1.認定の背景
施設園芸における灌水管理は、収量・品質・安定生産を左右する一方、土壌や培地内部の水分状態を正確に把握することは難しく、生産者の経験や勘に頼らざるを得ない場面が少なくありませんでした。とりわけロックウールやヤシガラなど空隙の多い培地や、施肥に伴うEC(電気伝導度)変動が生じる環境下では、従来型の土壌水分センサーでは長期にわたる安定測定が困難という課題がありました。当社は、株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)が長年培ってきた通信・IoT技術と、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(以下、ソニー)のRF・センシング技術を融合し、独自方式(空間周波数領域透過法、SFDT)による土壌水分センサー、および測定結果を可視化し灌水判断を最適化・自動化する灌水ナビゲーション技術の開発を進めており、今回、その取り組みに関する開発供給実施計画が、「農業において特に必要性が高いと認められるスマート農業技術等」の開発と供給を一体的に行う事業として、農林水産省の認定を受けました。
2.認定計画の概要
・計画名称:新方式の土壌水分センサー等を用いて灌水判断を最適化・自動化するシステム・認定日:2026年6月30日
・計画実施期間:5年間
・技術概要:土壌中の空隙やECの影響を受けずに長期間安定した土壌水分測定が可能な新方式センサー(SFDT)と、測定結果をスマートフォン等で可視化し灌水制御装置に信号を送る灌水ナビゲーション技術の開発・供給
・生産性向上効果:「農作業共通」区分における「衛星やドローン等を用いた農産物の生育、土壌及び病害虫等のセンシングの結果等に連動した農作業の省力化又は高度化に係る技術」として、労働時間20%削減に資する技術

出典:農林水産省「『農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律』に基づく開発供給実施計画の認定状況について」(2026年6月30日公表)https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/houritsu/attach/pdf/kaihatsu_keikaku_ninntei_jyoukyou-72.pdf
今回の認定により、今後の製品化・供給体制構築を一段と加速してまいります。
3.今後の展開
当社は2026年7月15日~17日開催の「施設園芸・植物工場展2026(GPEC)」において、本技術に基づく土壌水分センサー試作機を初公開したばかりであり、来春の製品化に向けて開発を加速しています。今回の認定取得を弾みに、プロフェッショナル生産者「匠」の栽培現場における実証を継続し、施設園芸の水管理の省力化・高度化に貢献してまいります。株式会社センシフィアについて
株式会社センシフィアは、IIJが培ってきた通信・IoT技術と、ソニーのRF・センシング技術を融合し、独自方式の土壌センシング技術を活用した農業支援サービスの開発・提供に取り組んでおります。
ブランドメッセージ「Sensing the Earth, Growing Tomorrow.」のもと、生産者・販売パートナーの皆様との共創を通じて、持続可能な農業の実現を目指してまいります。
会社概要

報道関係お問い合わせ先
株式会社センシフィア
問い合わせ窓口:info@sensiphia.com
Web:https://www.sensiphia.com/
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