三菱HCキャピタル株式会社
食品製造業における生産性向上にむけた
ロボットを活用した惣菜盛り付け工程の自動化に関する実証を開始
経済産業省の補助事業として、食品製造におけるロボット導入の普及に貢献
三菱HCキャピタル株式会社(代表取締役 社長執行役員:柳井 隆博/以下、当社)は、 このたび、当社が共同参画する、食品製造業における盛り付け工程の自動化にむけた実証事業が経済産業省による補助事業「令和4 年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業*1」に採択されたことをお知らせします。当社は、一般社団法人日本惣菜協会などのパートナーとともに、 ロボットを活用した惣菜盛り付け工程の自動化にむけた実証を開始、ロボットフレンドリーな環境*2 の構築を図ることで、食品製造におけるロボット導入の普及に貢献します。
昨今、少子高齢化社会における深刻な労働力不足、さらには、新型コロナウイルス感染対策に伴う人と人との接触機会の軽減などの観点から、さまざまな産業分野において、サービスロボット活用への期待が高まっています。特に、惣菜や弁当などの調理食品を製造する惣菜製造工場においては、労働力不足が喫緊の課題であり、なかでも多くの人員を要する盛り付け業務へのサービスロボットの導入が強く求められています。
一方で、多様かつ不定形な食材を迅速に見栄えよく盛り付けることは、難易度の高い作業であり、それらを担うロボットは、高性能、高価格なものとなるため、使いやすさや資金面などの観点から、現場における実用化が進まないといった課題があります。
このようななか、当社は、日本惣菜協会などが開発した惣菜盛り付けロボット*3を惣菜製造 工場に普及させることを目的とした実証を行います。当社は、約600 社の惣菜関連企業を会員に有する日本惣菜協会と連携し、惣菜製造工場を対象とした調査を実施、ロボット導入のハードルやその解決策を検討します。さらに、パートナーであるロボットメーカー、ロボットSIer(システ ムインテグレーター)との連携により、惣菜製造工場における最適なサービスを検討、当社の 強みであるソリューション構築力を生かして、その実現と提供を図ることで、食品製造業における生産性向上に貢献します。
当社は、「最新技術を駆使した事業の創出」をマテリアリティに掲げ、お客様や社会が抱えるDX 推進におけるニーズ、課題などを捉え、デジタル技術を利活用することで、その解決に取り組んでいます。当社は、ロボットを用いた課題解決への取り組みを通じて、ロボットフレンドリーな環境の整備、持続可能な社会の実現に貢献します。
*1 ロボットの導入が進んでいないサービスなどにフォーカスをあて、ユーザー側の既存の業務プロセスや施設環境 などを見直すことを前提とした、「ロボットフレンドリーな環境」を構築するための開発を行う者に対して補助金を交付する事業
*2 サービスロボットを導入しやすい環境
*3 2022年3月29日付 日本惣菜協会ニュースリリース「“ロボットフレンドリー”な惣菜製造自動化」 https://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/news/20220329/
公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.mitsubishi-hc-capital.com/investors/library/pressrelease/pdf/20220927.pdf