第41回「海とさかな」自由研究・作品コンクール、入賞者決定
2022年11月25日
日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区、以下「ニッスイ」)が協賛する、第41回「海とさかな」自由研究・作品コンクール(※)の最終審査会が、11月12日にニッスイ本社で行われ、研究部門・創作部門の各8作品合計16作品が農林水産大臣賞などに入賞、学校・団体協力賞50校が選出されました。
表彰式は12月10日にオンラインで開催されます。
入賞者には賞状・楯のほか5万円の図書カードを、副賞として入賞者と家族(本人を含む3名)を有名テーマパーク(千葉県浦安市)に招待します。
また、応募者全員に参加賞と「海とさかな博士号認定証」が贈呈されます。
■研究部門入賞作品(8作品)
賞名 | 作品名 | 作品分類 | 氏名 | 学年 |
---|---|---|---|---|
農林水産大臣賞 | きせい虫といっしょ~ぼくのきせい虫図かん~ | 自由研究 | 川島 旺典 | 2 |
文部科学大臣賞 | サワガニの働き方改革3 | 自由研究 | 喜多 恵子 | 5 |
海洋研究開発機構理事長賞 | 未利用魚~知る・食べる・そして伝える~ | 自由研究 | 岩下 宗也 | 6 |
水産研究・教育機構理事長賞 | キュートなきゅうばん ハゼのなかまたち | 観察図 | 角田 勝成 | 3 |
日本水産学会会長賞 | ヤドカリは何にさそわれる? | 自由研究 | 永瀬 想來 | 4 |
朝日新聞社賞 | 知っておこう!みぢかなカツオ | 観察図 | 中井 里音 | 3 |
朝日学生新聞社賞 | 僕とうなぎの4年間 成長要因を考える | 自由研究 | 松﨑 日恒 | 6 |
日本水産株式会社賞(*) | 海藻のなぞ大探索 続・海藻の森は空気清浄機 | 自由研究 | 助川 稜 | 4 |
■創作部門入賞作品(8作品)
賞名 | 作品名 | 作品分類 | 氏名 | 学年 |
---|---|---|---|---|
農林水産大臣賞 | 海のさけび | 作文 | 諌元 妃莉 | 4 |
文部科学大臣賞 | いかがつれたよ | 作文 | 田中 瑛介 | 1 |
海洋研究開発機構理事長賞 | うみのちょうちん | 工作 | 佐藤 ハンナ杏子 | 1 |
水産研究・教育機構理事長賞 | 母川回帰 ~しかけえほん~ | 工作 | 伊野 巴葉 | 5 |
日本水産学会会長賞 | カツオの群れと一本釣り漁船 | 工作 | 小野 洋太郎 | 4 |
朝日新聞社賞 | さあ冒険の始まりだ!いってらっしゃい! | 絵画 | 郡司 早都 | 5 |
朝日学生新聞社賞 | 紫汁マジック! 相手の食欲をなくすアメフラシ | 絵画 | 北防 美晴 | 6 |
日本水産株式会社賞(*) | 海と魚とぼくたちと すごろくゲーム | 工作 | 小林 拓眞 | 6 |
(*)募集時点では「日本水産株式会社賞」としていましたが、12月1日の会社名変更に伴い、表彰式では「株式会社ニッスイ賞」に変更します。
■学校・団体協力賞(50校)
こちらをご覧ください。(https://www.umitosakana.com/)
【主な受賞作品】
- 〇研究部門 農林水産大臣賞
- 〇研究部門 日本水産株式会社賞
- 〇創作部門 農林水産大臣賞
- 〇創作部門 日本水産株式会社賞
【応募状況】(作品数ベース)
第41回 | 第40回 | 前年比 | |||
---|---|---|---|---|---|
応募作品数総計 | 29,185 | 30,594 | 95.4% | ||
内訳 | 部門別 | 創作部門 | 27,713 | 29,725 | 93.2% |
研究部門 | 1,472 | 864 | 170.4% | ||
団体・個人別 | 団体(学校など) | 27,314 | 29,075 | 93.9% | |
個人 | 1,871 | 1,519 | 123.2% | ||
国内外別 | 国内 | 28,870 | 30,257 | 95.4% | |
海外 | 315 | 332 | 94.9% |
今回の応募作品総数は29,185作品となり、前年比では95.4%に留まったものの、コロナ禍以前の第37回(2018年、29,172作品)と同程度となりました。昨年の第40回は、コロナ禍による休校や夏休みの短縮の影響で約2.2万点に減少した第39回の反動により、過去歴代5位の3万点超の応募がありましたが、今回はそれが多少落ち着いたものと見られます。応募作品数全体の95%以上を占める創作部門の応募作品数が減少したことにより全体が減少しましたが、研究部門では「自由研究」が約4割増、「観察図」は全学年が応募可能としたことにより倍増しました。
なお、第41回までの累計応募作品数は888,834作品となりました。
最終審査会では、審査員より以下のコメントがありました。
・単に本やインターネットで調べたことを作品にまとめるだけではなく、体験したり味わったりなどの工夫によって良くなっている作品があった。
・五感を通じた表現や記述を高く評価した。
・作文では、自分の言葉でいきいきとつづった作品が選ばれた。研究では、身近なできごとがきっかけとなったものが増えているようでうれしく思う。
・素朴な疑問を科学的に解決していく流れが各作品に表れていた。
・子どもらしさがあり、自分で調べるといった実践に基づく作品が選ばれた。
・観察図は、全学年が応募できるようにしたことで応募が増えたが、研究の入り口になるとよい。
【関連イベントの実施状況】
応募促進のため、小学生を対象とするイベントを引き続き実施しました。
コロナ禍により小学校の授業のIT化が浸透したことを背景に、複数の小学校を同時につないで海とさかなの不思議を学ぶ「オンライン出張授業」に初めて取組みました。サイエンスエンターテーナーの五十嵐美紀さんによる「深海魚の光の秘密」、ニッスイ中央研究所大分海洋研究センターの平田喜朗による「ブリ博士が語る養殖の秘密」の2講義をそれぞれ7月に実施、全国から合計26校(1,295名)が参加しました。
また、応募作品制作のサポートとして体験を通じて学ぶ場を提供する「オンライン体験学習」も、例年同様に実施しました。「自宅で海とさかなを学ぶ3日間」と題して、「川に棲む生き物から海の環境を考えよう」「海の中に降り注ぐ光の色彩を描こう」の2つの体験学習を計3日間延べ5回開催しました。当日参加できなかった方も視聴できるよう、「海の中に降り注ぐ光の色彩を描こう」の体験学習のようすをまとめた動画を以下で公開しました。
https://www.umitosakana.com/news/41taikenv
※第41回「海とさかな」自由研究・作品コンクール実施概要
海とさかなの不思議や驚きを、子どもらしい発想で取り組む研究作品や、絵や作文などで表現する創作作品を募集するものです。日本国内の小学生だけでなく、海外の日本人学校などの小学生も対象にしています。1982年に始まり今回41回目となりました。
・応募受付期間:2022年6月1日から9月30日
・主催:朝日新聞社、朝日学生新聞社
・後援:農林水産省、文部科学省、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人、水産研究・教育機構、公益財団法人海外子女教育振興財団、公益社団法人日本水産学会
・協力:公益社団法人日本動物園水族館協会
・協賛:日本水産株式会社
以 上