日本産コーヒーのアジア展開を見据えたプロジェクトが始動

掲載日: 2026年09月30日 /提供:坂ノ途中

味の素AGF×海ノ向こうコーヒーの連携プロジェクトが「Foodα X Tokyo」に採択

株式会社坂ノ途中(本社:京都府京都市、代表取締役:小野 邦彦)の海ノ向こうコーヒー事業部と味の素AGF株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:島本 憲仁)が連携して行う「日本産コーヒーの高付加価値化、地域産業創出およびアジア市場を中心としたグローバル展開実証プロジェクト」が、東京都のTIB CATAPULT事業におけるフードテック/ウェルビーイング領域のイノベーションクラスター「Foodα X Tokyo」に採択されたことをお知らせします。

沖縄の安里珈琲園

日本では、沖縄県や鹿児島県をはじめとする一部の地域でコーヒーが生産されていますが、生産者単位での小規模な取り組みにとどまるケースが多く、日本産コーヒーは希少とされてきました。生産実態や市場性に関する情報も十分に把握されていないのが現状です。一方で、品質や産地の魅力が伝わることによって、新たな地域産業となる可能性も秘めています。

こうした中、味の素AGF株式会社では2017年から、台風被害や土壌の問題、精選機・焙煎機といった加工設備の不足、後継者不足などの課題を解決し、コーヒー生産を次世代に引き継いでいくため、徳之島の伊仙町役場、徳之島コーヒー生産者会、丸紅株式会社と協力し、鹿児島県徳之島で「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」(現・徳之島コーヒーアイランドプロジェクト)を実施してきました。苗木の植樹や栽培技術の研修、加工設備の導入支援などが安定した生産につながり、2024年には、同プロジェクトの一環として徳之島コーヒー生産者会が商品化を実現しました。

他方、海ノ向こうコーヒーは、これまでに26か国の産地で、生産、加工のサポートや国際協力での活動実績があり、世界38か国からコーヒー生豆を仕入れています。栽培支援や品質向上の取り組みに加え、スペシャルティコーヒーとしての高付加価値化やストーリーテリングによる販路開拓までを一貫して手がけることを強みとし、アジアを中心とする海外市場とのネットワークも形成してきました。

本プロジェクトでは、両社のこれまでの知見を活かし、日本産コーヒーの実態を把握するための現地調査を通じた地域特性や課題の抽出から、品質向上やブランド形成までを一体的に実施していきます。さらに、海ノ向こうコーヒーが有する韓国等とのネットワークを活用し、輸出の可能性も検証します。

日本産コーヒーの価値を希少性にとどめず、農業や観光、食文化、若者の雇用など、地域に根ざした多様な価値を創出し、その魅力を世界に発信していきます。


沖縄の石堂さんの農園

沖縄の安里珈琲園

 採択事業の概要

- プロジェクト名:日本産コーヒーの高付加価値化、地域産業創出およびアジア市場を中心としたグローバル展開実証プロジェクト
- 期間:2026年8月~2028年3月
- 場所:鹿児島県、沖縄県
- 内容:日本産コーヒーの実態調査、品質向上・高付加価値化、ブランド形成及びアジア市場向け海外展開可能性の検証
- 実施者:味の素AGF株式会社、株式会社坂ノ途中 海ノ向こうコーヒー事業部


<TIB CATAPULT事業とは?>
イノベーション拠点「Tokyo Innovation Base (TIB)」を起点に、成長可能性が高い技術や産業分野を集中的に支援するため、大企業や投資家など複数の事業者による共同体「イノベーションクラスター」と東京都が協定を締結し、各クラスターの定める注力領域において、スタートアップのグローバルな成長に向けた支援を実践するスタートアップ支援・共創プログラムのこと。
- TIB CATAPULT URL:https://tibcatapult.metro.tokyo.lg.jp/


<Foodα X Tokyoとは?>






東京都のイノベーション創出事業「TIB CATAPULT」に採択された、食・都市・技術を掛け合わせて社会課題解決を目指すフードテック分野のイノベーションクラスターのこと。
- Foodα X Tokyo URL:https://fooda.tokyo/tokyo/


 海ノ向こうコーヒー

スペシャルティコーヒーを中心に、世界38か国、100種類以上のコーヒー豆を販売。コーヒーの栽培方法や精製プロセスの見直し、資金や販路構築のサポートを通して、産地の豊かな環境や人々の暮らしを未来につなぐことを目指しています。
- 海ノ向こうコーヒー:https://uminomukou.com/


「海ノ向こうコーヒー未来づくり推進室」では、森林伐採などの環境破壊や若者の都市部への流出、栄養不良といった、コーヒーを仕入れるだけでは解決できない課題に向き合うため、国際機関や企業などさまざまなパートナーと連携しながら、産地のコミュニティ開発を進めています。
- 海ノ向こうコーヒー未来づくり推進室:https://uminomukou.com/about/future/
- note:https://note.com/futuredesign_lab


 株式会社坂ノ途中

環境負荷の小さい農業の普及を目指し、国内では新規就農者、海外ではコーヒー生産者をパートナーに、持続可能なバリューチェーンの再構築に取り組んでいます。少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを整え、農薬や化学肥料を使わずに栽培された農産物や、アグロフォレストリーで栽培されたコーヒーを販売。さらに、自治体や大学、企業と連携してリサーチや事業開発も行っています。
京都市「これからの1000年を紡ぐ企業」、経済産業省「地域未来牽引企業」「J-Startup Impact」などに選定。
- 会社URL:https://www.on-the-slope.com/corporate/
- 代表者:小野 邦彦
- 本社所在地:京都市南区上鳥羽高畠町56
- 設立日:2009年7月21日
- 資本金:50百万円


bnr_article_asp_eatery_juhachu.png

注目のキーワード

すべてのキーワード

業界

トピックス

地域