2021年5月12日
オタフクソース株式会社
ケンミン食品株式会社
株式会社永谷園
日本ハム株式会社
ハウス食品株式会社
食品メーカーによる食物アレルギー協同取り組み「プロジェクトA」
小学生に向けた
食物アレルギーに関する「副読本」を製作
5月より小学校へ無料配布開始
食物アレルギー配慮商品を持つ食品メーカー【オタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品 ※五十音順】は、『食物アレルギーの有無にかかわらず、みんなで食事をおいしく楽しめる社会の実現』に貢献することを活動理念とし、食物アレルギー配慮商品の普及やレシピの協同開発、啓発活動に取り組んでいます。わたしたちは、この協同取り組みを「プロジェクトA」と名付け活動しています。「プロジェクトA」は2018年9月に4社で活動を開始。2021年1月からケンミン食品が新たに参画し、現在は5社で活動しています。
この度、食物アレルギーへの理解・関心を高めるため、小学校向けの副読本(※1)「知ろう!学ぼう!食物アレルギー ~みんなでいっしょにおいしく食べよう~」(B5判16ページ)を製作しました。初版は約3万部を予定しており、5月より東京都・大阪府・兵庫県・広島県エリアの小学校を中心にご案内を開始(※2)。その後、お申込みをいただいた小学校に、順次希望数を無料で配布予定です。
(※1)副読本とは、小学校・中学校などの授業で使用される、文部科学省による検定に合格した「教科用図書(教科書)」を補完する図書。もしくは教科書がない教科の教科書の代わりとして使用される図書。
(※2)上記エリア以外からのお申込みにも対応します。
■目的
食物アレルギーの症状は、大人よりも子どもにあらわれる傾向がある一方で、子どもの頃に食物アレルギーについて知る機会は多くないことから、教育現場での情報発信により、子どものうちから食物アレルギーへの関心を持ってもらうことを目的としています。この副読本による授業やその情報によって、食物アレルギーの有無に関わらず、食物アレルギーへの理解を深め、みんなで一緒に食事をおいしく楽しむために、自分でできることを、考えて行動することに繋がるよう願っています。
■対象
学習の理解度が高まる小学校5~6年生を主な対象とし、家庭科や保健、総合学習などの授業での活用を想定しています。
■内容
“食物アレルギーとは何か”から始まり、一から食物アレルギーに対する理解を深めてもらえる構成になっています。食物アレルギー表示の事例や食物アレルギー配慮レシピなど、食品メーカーならではの情報を交え、身近でわかりやすい内容を目指しました。また小学生が自分ゴトとして捉えやすいように、同年代のキャラクターによる漫画を取り入れたり、給食の時間や放課後の公園といった、小学生の生活場面を通して伝えるといった工夫をしています。(詳細は次ページ)
■副読本「知ろう!学ぼう!食物アレルギー ~みんなでいっしょにおいしく食べよう~」
●「食物アレルギー」って何だろう(P2-P5)
食物アレルギーのあるエイミが転校してきたことから始まり、食物アレルギーとは何か、人にうつらないことや好き嫌いではないことを伝えます。また食物アレルギーの症状は人それぞれで違うことや食物アレルギーの原因になる食べ物について説明します。
●さがしてみよう給食の工夫(P6-P7)
給食を題材に、エイミが食べられるメニューや材料に違いがあることを伝え、食物アレルギーに対応するための工夫について説明します。献立表における違いや、通常の給食と間違えないように食器やトレイの色を変える工夫などを紹介しています。
●食品の表示はとても大切(P8-P9)
放課後の公園でのお菓子をきっかけに、食物アレルギーの原因になる食べ物が入っているかどうかを知りたい時は表示を見ることが大切であることや食物アレルギー表示の見方について学べます。
●同じ食事をいっしょに食べよう(P10-P14)
休日にエイミの家に遊びに行くことをきっかけに、食物アレルギーがあってもなくても、工夫によってみんなで同じものを食べられることを伝えます。卵や乳製品、小麦アレルギーの場合の食べられる工夫、食物アレルギーに配慮した商品やレシピを紹介します。
●いっしょに食べると楽しいね(P15)
最終章ではまとめとして、食品表示を確認したり調理の工夫をしたりすることで、食物アレルギーがあってもなくても一緒に食事が楽しめることを振り返ります。
公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://housefoods-group.com/newsrelease/pdf/20210512_release.pdf