米から酒へ。農家から蔵へ。酒がつなぐ農の未来。

掲載日: 2026年10月27日 /提供:狩場一酒造

兵庫県丹波篠山市、狩場一酒造と地元農家が協力し、酒米ごとに異なる日本酒をお届け

はじめに

狩場一酒造株式会社(兵庫県丹波篠山市、代表取締役社長:狩場 一龍)は丹波篠山の農家と連携し、酒米ごとに1つのお酒を仕込みます。
 
狩場一酒造のある兵庫県は、日本一の酒米産地であり、日本の酒造りを支えてきた米処です。一方で、農家の高齢化や人手不足、気候変動などにより、酒米を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。手間がかかる割に収穫量が少ない酒米から、食用米への転作も進んでいます。100年以上酒造りを続けてこられたのも、この土地と農家があってこそ。 これからもこの場所で、地元農家とともに酒を醸していくために、私たちは新しいチャレンジに取り組みます。


丹波篠山、酒蔵と農家の連携事業


まずは2種類以上の酒米をブレンドせず、一つの酒米で一つのお酒を仕込む、酒米違いのお酒。農家や田んぼごとの個性、テロワールを感じていただきたいと始めた取り組みです。農家と直接やり取りし、その想いに触れる中で、ともに酒を造りたいという想いも強くなりました。私たちの想いに寄り添っていただいた地元丹波篠山市の3軒の農家をご紹介します。
 

丹波篠山大内農場  
蔵の田んぼの山田錦を共に育てる

狩場一酒造が自社の田んぼで山田錦の栽培を始めたのは、今から30年近く前の事です。その時に協力していただいた農家さんから引き継ぐ形で、大内農場に山田錦の自社栽培のサポートしてもらっています。
大内農場では、山田錦の本場播州地域から種を調達し、苗を育てています。苗同士の間隔など細かい調整をし田植えをむかえます。その後も肥料については常に情報をあつめ、種類とタイミングや量を細かく管理しながら作業をされています。

育苗から行う山田錦



6月中旬の田植え



毎日の管理は蔵人



黒枝豆収穫作業の合間を縫っての稲刈り



 
純米吟醸酒 萌 moe

綺麗でありながらも旨味のある純米吟醸酒


蔵の田んぽで、大内農場と一緒に育てた山田錦のみで仕込んだ純米吟醸酒です。苗からお酒まで全て丹波篠山の自然と人が見守り育てました。搾り方にもこだわり、袋吊りという手間も時間も掛かる方法で搾りました。透明感のある綺麗な味わいで、丹波篠山の風景を思い浮かべながら飲んでいただきたいお酒です。

2027年3月15日頃から販売開始予定 
数量限定 150本程度

丹波篠山かまい農場  
今年から酒米作りに挑戦

かまい農場で酒米の栽培を行うのは2026年から始まった、しする株式会社と狩場一酒造の3社で「法人向け田んぼオーナープログラム」を立ち上げたのがきっかけです。初年度はコシヒカリの栽培のみの予定でしたが、1年目から酒米作りをしたいという強い想いが叶い、育てることになりました。
選んだお米は、Hyogo Sake 85という兵庫県が開発した酒米です。普及途中のお米で、丹波篠山で栽培される農家はごくわずかです。さらに環境に配慮した方法で特別栽培米として育てるという、1年目から挑戦尽くしの栽培となりました。
 

曽祖父は灘で酒造りに従事されたいた構井さん



東条川の上流の清らかな水が灌ぐ田んぼ



高温・渇水を経て、1年目の実り



収穫した後の田んぼは生き物の楽園



 
特別純米にごり酒

醪の甘さが心地よいにごり酒

環境に配慮した特別栽培米で仕込む純米酒のにごり酒です。秀月のにごり酒はHyogo Sake 85で仕込むことでより滑らかに仕上がります。東条川の上流の清らかな水で育ったお米が、蔵で初めての純米酒のにごり酒になります。

2027年1月15日頃から販売開始予定 
数量限定 150本程度

ミチのムコウ(丹波篠山 吉良農園)  
お米作りからお酒までの参加プロジェクトを企画

2022年から始まった「ミチのムコウ」プロジェクトの「100人ではぐくむ名前はまだない日本酒」を企画し運営を行う吉良農園。参加者を募り、酒米作りからお酒が出来上がるまで1年を通して体験する内容になっています。里山と都市部の方とをつなぐ企画として、ただの農業体験ではなく、農業が地域にとってどんな意味があるのか、自然との関わりも含めて考えるきっかけになることを目標としています。
農薬と化学肥料を使わずに育てた五百万石。お米の良さを活かすため、瓶内二次発酵でスパークリングのお酒に仕上げます。
 

運営を行う吉良農園



酒米の優等生「五百万石」



時間を忘れて夢中になる稲刈り



搾りたてが楽しみな蔵見学会



ミチのムコウ

強いガス感が特徴。

今年で5年目となる特別純米酒、発泡性清酒「ミチのムコウ」。毎年少しずつ発酵具合が違うところも楽しみの一つです。12月末の発売に合わせて多くの方が買い求める、丹波篠山の冬の風物詩になりました。瓶内二次発酵で強いガス感が特徴です。

2026年12月20日頃から販売開始予定 
数量限定 500本程度

最後に

丹波篠山は丹波黒大豆をはじめとして、コシヒカリ、山の芋、猪肉、篠山牛などおいしい食材の宝庫です。特に県外や首都圏に行くと、まず食べ物の話題になるほど、全国の方に地名と名産品を知っていただいていると実感します。そうした中で、私たちはもっと地域の方と連携し、丹波篠山の酒米でお酒を仕込んでいきたいという考えに至りました。
酒米を育てる環境と同じように、お酒造りを行う環境も変化の只中にありますが、この3つのお酒を通して、農家と酒蔵の仕事と丹波篠山の風景を感じていただければと思います。
 

■本件のお問い合わせについて

狩場一酒造株式会社 
電話:079-595-0040
Mail:syuugetu@aurora.ocn.ne.jp
担当:岡村

農家のインタビュー記事、商品紹介ページ
https://syuugetu.jp/shunourenkei/

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