ドイツワイン2026年のヴィンテージ、ワイン用ぶどう収穫量は前年並み

掲載日: 2026年11月04日 /提供:Wines of Germany 日本オフィス

過去10年間の平均を10%下回るも、ぶどうの熟度と健全性は非常に良好


2026年、ドイツではブドウの本格的な収穫が異例の早さで始まる

ドイツワイン・インスティトゥート(DWI)は、ドイツ13のワイン生産地域から最終的な収穫量予測を受領し、今年のワイン生産量が推定770万ヘクトリットルにとどまる見通しであると発表しました。
これは前年と同水準である一方、過去10年間の平均収穫量を10%下回る水準となります。ただし、各地域の収穫量には大きな差が見られ、降雨の分布や土壌の保水力によって状況が異なります。

地域によって異なる収穫量
ドイツの主要3ワイン生産地域では、今年の干ばつによる収穫量への影響は、当初懸念されていたほど深刻ではありませんでした。ドイツ最大のワイン生産地域、ラインヘッセンの収穫量は約230万ヘクトリットルで、前年並みとなる見込みです。第2位のファルツでは約210万ヘクトリットルと予測され、前年の不作から12%増加する見通しです。ただし、過去10年間の平均と比べると、ラインヘッセンは8%、ファルツは5%少ない水準となります。
第3位のバーデンでは、収穫量は約100万ヘクトリットルと予測されています。前年より3%増加するものの、過去10年間の平均を12%下回る見込みです。一方、ナーエ、ラインガウ、ヘッシッシェ・ベルクシュトラーセでは、前年に比べて収穫量が10%以上増加する見通しです。

モーゼルでは収穫量が減少
一方、モーゼルでは、収穫量が約61万ヘクトリットルにとどまる見込みです。近年でも特に少ない水準となります。フランケンでも、収穫量は約32万6,000ヘクトリットルと予測され、前年を大きく下回る見通しです。過去10年間の平均と比べても20%少ない水準となります。ザクセンとザーレ・ウンストルートでも、前年に比べて収穫量が大幅に減少する見込みです。ただし、前年は両地域とも平均を大きく上回る収穫量でした。

香り豊かな白ワイン、凝縮感のある赤ワインに期待
ドイツの13のワイン生産地域すべてで、2026年ヴィンテージの品質は非常に高いと評価されています。ぶどうが十分に熟し、健全な状態で収穫されたことが、その理由です。2026年ヴィンテージは、香り豊かな白ワインや凝縮感のある赤ワインに加え、上質な甘口ワインも期待されています。各地域の2026年ヴィンテージの詳細についてはこちらURL(ドイツ語版)。

2026年ドイツワイン用マスト収量の予測 (2026年10月21日付の状況)

出典: German Winegrowers' Association / destatis


Mohr-Gutting醸造所のシモーネ・グッティング氏、フェーダーヴァイサーの初収穫にて


Wines of Germany について
Wines of Germanyは、ドイツワイン業界のコミュニケーションおよびマーケティングを担う組織です。ドイツ国内外において中立的立場でマーケティングを展開し、ドイツの13のワイン生産地域のワインの品質と販売を促進しています。主な活動は、広報業務、消費者対象のイベントやキャンペーンの実施、国内外の展示会への参加、また生産者と共に、ワイン業界関係者対象のワインの紹介や試飲会も実施しています。

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