港区で働く方々の健康意識向上支援につながる取組みを産官学連携で推進

掲載日: 2026年09月02日 /提供:東急不動産

~竹芝エリアで得られたアンケート結果をもとに慶應義塾大学薬学部の学生がメニューを考案し提供~

東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中 辰明、以下「東急不動産」)、一般社団法人竹芝エリアマネジメント(所在地:東京都港区、代表理事:平地 稔、以下「竹芝エリアマネジメント」)、慶應義塾大学薬学部(所在地:東京都港区、薬学部長:有田 誠、以下「慶應義塾大学薬学部」)、日東興業株式会社(本社:岡山県玉野市、代表:東 範浩、運営店舗:ballad the lab、以下「日東興業」)、東京都港区(区長:清家 愛、以下「港区」)は、このたび、港区内で働く方々を中心とした健康意識の醸成につながる取組みとして、竹芝地区におけるエリアマネジメント活動を通じて得られた地域の皆さまの健康に関するお悩みに応える「健康応援メニュー」を、共同で企画・提供いたしました。メニューは慶應義塾大学薬学部の学生が考案し、東京ポートシティ竹芝(東京都港区海岸一丁目)に入居するballad the labにて監修のうえ、期間限定で提供いたしました。今後も港区にかかわる方々の課題解決に資する取組みを、産官学が連携のうえ推進していくことをお知らせいたします。




1. 背景・目的
■港区竹芝エリアにおいて、産官学が連携し、区民・ワーカーの健康意識改善に資する取組みを推進
港区では、区民の健康づくりを推進する各種施策に加え、区内で働く方々の健康意識の向上と、誰もが働きやすい環境の創出を目指しております。こうした背景のもと、産・官・学が連携し、日々の暮らしや就労の場から自然に健康を意識できる機会を地域内に増やしていくことが求められています。
本取組みを推進する港区竹芝エリアでは、多様な主体が参画するエリアマネジメント団体やまちづくり組織を中心に、地域の魅力や価値を高める活動が進展しています。東急不動産と港区は2024年3月4日に東京ポートシティ竹芝を起点として、官民連携の取組みを推進することを目的に「連携事業の協創に関する協定」を締結しており、本取組みは、その具体施策の一環として、地域課題の解決に資する「健康を起点とした価値創造」に挑戦するものです。



2. 産官学連携の体制と役割
? 東急不動産
東京ポートシティ竹芝の施設運営者として、
産官学連携の取組みの場を提供。

? 竹芝エリアマネジメント
LINEを通じて施策実施前の健康調査アンケート、
企画の発信、実施後のアンケートを実施。

? 慶應義塾大学薬学部
アンケート結果の分析、ペルソナ設定、文献調査、
専門家ヒアリング、メニュー開発。

? 日東興業
学生考案メニューの監修・提供。

? 港区
産官学の連携強化に向けた諸調整・協力。



3.企画・開発のポイント
慶應義塾大学薬学部では、医療を担う専門家に必要な知識・技能の修得に加え、学生が自ら社会の課題を見いだし、その解決に主体的に取り組む姿勢、すなわちアントレプレナーシップの育成を、教育の重要な柱の一つに位置づけています。薬科学科の1年次科目「早期体験学習(薬科学科)」では、学生が早い段階から地域や社会の現場に触れ、薬学の知見を実社会の課題解決にどのように活かせるかを実践的に学びます。
本講義では、アントレプレナーシップ 教育の一環として、2024年9月に港区職員の健康診断データを分析し、ペルソナ設定、文献調査、専門家へのヒアリングを踏まえてメニューを開発しました。さらに、開発したメニューを港区役所内の食堂で提供し、学びを実社会で実践する機会としました。学生たちは、港区の協力のもと、薬学の知見を地域課題の解決に活かす過程を経験し、実践的な学びと地域社会への貢献を両立する貴重な機会を得ました。
この取組みを更に広げるべく、港区と慶應義塾大学薬学部の連携に加えて、東急不動産と港区が2024年3月に締結した「連携事業の協創に関する協定」に基づき、企業ネットワークの活用や周辺地域の活性化、教育分野での連携創出の観点から、東京ポートシティ竹芝オフィスタワー6階ballad the labにて学生考案メニューを提供いたしました。
なお、今回の取組みを進めるにあたり、竹芝エリアマネジメントが管理・運営しているLINE公式アカウントを通じた健康に関するアンケート(回答者数:1,632件)から、働く世代の「日々の食事で無理なく健康を意識できる選択肢が欲しい」といった声に加え、疲労や肩こり・腰痛に悩む方が多いことが明らかになりました。慶應義塾大学薬学部の学生は、このアンケート結果を分析し、授業で学んだ漢方の考え方をヒントに、食生活から無理なく身体を労わることができる食材として、古くから食卓で親しまれてきた身近な食材である生姜に着目。日々の食事に無理なく取り入れられる形として、生姜を用いたメニューを考案しました。こうした課題に対し、産官学が連携して「おいしさ」と「続けやすさ」を両立したメニューを開発・提供し、健康意識を高める「きっかけ」を地域から創出します。


4.提供メニューの概要
商品名:Ballad フレンチトースト
商品特徴:スパイスが香る自家製アパレイユで仕上げたフレンチトーストに、国産生姜を蒸留して作ったエキスの自家製シロップを合わせ、焼き立てに丁寧に染み込ませました。
今回の主役である国産生姜は、学生が漢方の学びをヒントに選んだ、香り高い国産の食材です。フレンチトーストは系列店の下北沢のEt-THECULTURALCOFFEEHOUSE-でも提供している人気メニューで今回の商材の国産生姜を組み込ませる上で蒸留技術により生姜の香りと風味を最大限活かし、誰もが好きなフレンチトーストという形に落とし込み、新たなメニューとしてアップデートいたしました。

提供期間:2026年3月2日(月)~2026年4月28日(火)
販売価格:750円(税込)
提供場所:東京ポートシティ竹芝オフィスタワー6階 ballad the lab

5.実施結果(提供後アンケート)について
本取組みでは、竹芝エリアマネジメントのアンケートに寄せられた1,632件の声を起点に開発したメニューを期間限定で提供し、働く世代に「就労の場で自然に健康を意識するきっかけ」を届けることができました。また、慶應義塾大学薬学部の学生が、地域の声の分析から薬学的知見に基づくメニュー開発・一般提供までを実現し、実践教育と地域貢献を両立する産学連携の成果として形になりました。
提供期間中に当該メニューをお召し上がりいただいた方を対象に、事後アンケート(回答者数:137件)を実施しました。結果の要点は以下のとおりです。

提供後アンケートでは、利用者の多く(「満足」以上が7割超)から好評をいただき、産官学連携で開発した「健康応援メニュー」が受け入れられることを確認できました。また、食後に「気分がリフレッシュできた」といった前向きな感想を寄せた方も回答者の7割超にのぼりました。今後関心のある健康テーマとしては、上位から順に「腸活」「睡眠の質向上」「疲労回復」が挙がり、働く世代の健康ニーズが具体的に可視化されました。※2026年6月30日時点の結果


6. 今後の展望
アンケート結果や販売実績等を踏まえ、産官学連携の取組みを継続したコラボレーションや目的別のメニュー開発を検討します。
東京ポートシティ竹芝・港区竹芝エリアを起点に、港区内外の企業・大学・自治体との連携を拡大し、働く世代のウェルビーイング向上、地域課題の解決に資する取組みを継続的に推進します。
慶應義塾大学薬学部としては、本取組みで得られた知見を活かし、薬学的なエビデンスに基づく健康づくりの可能性を引き続き探究してまいります。今回の食を通じた取組みを一つの起点として、メニュー開発にとどまらず、区内に在住・在勤される皆さまが日常の中で無理なく健康を意識できる機会づくりや、一人ひとりが自らの健康を主体的に管理するセルフメディケーションの普及に向けて、食にとどまらない幅広い領域で、教育・研究の両面から産官学連携のかたちを模索していきます。


【参考】竹芝エリアマネジメントの活動エリア(赤枠内の 28 万平方メートル)







【東京ポートシティ竹芝について】
2020年9月開業。東京都の「都市再生ステップアップ・プロジェクト」の一つとして、株式会社アルベログランデ※1が事業主体として、国家戦略特別区域計画の特定事業における整備方針に基づいた、高さ約208m、40階建てのオフィスタワーと、高さ約60m、18階建てのレジデンスタワーから成る、総延床面積約20 万平方メートル の事務所、展示場、集会場、店舗、住宅を含む大規模複合再開発。
※1株式会社アルベログランデ:本事業推進のため東急不動産と鹿島建設が設立した事業会社
https://tokyo-portcity-takeshiba.jp/



【慶應義塾および慶應義塾大学薬学部について】
慶應義塾は、小学校から大学・大学院までを擁する総合学塾として、創立者・福澤諭吉の「独立自尊」の精神のもと、教育・研究・医療を通じて社会に貢献しています。慶應義塾大学薬学部は、6年制の「薬学科」と4年制の「薬科学科」を有し、科学的基盤に基づく高い専門性と実践力を備えた薬剤師、研究者、行政・製薬企業等で活躍する人材の育成に取り組んでいます。

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