食品産業の設備投資マインドは上昇 ~ 課題はコスト増と人材不足 ~ < 食品産業動向調査(2023年1月調査) >

掲載日: 2023年03月22日 /提供:日本政策金融公庫

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株式会社日本政策金融公庫

食品産業の設備投資マインドは上昇
~ 課題はコスト増と人材不足 ~
< 食品産業動向調査(令和5年1月調査) >

日本政策金融公庫(略称:日本公庫)農林水産事業は、全国の食品関係企業を対象に「食品産業動向調査(令和5年1月調査)」を実施しました。今回の調査結果のポイントは以下の通りです。

< 食品産業の景況 >

○ 令和4年下半期(7~12 月)の食品産業の景況 DI は、前回調査(令和4年上半期)から 0.7 ポイント低下し▲1.5 となった。令和5年上半期(1~6月)は、4.9 ポイント低下し▲6.4 となる見通し。【P3】 ○ 業種別景況 DI は、製造業、小売業、飲食業は前回調査から横ばい推移となった。卸売業は 3.4ポイント低下し▲4.1 となった。令和5年上半期は、すべての業種で低下する見通し。【P5】

○ 設備投資 DI(令和5年の当初見通し)は 13.5 となり、平成9年の調査開始以来の最高値となった。【P9】

○ 設備投資 DI について業種別に見ると、製造業、卸売業、小売業は令和4年の当初見通しから上昇しており、製造業(14.9/+8.1 ポイント)、卸売業(9.5/+8.8 ポイント)で大きく上昇した。飲食業は令和4年の当初見通しから 10.0 ポイント低下したが、18.6 と高い水準が続いている。

製造業の品目別では、めん類(32.2/+23.3 ポイント)、冷凍食品(28.3/+6.7 ポイント)、調味料(25.4/+6.0 ポイント)、菓子(25.1/+22.答割合が連続して上昇しており、飲食業では7割を超えた。【P21】

○ 雇用が不足している原因は、すべての業種で「求人に対する応募がない」の回答割合が最も高く、8割を超えた。次いで、製造業、卸売業、小売業で「人材の後継・育成難(スキル低下)」、飲食業で「機械化や IT 化が困難」の回答割合が高くなった。【P22】

■詳細は、添付のレポートをご参照ください。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_230322a.pdf

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