
「気分上々、ハマイズム」をコンセプトに、横浜の街を楽しみつくす新感覚の「街ナカ」ホテル「OMO7横浜(おも) by 星野リゾート」は、2026年10月15日に「2026年度グッドデザイン金賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。OMOブランドとしては、これまで「OMO5東京大塚(2018年度)」がグッドデザイン・ベスト100に、「OMO5沖縄那覇(2022年度)」「OMO5熊本(2024年度)」がグッドデザイン賞に選出されてきました。そして今回OMO7横浜は、その年を代表する特に優れたデザインに贈られる「グッドデザイン金賞」のブランド初受賞となります。
「グッドデザイン賞」とは?
グッドデザイン賞は、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰している国内唯一の「総合的なデザイン賞」です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれ、いまでは世界45の国と地域から応募が集まるデザイン推奨運動となっています。公募の中から、国内外のデザイナーや建築家などの専門家、約100名の審査委員が審査し、特筆して優れた100件が「グッドデザイン・ベスト100」として選出され、その中より特別賞審査を経て、今年度特に優れていると評価した19件に「グッドデザイン金賞」が贈られます。
*引用:グッドデザイン賞ホームページ
「OMO7横浜 by 星野リゾート」について
2026年4月21日に開業したOMOブランド18施設目のホテル。JR関内(かんない)駅前の旧横浜市庁舎跡地を活用した開発プロジェクトで建設された「BASEGATE横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」内の施設です。日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家、村野藤吾氏が手掛けた旧横浜市庁舎行政棟の歴史的価値を継承するレガシーホテルとして活用し、新旧が融合した奥深い魅力を感じる新しい横浜体験を提案します。

OMO7横浜 外観
グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
1959年に竣工したモダニズム建築、旧横浜市庁舎に宿泊するという体験そのものがユニークである。旧行政棟の執務室をホテルへとコンバージョンしたもので、当時、村野藤吾の設計によるラグジュアリーホテルは存在していたものの、このようなシティホテルは想定されていなかった。外観や躯体の骨格を維持しながら、インテリアには現代にも通じる機能性と使い勝手を備えたプランが取り入れられている。「接木」という考え方による改修は、村野藤吾ならではの空間構成を丁寧に読み解き、色彩や意匠の読み替えを重ねながら、新たなインテリアを既存建築へと馴染ませている。あたかも当時からこの場所にホテルが存在していたかのような、自然な佇まいが生まれている。素材やサイン、修復されたアートワークにおいても、過去から受け継がれたものと、新たに復元・再解釈されたものとが違和感なく緩やかにつながり、作品と空間の魅力を高めている。現代性を強く主張することなく、機能面での新しさが安心感をもたらし、その背景には、多くの課題に対する丁寧な解決が積み重ねられていることがうかがえる。すべてが時間の積層のなかに溶け込み、新旧の境界を意識させないデザインが、真正なモダニズム建築にいま宿泊するという貴重な体験を、気負いのない身近なものにしている。さらに年月を重ね、建築とインテリアがより深く馴染んでいく、その先の姿にも期待したい。
*引用:グッドデザイン賞ホームページ
「OMO7横浜」の設計にあたってデザインに込めた想い
竹中工務店 前田 祐哉(まえだ ゆうや)氏
OMO7横浜は、「BASEGATE横浜関内」の中核として、旧横浜市庁舎行政棟をコンバージョンしたホテルです。横浜市が市庁舎街区活用事業の公募型プロポーザルを実施した2019年の提案に際し、旧行政棟を街の原風景として原位置保存し、歴史的な景観を未来へ継承しようと考えました。旧横浜市庁舎市民広間にあった大階段など既存建築固有の造形を生かしたプランとすることで、横浜市民を含めたゲストが懐かしさや歴史を体感できるような施設を目指しました。執務空間からホテルへのコンバージョン、かつ、事業性確保のために客室276室のプランニング他、難易度の高い計画を実現すべく調整を進めました。事業的な側面含め、既存建築の活用に際して生じる課題を一つひとつ、関係者で議論・切磋琢磨した結果、今回の素晴らしい賞をいただけたことは大変栄誉なことです。今後、尚一層、建築と街への愛着がふくらむOMOとなることを祈念しています。
竹中工務店 前田 祐哉氏 プロフィール
1984北海道生まれ。2007年北海道大学工学部建築都市学科卒業、2009年同大学大学院修士課程修了後、竹中工務店入社。現在、同社東京本店設計部設計第8部門設計1グループチーフアーキテクト。

成瀬・猪熊建築設計事務所成瀬 友梨(なるせ ゆり)氏 猪熊 純(いのくま じゅん)氏
6年前にインテリアデザインをスタートさせた時、村野藤吾氏の設計した建築を改修するという稀有な機会に胸が高鳴りました。一方、旧行政棟はいわゆる執務空間のため、ホテルにする際に内装のほとんどを新たに作る必要があります。ここで新旧を対比的にデザインしてしまうと村野建築の雰囲気や時代の空気感が失われてしまうことに大きな危機感を感じました。検討を進める中で接木というコンセプトを見出し、空間構成から細部の意匠に至るまで、丁寧にデザインを詰めていきました。結果として、このような素晴らしい賞をいただけたことは大変光栄です。利用者の方々に、少しでも村野建築の空気感を味わっていただきたいのはもちろん、この取り組みを通して、歴史的な建物に対するリノベーションの考え方や可能性が少しでも広がっていけば、これ以上嬉しいことはありません。
成瀬・猪熊建築設計事務所
成瀬 友梨氏 猪熊 純氏 プロフィール
成瀬友梨と猪熊純により2007年に設立。「シェアする場を作ること」をコンセプトに建築の企画・設計を通して「そこにどんな営みを作り出すか」を追求している。代表作に<LT城西><ソウルメトロ・ノクサピョン駅デザイン改修(Dance of light)><お宿 Onn 中津川><Nishiogi comichi terrace><OMO7横浜 by 星野リゾート>などがある。主な受賞に、グッドデザイン・ベスト100(2025年)、ウッドデザイン賞2024 奨励賞(2024年)、第33回AACA賞 優秀賞(2023年)、大韓民国公共デザイン大賞 国務総理賞(2019年)、第15回ベネチアビエンナーレ国際建築展 審査員特別賞(2016年)、日本建築学会作品選集 新人賞(2015年)など。主な著書に『シェア空間の設計手法』『シェアをデザインする』(学芸出版社)がある。

「OMO(おも)」とは?
星野リゾートが全国展開する「テンションあがる『街ナカ』ホテル」。街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける、新感覚のホテルです。思いもよらない魅力に出会い、知らず知らずのうちにその街までお気に入りに。現在18施設を展開。2026年1月に「OMO5横浜馬車道」、4月に「OMO7横浜」が開業しました。

全国に18施設を展開
▼OMOをもっと知りたいなら▼
https://hoshinoresorts.com/ja/brands/omo/
OMO7横浜 by 星野リゾート

外観

1階OMOベース

客室「かたりばルーム」

2階ライブラリーラウンジ
施設名 :OMO7横浜(おも)by 星野リゾート
所在地 :神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1
アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、
横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
客室数 :276室
客室料金:1泊1室36,000円~(2名利用時、食事別、税込)
施設 :客室、OMOベース(フロント、ライブラリーラウンジ/ミーティングルーム
OMOダイニング、OMOベーカリー、ご近所マップ、ショップ、ハマイズムコレクション、
OMOドッグガーデン)、ロッカー、ワークルーム、ランドリー
事業者 :株式会社竹中工務店、東急株式会社、京浜急行電鉄株式会社
設計 :当初設計…村野、森建築事務所
改修基本設計・実施設計…株式会社竹中工務店
ホテルFOH(*1)部 インテリア基本設計・インテリアデザイン監修
…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所
ホテルFOH部 造作家具実施設計
…アイリスオーヤマ株式会社・I.P.Mプロジェクトマネジメント合同会社
ホテルサインデザイン…UMA / design farm
数字フォントデザイン…村野、森建築事務所・MURANO design
FFE(*2)設計・監理…株式会社成瀬・猪熊建築設計事務所
施工 :当初施工…免震改修工事:戸田組(現・戸田建設株式会社)
改修施工…株式会社竹中工務店
開業日 :2026年4月21日
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7yokohama/
電話 :050-3134-8095(OMO予約センター)
*1:Front of House ホテルの延床面積のなかで利用客に使用される面積部分
*2:Furniture Fixture & Equipment 家具や据え付け設備、什器など









