養豚DXスタートアップの株式会社Eco-Pork(本社:東京都千代田区、代表取締役:神林 隆、以下「当社」)は、東京都が令和8年度から新たに実施する「グローバルサプライチェーン強化支援事業」の支援対象企業10社のうちの1社に選定されたことをお知らせいたします。当社は米国・ブラジル・スペイン・ウクライナの4か国で養豚DXソリューションの展開を進めています。本事業を通じて、地政学リスクを踏まえた海外成長戦略の策定と、供給・設置・保守体制を含め、海外展開を支えるサプライチェーンの構築に取り組みます。

■ グローバルサプライチェーン強化支援事業について
東京都産業労働局が実施する、海外で事業を行う都内中小企業を対象とした支援事業です。地政学リスクの高まりなどで複雑化する経営課題に対し、企業ごとの課題や事業特性に応じた成長戦略の策定を支援し、策定した戦略の実行(拠点整備、調達先・販路開拓など)までをハンズオンで支援します。支援期間は令和8年度から令和10年度までの3年間です。
本事業は「2050東京戦略」の戦略13(産業:成長産業への参入・投資を促進)に位置づけられています。
東京都の発表:https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/10/2026102206
■ 当社の海外展開
当社は、養豚経営支援システム「Porker」で培ったデータ活用のノウハウをもとに、AIカメラで豚の頭数や体重を自動で計測するソリューションを開発・提供しています。海外では、養豚産業の規模が大きく、省力化や出荷精度の向上が求められるとともに、データ活用による生産改善が大きく見込まれる国・地域を中心に、現地の養豚生産者や食肉処理事業者との実証・導入を進めています。
- 米国:世界2位の豚肉生産国。Eco-Pork America, Inc.を拠点に、現地の養豚インテグレーターとの実証・導入を推進
- ブラジル:世界有数の豚肉輸出国。経済産業省「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」の採択を受け調査事業を進めるとともに、現地の養豚企業との実証を実施中
- スペイン:EU最大の豚肉生産国。食肉処理事業者との実証を進めるとともに、導入に向けた提案・協議を推進
- ウクライナ:戦後復興に向けた、養豚DX導入の事業化可能性調査を実施。今後はパイロットフェーズとして本格的な実証を進める計画

■ 本事業で取り組むこと:海外展開を支えるサプライチェーンの構築
当社は、日本で開発したソフトウェア・AI・クラウドサービスを核に、各国の養豚関連事業者への導入に向けた取り組みを進めています。導入国と導入先を広げていくうえでは、機器や資材の供給、設置・保守の担い手、販売チャネル、通関や認証などの規制対応を、国ごとに安定して回せる体制づくりが欠かせません。
本事業では、専門家による伴走支援のもと、次の2点に取り組みます。
- 販売チャネルの開拓と、現地で調達する機器・資材を含めた供給体制の整備
- 設置・保守を担う現地パートナーの開拓と体制整備
これにより、1か国で確立した導入の型を他国へ短期間で展開できる体制を整え、世界の養豚現場への導入を加速します。
■ 代表コメント(Eco-Pork代表取締役 神林 隆)
Eco-Porkは、日本の養豚現場で磨いてきたデータとAIの技術を、米国・ブラジル・スペイン・ウクライナへと展開しています。海外では1か所のと畜場で年間100万頭を超える豚を扱うことも珍しくなく、AIカメラで頭数や体重を正確に把握し、そのデータで現場の運用を改善できることの価値は大きいと考えています。世界の豚肉生産を支えるこれらの国々で事業を広げるには、技術だけでなく、各国で機器を届け、設置し、支え続ける仕組みが欠かせません。東京都の本事業による支援を得られたことは、この仕組みづくりを進めるうえで大きな後押しとなります。"次世代に食肉文化をつなぐ"ため、世界の養豚現場に持続可能なモデルを広げてまいります。
Eco-Pork https://eco-pork.com/
”次世代に食肉文化をつなぐ”を企業理念に掲げ、世界40兆円市場である養豚の、データによる持続可能化を目指しています。養豚の全てをデータで可視化する養豚経営支援システム 「Porker」や豚頭数と体重を瞬時に計測するAIカメラ「ピッグデータステーション」を開発・販売しています。
経済産業省「J-Startup Impact(2023年度)」、農林水産省「令和2年度・令和3年度/令和4年度・令和5年度 スマート農業実証プロジェクト」「中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3基金)第1回公募」、NEDO「ディープテック支援基金/ディープテック支援事業」、国連工業開発機関「ウクライナグリーン産業復興プロジェクト」などに選定・採択されています。









