - - - 2023 年 12 月末日
更新後の計画期間 - - - 2025 年 12 月末日

※1 東証が 2021 年 6 月 30 日時点で把握している当社の株券等の分布状況をもとに算出を行ったものです。
※2 東証が 2022 年 1 月から 12 月までの上場維持基準(売買代金基準)への適合状況を確認した結果の通知 をもとに記載しております。

2.上場維持基準の適合に向けた取組みの実施状況および評価

当社は、持続的成長と中長期的な企業価値を向上させるため、多くの投資家の投資対象となりうる流動性と高いガバナンスを備え、投資家との建設的な対話を充実させることを上場維持基準の適合に向けた取組みの基本方針として進めております。

(1) 中期経営計画達成に向けた取組みの進捗状況

中期目標 2025 年 3 月期売上高 380 億円、営業利益 9 億円の達成に向けて、以下の
会 社 名 株 式 会 社 中 村 屋
代 表 者 名 代表取締役会長 鈴木 達也
(コード番号 :2204 東証プライム)
問い合せ先 常 務 執行役 員 鍵山 敏彦
(電話番号 03-5325-2733)
基本方針で取り組んでおります。
ア.理念経営の実践:意思決定においては理念をすべての判断基準とする
イ.売上拡大 :食の提案を推し進め新たな顧客を開拓、新たな成長の柱を創出・育成
ウ.経営基盤の整備:強固な収益体質の構築と安定した財務基盤の確立

具体的には、「売上拡大」策として、中華まん関連技術を活かした新ジャンル商品の開発と拡販、食品ビジネスにおけるカリー・麻婆豆腐に次ぐ第 3 の柱となる商品の開発・育成を進めております。また、菓子類については、ギフト商品の開発や日常使いの菓子の販路拡大などを推進しております。

また、「経営基盤の整備」に向けて、工場の年間稼働時間の平準化、設備投資による省人化の推進に取り組んでおります。併せて、原材料・エネルギー費の高騰への対策として菓子・食品の価格改定等を実施し、収益の確保に努めております。

そして、理念体系をすべての事業活動の判断基準とし、ステークホルダーの皆様へ新たな価値を発信し続けることで、経営理念「真の価値を追求し、その喜びを分かち合う」を実践しております。

(2) 上場維持基準適合に向けた具体的な取組みの進捗状況および評価

<取組みの進捗状況>

ア.IR の強化を図る

初めての決算説明会および個人投資家向け説明会を 2022 年 6 月に動画配信という形で開催しました。また、2023 年 3 月期第 2 四半期の決算説明会を、WEB配信にて開催し、中期経営計画の取組みについての開示を行いました。さらに、英文サイト立ち上げに向け、IR コンサルティング会社と調整を行いました。

イ.株主優待の充実を図る

株主向けに当社の「中華まんミュージアム」の見学会を抽選で実施した他、当 社の厳選したレトルトカレーセットを株主特別価格で販売しました。

ウ.自己株式の取得・消却を実施する

自己株式の取得・消却は、検討に留まり、当該期間での実施にいたりませんでした。

<取組みの評価>

IR を強化するため、会社として今回初めて説明会を開催しましたが、即効性 が低く、継続的に丁寧に会社情報を提供し、投資家のみなさまへご理解をいただく必要性を認識しました。また、1 年毎に適合、不適合を繰り返すことの無いよう、安定的に基準適合するための基盤作りには、3 年という時間が必要と判断し、計画期間を延長させていただくことといたしました。

3.上場維持基準の適合に向けた今後の課題と取組み内容

(1)IR の強化を図る

ア.英文サイトの設置を実施する

2023 年 4 月よりホームページに新たに英文サイトを立ち上げるとともに、決算短信の英文開示を行ってまいります。

イ.投資家向け説明会を実施する

継続的に投資家向け説明会を開催し、株主や機関投資家との対話を充実させてまいります。

ウ.IR サイトの充実を図る

投資判断に必要な企業情報を適時提供することを目的に、継続して、IR サイトの見やすさを追求してまいります。

(2)株主還元の充実を図る

ア.自己株式の取得・消却を実施する

昨年検討を進めた自己株式の取得・消却を実行することにより、一株当たりの価値向上をめざします。

イ.株主優待の充実を図る

株主向け特別企画や商品割引販売の検討を進め、継続的に実施してまいります。

(3)株式分割を実施する

売買しやすい単元株の設定を目的として、新たに株式分割を検討してまいります。

(4)サステナビリティへの取組みの強化を図る

2023 年 2 月にサステナビリティ委員会を設置しており、基本方針およびマテリアリティを開示し、経営理念に基づき、企業活動を通じて環境・社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献することで、企業価値の向上を図ってまいります。

原材料・エネルギー費の高騰や人件費・物流コストの上昇などが当社の収益に深刻な影響を及ぼしておりますが、営業利益を黒字化するなかで、それぞれの施策の効果を検証しつつ、上場維持基準の適合に向けて取り組んでまいります。

以 上

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