地域で繋ぐ食農福連携 色づく前の唐辛子にも、光をあてる。 山形の食文化を起点にした緑色の唐辛子も生かす「汁なし冷やし担々麺」誕生

掲載日: 2026年08月04日 /提供:皿谷食堂

地域資源の有効活用とフードロス削減の実践


「個性を活かす」就労支援事業の理念を体現した一杯

有限会社皿谷食堂(山形県寒河江市、代表取締役 皿谷一巳)は、地域に根ざした飲食店としての発信力と販売力を生かし、8月3日より、就労支援事業による農業参加と、地域産品の加工・商品化に取り組みます。市場に出回らない規格外の食材、そして農業に携わる一人ひとりの働きを、飲食店としての発信力で消費者のもとへ届ける。皿谷食堂は、「食」「農業」「福祉」の三つを繋ぐ、食農福連携という挑戦をはじめます。
地域の支援活動を支援だけで終わらせるのではなく、一皿の商品として消費者に届けること。それによって地域に人と資源の新しい流れを生み出し、地域と社会の繋がりを強めていくことが、この取り組みが目指す姿です。
【地域の付加価値を向上させる取り組みとして】
山形には、地域の食堂文化の中で育まれてきた独自の食文化があります。その価値を商品として売るだけでなく、地域の財産として次の世代へ繋いでいきたいと考えています。今回の取り組みでは、就労支援事業と飲食業がそれぞれ別々に活動するのではなく、農業、加工、商品化、販売、情報発信まで、地域の中で力を合わせて進めています。
その代表的な取り組みの一つが、株式会社カイセイと連携した「汁なし冷やし担々麺」です。カイセイは、障がいのある方が働きながら力をつけていく「就労支援A型事業所」として、唐辛子の生産から加工、販売までを一貫して手がけ、「さがえ唐辛子」というブランドを育ててきました。皿谷食堂では、この地域の食材を実際のメニューに生かすことで、就労支援の現場で積み重ねられてきた一つひとつの作業が、消費者に届く一杯へと形を変える流れをつくっています。
本商品で使うのは、真っ赤に熟した唐辛子だけではありません。十分に色づく前の、緑色の唐辛子もたっぷりと使っています。見た目だけで食材の価値を決めず、緑色ならではの爽やかな風味や個性を生かすこと。それは、地域の食材を無駄にしないという実践であると同時に、一人ひとりの個性を大切にする障がい福祉の理念を、味という形で伝えることでもあります。地域で育った素材を、地域の現場で商品にし、消費者のもとへ届ける。この一連の流れをつくることこそ、地域包括支援の新しい形だと、私たちは考えています。
「汁なし冷やし担々麺」は、さがえ唐辛子の個性を存分に生かし、程よい酸味と醤油の旨味が効いた甘酸っぱいごまベースのタレに、山形牛のひき肉をたっぷり使った肉味噌を合わせた一杯です。辛さだけでなく、食材そのものの個性や、その背景にある人の営みまで感じていただけるように仕立てました。単なる新メニューではなく、地域の課題に事業として向き合う、そんな食農福連携の実例の一つになることを願っています。
今後は、地域の生産者、就労支援事業者、食に関わる事業者との連携をさらに深め、農業支援、販路づくり、お客様への発信を一体で進めてまいります。食を通じた地域のストーリーとしての魅力を地域全体の力として発信していくこと。それが、今回の取り組みが目指す先にあるものです。
今後の活動計画
1.短期展開(1~2年以内)
就労支援事業による農業参加、地域産品の加工・商品化、飲食店での提供までをつなぐ取り組みとして、地域の中で生まれる雇用や新しい商品開発を、目に見える形で発信していきます。また、素材の個性を生かした商品づくりを通じて、地域の食材を無駄にしないこと、そして弊社の急速冷凍技術を生かしたフードロス削減への理解を広げながら、県内外での販路開拓に取り組んでいきます。
2.中長期展開(3~5年)
皿谷食堂だけで完結させるのではなく、全国の生産者、就労支援事業者、食に関わる事業者との連携を深め、地域経済が回り、地域を支える一つのモデルへと育てていきます。食を中心に人が繋がる場をつくり、地域の魅力そのものを資源として発信していきます。
3.取材受け入れの基本方針
本取り組みでは、商品そのものだけを紹介するのではなく、就労支援、農業、商品開発、調理、提供までの一つ一つの流れに込められた想いがどう連携しているのかを大切にしています。取材の際には、地域の課題が日々の暮らしとどのように繋がっているのかを、現場に根ざした形でお伝えしてまいります。

一杯一杯に想いとエネルギーを込めて

代表コメント
有限会社皿谷食堂 代表取締役 皿谷一巳
「100年を超えて受け継がれてきた山形の食文化は、商品として届けるだけでなく、地域の皆様と一緒に育てた資産として、地域の元気に繋げていくことが大切だと考えています。就労支援事業者、生産者、食に関わる事業者の皆様と力を合わせ、地域の中で生まれる価値を消費者に届く形にしていくことが、私たち飲食に携わる者の役割だと思っています。今回の取り組みを通じて、地域の食材を無駄なく生かし、フードロス削減を含む課題に地域の連携で向き合っていきます。」

商品概要
「汁なし冷やし担々麺」は、皿谷食堂と株式会社カイセイが連携して生まれた商品です。さがえ唐辛子を使い、赤い唐辛子だけでなく、十分に色づく前の緑色の唐辛子もたっぷり活用しています。程よい酸味と醤油の旨味がある甘酸っぱいごまベースのタレと、山形牛のひき肉をたっぷり使った肉みそを組み合わせ、唐辛子の辛さだけでなく、個性や食材の魅力まで楽しめる一杯に仕上げています。

取材でご覧いただける内容
・就労支援による農業参加と地域資源に向き合う現場
・緑色と赤色の唐辛子を生かした商品づくりの考え方
・厨房での調理、盛り付け、提供の様子
・地域課題と日々の暮らしがつながる実践としての食農福連携

本件に関するお問い合わせ先
有限会社皿谷食堂
所在地:〒991-0031 山形県寒河江市本町二丁目6番54号
代表取締役:皿谷一巳
電話:0237-84-2188 メール:sarayashokudou@gmail.com
HP:https://www.saraya-shokudo.jp/

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