小学生300名の定員に2800件を超えるご応募!「アンコンシャスバイアス」に気づくと可能性がきっと広がる!ハットニャール博士の研究所2026 in 東京(2026年8月5日開催)【イベントレポート】…

掲載日: 2026年08月31日 /提供:一般アンコンシャスバイアス研究所

東京都と初共催し、保護者や教員を含め約550名のご来場!

 一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所(東京都港区、代表理事 守屋智敬、以下、本研究所)は、東京都と初めて連携し、2026年8月5日に、小学生を対象とした無料イベント「ハットニャール博士の研究所2026 in 東京」を開催しました。
 後援団体、協賛企業、協力企業、ボランティアスタッフの方々の協力のもと運営された当イベントは、2024年夏から3回目の開催で、初めて東京都との共同開催となり、事前申し込みは2800件を超える人気となりました。午前と午後の2部構成で行われ、当日は、全国より283名の小学生(保護者、教員を含めると約550名)が参加し、アンコンシャスバイアスに気づくとびらを通して「ハッ!」となる体験をし、多くの笑顔とともに盛況に終了しました。


参加した子どもたちとの集合写真(午後の部)



<イベント概要>
【名称】ハットニャール博士の研究所2026 in 東京
【日程】2026年8月5日(水)※2部制(午前の部 9:20~12:00/午後の部13:20~16:00)
【会場】日本科学未来館 7階 (〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3番6号)
【対象】小学生
【来場数】小学生:283名、保護者:224名、教員:44名 計551名
※発見コーナーは約470名がご来場
【参加費】無料(完全予約制)
【主催】一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所/東京都
【後援】文部科学省/毎日小学生新聞/朝日小学生新聞/読売KODOMO新聞
【協賛】17団体・個人 ※特別協力4団体、ボランティアスタッフ55名
【公式HP】 https://hatto88.com

■「ハッ!」となる体験の数々が、ものの見方を変えるきっかけに 
 イベントでは、「子どもたちの未来の可能性が広がるきっかけを提供する」という開催趣旨に賛同くださった5つの企業が、アンコンシャスバイアスに気づく“とびら”を提供。「ハッ!」となる体験の数々がきっかけとなり、子どもたちの日常生活にひそむアンコンシャスバイアスに気づき、「どうせ私には無理だ」といった自分に対する思い込みに気づき、「私にもできるかもしれない!」と思えるようになったり、「相手の立場で考えてみよう」という心が育まれる等、ものの見方が変わることをめざしました。
◇博士の部屋 【アンコンシャスバイアス研究所】
…イベントのミッションは「「ハッ!」となるものをさがそう!」

 最初にハットニャール博士が見つけた「ハッ!」となるものをご紹介。「アンコンシャスバイアス」ってなに?を学びます。くじで引いた2つのとびらを回った後は、発見したアンコンをみんなで報告!





◇おかしのとびら 【森永製菓株式会社】
…お菓子をテーマに、ハッとなる体験を提供 

 この日のために特別に作られた2種類の「ハイチュウ」を題材に「ハッ!」となる体験を楽しみました。見た目で味を想像してから実際に食べてみたり、複数の味がするハイチュウは「何の味だと思った?」とグループで話し合いました。「きっとこんな味だ!と思ったことと、実際は違った!」と、見た目による決めつけに潜むアンコンシャスバイアスに気づいたり、人との感じ方の違いに気づく体験を通して、人それぞれの違いを大切にしてほしいということお伝えしました。





◇可能性のとびら 【ミズノ株式会社】 
…スポーツを通して、ハッとなる体験を提供

 エアロケットを二人一組で投げ合ったり、的に向かって投げたりしました。最初はなかなかうまく飛ばなくて「あんなに遠くに投げるのは無理」と思った子も、お友達と教え合ったり、コツを教わったりして、少しずつうまく投げられるようになりました。こうした体験を通じて、「自分には無理だ」と無意識に思いこんでいても、チャレンジしてみたらできるかもしれない、新しい可能性がひらけるかもしれない、ということを感じていただきました。





◇かるたのとびら 【パナソニック インダストリー株式会社】
…アンコンかるたによりハッとなる体験を提供 

 「あたりまえ それはほんとに あたりまえ?」など、アンコンシャスバイアスをテーマにした「かるた」を楽しんだのちに、「自分にもこんなことあるかな?」と、かるたをもとに、話し合う時間を持ちました。
 「日常で経験したことのある場面がいくつもかるたになっていた」「自分も知らないうちに、人を傷つけていることがあるかもしれないと思った」といった感想がよせられるなど、子どもたちがかるたをきっかけに自分自身に想いを馳せ、様々な気づきを得る時間となりました。






◇桃太郎のとびら【山崎博司氏・小畑茜氏(株式会社博報堂)】
…物語を通してハッとなる体験を提供

 「ボクのお父さんは、桃太郎というやつに殺されました」の広告で、2013年度「日本新聞協会/新聞広告クリエーティブコンテスト」最優秀賞を獲得した、山崎博司氏と小畑茜氏による授業。昔ばなし「桃太郎」を題材に、本当に「めでたし、めでたし。」だったのか?等を考えました。
 子どもたちからは、「新しい物語を考えるのが楽しかった」「主人公以外の視点に立ってものを見てみるとの同じように、自分だけでなく友達の立場でも考えてみたい」といった感想が寄せられました。





◇れいとうのとびら【株式会社ニチレイ】
…「冷凍」のひみつをテーマにハッとなる体験を提供

 電子レンジにかけるとものはどうなる?今川焼で「ものがあたたまる」ことを確かめ、おいしくいただいた後は、氷をレンジにかけるとどうなるかを予想しました。多くの子どもたちにとっては思わぬ結果となり、冷凍の不思議に「ハットニャール!」。
 アンコンシャスバイアスに気づくと、新しい発見があるかもしれないことや、こうした発見が新商品の開発につながることを「氷博士」から教えてもらいました。





■過去のイベント参加者による研究発表
 過去にハットニャール博士の研究所に参加した4人から、イベント後の変化を発表いただきました。

テーマ:リーダーは6年生じゃないといけないの?
午前1.:大脇怜佳さん(参加当時小学4年生)
 伶佳さんは昨年このイベントに参加して初めて「アンコンシャスバイアス」という言葉を知りました。チアダンスで4~6年生のチームで活動している中で、リーダー決めの際、「6年生の誰かがやるんだろうな」と思っていた中、先生の「リーダーは6年生じゃないといけないの?」という言葉にハッ!とした経験を伝えてくれました。このアンコンに気づいたことをきっかけに、自分の可能性を自分でおさえていたのかも、可能性を広げたい、と感じたそうです。




午前2.:稲次杏さん(参加当時小学3年生)
 杏さんは、運動に苦手意識があり、水泳を始めたもののバタフライがどうしてもできず、「もう私はきっと無理なんだ」と思っている中で、2年前にイベントに参加してアンコンを知ったそうです。
 アンコンに気づいて、諦めず挑戦し続けたら、バタフライも個人メドレーもできるようになりました。10歳になるとダイビングのライセンスが取れることを知り、周りに無理では?と言われても、「自分ならできる!」と挑戦し、頑張った経験を話してくれました。
 



テーマ:アンコンシャスバイアスに気づいて叶えられた夢


テーマ:可能性は広がる
午後1.:宮田悠吾さん(参加当時小学4年生)
 悠吾さんは、ずっと勉強が嫌いだったそうです。昨年イベントに参加して、分からない問題があったときに、「自分にはできない」「無理だ」というのはアンコンだったと気づきました。その後は、「これはアンコンだ」と考えるようになり、心の中が整理されて、前まで分からなかった問題も、落ち着いて取り組むことで、少しずつ分かるようになってきて、勉強が楽しくなってきたそうです。世界一の投資家になるという夢に向かって頑張りたいと話してくれました。




午後2.:宮田杏菜さん(参加当時小学6年生)
 杏菜さんは、イベントへの参加をきっかけに、諦めかけていたアナウンサーになるという夢をもう一度追いかけることを決めました。
 人見知りで、人前で堂々と話すことが苦手だから、自分にはできるわけがないと思っていたところ、イベントで「普通は誰にも決められない。人それぞれだから」と気づき、自分なりの努力を続けていこうと思えたそうです。
 無理だと思っている夢は努力次第では届くかもしれない、と会場の小学生に呼びかけてくれました。



テーマ:わたしの人生もっと広く高く

■保護者・教員向けセミナーを初開催 

代表理事 守屋智敬

小学校教諭 浜屋陽子氏

 今年度は、付き添いの保護者や教員を対象としたセミナーを初めて実施しました。代表理事の守屋による講演では、東京都が実施した調査で、「男の子だから」「女の子だから」と言われた経験のある小学生がいることにも触れながら、大人の何気ない言葉や行動が、子どもたちの意識や可能性に影響を与えることが伝えられました。
 また、アンコンシャスバイアス授業を実践している東京都内の私立小学校教諭からは、授業を通じた児童の変化や、保護者・教員の気づきにつながった事例が紹介されました。
 プログラム中には、保護者・教員同士がアンコンについて考えたり、日頃の子どもへの声かけや関わり方を振り返ったりする意見交換の時間も設けられました。
<参加した保護者・教員の声>
■子どもに対する自分のアンコンに気づいた
・姉妹の娘に対して、お姉ちゃんはできて当たり前、妹はできなくて当たり前というアンコンがあったなと反省しました。
・私自身、アンコンがいろいろとあったなと気がつきました。「私がやった方が早い」「この子は苦手だよな...」と先回りしてしまうことがありました。子どもなりの考えもあったかもしれないし、相手の気持ちも考えないと、と思いました。






■子どものありのままを大切にしようと思った
・つい子どもに対して、「こういう子が良い子」という勝手な理想像を持っているように思いました。子どもの個性を素直に受けとめたいと思います。
・大人が自らのアンコンに気がつかず、子どもに押しつけていることが多いのではと思った。フラットな目線を持っている子ども目線も大切にしたいと思った。

■自分に対するアンコンに気づいた
・隣の方と話す中で、自分が、「母親だから・・」と何回も言っていたと気づきました。
・今回、アンコンシャスバイアスという言葉を知らずに参加しました。終わった時には、意識がガラリと変わりました。子どもにはもちろん、自分自身の可能性も、まだまだこれから!と頑張れそうです。
・アンコンに気付き、日常の中の考え方や見方を変えるだけで、人生をも変えてしまう事がありますね!これから人生の長い子どもももちろん、自分自身も、まだまだ「できない」を取っ払ってみたいと思いました!
■アンコン発見コーナー・アンコンかるた投票  





 ロビーでは、イベント参加者だけでなく、日本科学未来館にご来館された方にもハットニャール博士の研究所を体験いただける「アンコン発見コーナー」をご用意。研究員が提供するアンコン発見コーナーで、アンコンシャスバイアスについてお伝えするとともに、「自由研究」の作品展示をご覧いただきました。
 小・中学生がつくったアンコンかるた12作品の中から、いちばん心に残ったかるたを選んでいただく「アンコンかるた投票」では、お子様から大人の方まで、約470人の方に投票いただきました。最も多くの方が選んだのは、「えらぶ色 決めつけないで 自由だよ」のかるた。「好きな色を言ったら笑われたことがある」「決めつけられたらいやな気持ちになる」「それぞれの個性だから決めつけなくていい」等が、その理由でした。




サキさんの作品(15才・福島県)

アンコンかるた特設サイト
小・中学生がつくったアンコンかるた105作品を公開中

■参加者の声と今後の展望
<子どもたちの声>
自分の可能性を信じて、チャレンジしてみたいという感想が多く見られました。また、小学生からいただいた全感想のうち98.9%が、「ほかの小学生にこのイベントをおすすめしたい」と回答してくれました。

■新たな視点に気づいた
・自分から見て思ったことと、相手の思っていることは、必ず一緒とはかぎらないと気づけた。
・話し合いで、他の人の意見を聞き、「そういう考えもあるのか」と思った。
■自分に対するアンコンに気づいた
・「自分はだめだ」という考えを「これはぼくのアンコンかも」と思って、心を整理できそう。
・自分は発表などが苦手で学級委員むりだと決めつけていました。でもそれはアンコンだと気づけてうれしいです。
■チャレンジしてみようと思った
・これからはできないじゃなく、一度やってみることを大切にしたいと思った。
・自分は昔から「ぼくだからできない」と諦めてばかりいたが、これからは自信を持ってチャレンジしてみようと思った。人生を変えてみたい。
・アンコンは自分の可能性を小さくしてしまうのだと気づき、夢に向かって今から一歩近づく努力をしていきたい!
■その他
・お友だちの好きなものにあわせないと、と思っていたけど、アンコンに気づいて、自分の意見も言おうと思った。

<保護者の声>
保護者の皆さまからは、イベントでの子どもの姿にハッとしたという感想が寄せられました。

・イベントに参加している子どもを見て普段子どもの性格を決めつけていたなと自身のアンコンに気づきました。
・はじめましてのお友だちの中でも楽しそうに取りくむ姿を見て安心しました。「おかし」のとびらに行きたがっていたので、がっかりしたりふきげんになるかなと思っていたのは私のアンコンでした。
・人とコミュニケーションを取る事が苦手な娘...1つ目のトビラでダウンしそう、と思ってしまいました。やりとげた娘にバンザイ!



 今回、抽選による参加だったこともあり、多くの子どもたちが初めて出会う小学生と話をすることになりましたが、「最初は緊張したけど、新しい友達と話ができてよかった」「普段触れられない意見に触れることができた」といった感想が見られました。また、そうした環境の中、保護者の方がこれまで気づかなかった子どもの一面を見ることができたという感想からも、学校ではなかなか経験できない場を提供できることは、こうしたイベントの意義だと感じます。
 
 また、保護者や教員の皆様にも、積極的な学びの場を提供できたことで、「親子で同じことを学び共有できたことが何よりの貴重な時間だった。帰宅後も家族で話せるのが楽しみ」といった感想もいただきました。日常的に関わりのある保護者や教員の皆様が子どもたちと共に学ぶことで、新たな関わりが生まれ、子どもたちのありのままを受け止めたり、新たな行動の変化を前向きに認められたりするようになるなど、子どもたちの未来の可能性を大きく広げることにつながっていくのではと思います。

 2800件を超えるご応募からは、アンコンシャスバイアスに対する関心の高さがうかがえ、より多くの子どもたちにアンコンシャスバイアスに気づこうとすることの大切さを伝えていく方策を講じていく必要があると感じます。 引き続き、小・中学校での授業提供や教員研修・保護者講演等を実施するとともに、東京以外の自治体においてもイベント開催の輪を広げていきたい考えです。

 この秋には、富山県での開催を予定しています。

 また、先日発売した教員向け書籍「子どもの可能性が広がる!アンコンシャス・バイアスに気づくワークブック」を通じた授業実践を行っていただくためのワークショップを開催するなど、全国の学校・家庭を通じて子どもたちに届ける取組を進めていきたいと思います。
<書籍概要>
子どもの可能性が広がる!
アンコンシャス・バイアスに気づくワークブック
著者:太田博子
(一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所 理事)
イラスト:とかさち
出版社:東洋館出版社

★4コマ漫画×ワークで、子どもが主体的に学ぶ
学校や日常の身近な場面を4コマ漫画で紹介し、ワークを通して「これってアンコンかも?」を考えます。小学生が自分で読めるよう、4コマ漫画には総ルビを付けています。







書籍特設サイト
詳細はこちらをご確認ください


【参考情報】「アンコンシャスバイアス」とは?
私たちは、何かを見たり、聞いたりしたときに、「無意識に“こうだ”と思い込むこと」があります。これを、アンコンシャスバイアス(unconscious bias)といいます。日本語では、「無意識の思い込み」等とも表現されています。アンコンシャスバイアスは、「相手」に対するものもあれば、「モノ」に対してや、「自分自身」に対するものもあり、誰にでもありうるものです。アンコンシャスバイアスに気づくことにより、相手に対するものの見方がかわったり、他の選択肢を考えてみようと思えたり、新たなアイデアがうまれたり、一歩踏み出す勇気がもてる等、様々な変化が期待される概念です。
アンコンシャスバイアスについて、くわしくはこちらより

【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所(担当:太田・坂本)

▼問合せフォーム
https://www.unconsciousbias-lab.org/contact/
▼イベント「ハットニャール博士の研究所」公式サイト
https://hatto88.com/
▼アンコンシャスバイアス研究所の公式サイト
https://www.unconsciousbias-lab.org/

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