【OIST監修「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」活動報告】 クマノミの海の「家」、繁殖イソギンチャクの定着に成功

掲載日: 2026年07月31日 /提供:ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄

~新たに沖縄美ら海水族館の技術支援を受け、沖縄の海に命のサイクルを取り戻す~


画像提供:国営沖縄記念公園(海洋博公園)・沖縄美ら海水族館

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄(所在地:沖縄県恩納村)は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)監修のもと「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」に取り組んでいます。このたび、新たに沖縄美ら海水族館の協力を得て、クマノミと同じく自然下での生息数が減少傾向にあるハタゴイソギンチャクの飼育下繁殖個体を瀬良垣島周辺の自然海域へ放流し、その定着に成功したことをお知らせします。

2026年3月21日(土)、小学生を無料でご招待した春休み企画のSDGsイベント実施後、沖縄美ら海水族館で繁殖したハタゴイソギンチャク(以降、イソギンチャク)をカクレクマノミのペア(以降、クマノミ)と一緒に海へ送り出しました。その後、ホテルのマリン&アクティビティスタッフが可能な限り日々海に潜り、観察を積み重ねた結果、1ペアのイソギンチャクとクマノミが自然海域で継続して生息していることを確認しました。

6月以降は、そのイソギンチャクやクマノミが海の中で自然繁殖する時期に突入しています。繁殖した「家」であるイソギンチャクが海に根付き、クマノミがその場で命をつないでいくというプロジェクトが実際の海で動き始めました。
◆第一の節目:放流から約1か月、繁殖イソギンチャクの定着を確認 まず、沖縄美ら海水族館で飼育下繁殖したイソギンチャクを、OISTの施設で生まれ育ったクマノミに自身の「家」として覚えさせました。その後、クマノミとイソギンチャクをペアにして瀬良垣島周辺の海に放流。その翌日、2ペアのうち1ペアのクマノミの姿が見えなくなりましたが、もう1ペアは同じイソギンチャクのそばを離れず、約2週間ほど暮らし続けていることを確認。人工で産まれ育ち、クマノミにとって生まれて初めて大海原に放たれ、「そのまま海の中で住み続けられた」というのが、プロジェクト最初の大きな節目です。





◆第二の節目:イソギンチャクの自然繁殖とクマノミの産卵を期待 海に放たれた直後の稚魚は、敵から身を守る術がありません。クマノミ単体で放流すると、生き残ることが難しいのが長年の課題であった為、現段階のプロジェクトフェーズでは、クマノミの「家」であるイソギンチャクごと一緒に海へ送り出す方法を採用しています。住み慣れた家があれば、クマノミは落ち着いて海に定着できるからです。残念ながら、放流後に残った1ペアのクマノミも住処にしていたイソギンチャクから姿を消してしまいましたが、生まれて初めて大海原に飛び出した為、周辺海域の探検をしたり、また戻ってくる可能性は大いにあり得ます。その為、6月中旬以降には新たなイソギンチャクとクマノミのペアの追加放流を計画しておりました。





その後、沖縄地方に台風が到来し、ダイビングによる現況調査や追加放流を延期せざるを得ない状況ではありましたが、7月中旬には放流したイソギンチャクの状況確認と、新たなイソギンチャクとクマノミのペアの追加放流を実施。残念ながら、初回放流のイソギンチャクにはクマノミの姿を確認することは叶いませんでした。一方で繁殖イソギンチャクにはイソギンチャクモエビが共生する様子が確認でき、放流後も良好な健康状態を維持し、自然環境に馴染んできております。





今回の調査ではイソギンチャクの自然繁殖(放卵・放精)の時期とずれている為、次の最適な時期に向けて、瀬良垣島周辺海域に生息するイソギンチャクの性別判別調査も続行し、ホテル周辺海域でのイソギンチャクの自然繁殖(放卵・放精)と、今回放流したクマノミの産卵を期待しています。今後、この2つの現象が確認できれば、瀬良垣島周辺海域がイソギンチャク、クマノミにとって暮らしやすい環境であることを示し、「繁殖した家を海に根付かせ、クマノミがその場で命をつなぐ」というプロジェクトが目指してきた姿の実現の可能性を示しています。





◆沖縄美ら海水族館との連携について 沖縄美ら海水族館は、イソギンチャクの繁殖から放流の方法の設計まで、このプロジェクトの専門的な柱を担っています。放流後も、ホテルのマリン&アクティビティスタッフが可能な限り日々海に潜って定点動画を撮影し、その映像を同館に送ることで水族館の専門家が状態を確認・評価する仕組みを継続しています。

このプロジェクトで得られた知見や取り組みの背景は、通年でご提供している宿泊ゲスト向けの自然学習プログラムにも活かされています。

沖縄美ら海水族館やOISTとのパートナーシップをさらに深めながら、科学と観光が連携したサステナブルなリゾート体験を提供してまいります。あわせて、「元気な海」を守る取り組みも継続してまいります。




沖縄美ら海水族館・OIST・ハイアット、3者共同による、イソギンチャク移設作業・観察

自然学習プログラム「クマノミと瀬良垣島の海を学ぼう」について 自然学習プログラム「クマノミと瀬良垣島の海を学ぼう」は、宿泊ゲスト向けに通年提供しています。

クマノミの保護・育成背景やOIST海洋気候変動ユニットの研究内容、SDGs目標「海の豊かさを守ろう」をテーマにしたレクチャーとシュノーケリング体験を組み合わせた75分のプログラムで、初心者の方や子どもから大人まで安心してご参加いただけます。

本プログラムの売上の一部は、将来のクマノミ育成活動へと還元されます。

所要時間:75分
定員:1~8名
料金:子供(6-11歳)8,000円/大人(12歳~)10,000円 ※表示料金は、税込・サービス料15%別
問い合わせ: 瀬良垣島マリン&アクティビティクラブ直通電話(098-960-4287)または、seragaki.wellness@hyatt.com





■沖縄科学技術大学院大学(OIST)と海洋気候変動ユニットについて
本プロジェクトは、OISTのティモシー・ラバシ教授率いる海洋気候変動ユニットから、科学的知見および技術的支援を受けて行います。OISTは、「世界の科学技術の発展に寄与すること」に加え、「沖縄の自立的発展に貢献すること」をミッションとしています。恩納村内にメインキャンパスを構えるOISTは、瀬良垣区内に「OIST マリン・サイエンス・ステーション」という臨海研究施設を持ち、海洋に関わる様々な実験・研究を行っています。海洋気候変動ユニットは、マリン・サイエンス・ステーションの水槽内でクマノミなどを飼育し、海水温や二酸化炭素濃度などの環境の変化に対する海洋生物の適応性、順応性を研究対象の一つとしています。







<ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄>
ホテルが位置する恩納村は沖縄県でも有数の素晴らしいリゾートエリアの一つであり、新しい冒険が詰まっています。世界自然遺産に登録されているやんばるへのアクセスも容易で、多くの自然や地元の文化体験が楽しめます。ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄は、沖縄本島屈指のリゾートである恩納村の美しい海に囲まれた瀬良垣島と、沖縄本島が一本の橋で繋がりひとつのリゾートを構成する、ユニークなロケーションを特徴としたリゾートホテルで「元気になるホテル」として、身体と心に元気が満たされるリゾート体験を提供し続け、今後も魅力あるデスティネーションリゾートとして沖縄観光に貢献してまいります。





ハイアット リージェンシーについて
ハイアット リージェンシーは、世界40カ国以上で230軒以上のホテルとリゾートを展開するグローバルコレクションです。広大なリゾートから都会のシティセンターまで、多様なポートフォリオの深さと幅広さはブランドの進化を重んじる精神の証。50年以上にわたり、ハイアット リージェンシーは斬新な視点と豊かな体験を推進してきました。その先進的な哲学は、人々を結び付け、コミュニティーの精神を育む魅力的な空間をお客様に提供しています。ホスピタリティーの原点として、ハイアット リージェンシーのホテルやリゾートは、常にオープンマインドとオープンハートでお客様をお迎えし、忘れられないセレブレーション、くつろぎのひととき、卓越した美食体験、専門スタッフによるミーティングやテクノロジーを駆使したコラボレーションをお届けします。ハイアット リージェンシーは、洞察力に富んだケアを誇りに、世代を超えてあらゆる国と文化の人々を歓迎します。詳しくはhyattregency.com をご覧ください。FacebookXInstagramで、@HyattRegencyをフォローしてください。ハッシュタグ「#HyattRegency」を付けた写真の投稿もお待ちしています。

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